『杉並区立和田中学校が、大手進学塾と提携して試験的に実施している有料の受験対策授業「夜スペ」をめぐり、同区の住民49人が24日、「夜スペ」は公共施設の目的外使用」などとして、区などに4月からの正式実施の中止を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
申立人には、和田中の保護者は含まれていない。申立人らは、夜スペが大手進学塾1社と契約を結んでいることから、公共施設が一部企業の営利目的で使用されることになり、違法行為に当たると主張している』(3月24日産経新聞より)
この49人の方々の目的が、「公共施設の目的外使用」を止めさせたいという順法精神あふれる動機のためと考える人はまずいないでしょう。夜スペを中止させるのが目的と考えてよいと思いますが、それにしても手間ひまをかけての行動を考えると、大変教育に熱心な方々と思われます。
それほど教育にご関心がおありなら、この中学校が始めた新しい試みの成果が出るまで見守っては如何でしょう。試みの結果が気に入らなければ、それから中止を求めても遅くはないと思います。また49人の申立人には、和田中の保護者は含まれていないということなので、直接の利害関係者ではなく、外部からの余計なおせっかいという気もします。
「夜スペ」を受けている生徒達の様子をテレビが伝えていましたが、「授業が面白い」という感想が多かったように思います。これは私の予備校での経験と一致します。予備校の講師は生徒を惹きつけることができなけば地位を失うという緊張感が常にあるわけです。まあ民間企業なら普通のことですけど。
学校が塾と交流することによって、学校にもよい影響が出るかもしれません。やってみなければわかりませんが、悪ければやめればよいことです。教育は理論が確立した分野ではないので、結果の評価しながら試行錯誤を繰り返しことが必要です。49人方々の行動は試行を拒否し、全国学力テストに反対する方々は教育成果の評価に反対します。
あたりまえのことですが、教育はあくまで生徒達のためのものです。教育の試みさえ否定する態度は、生徒達の利益を第一に考えたものとは思えません。反対にはいろいろと理由はあるでしょうが、生徒達の利益を軽視してはならないと思います。
申立人は「夜スペ」の中止を求める理由を「公共施設の目的外使用」としていますが、「教育の機会均等が失われる」などと、なぜ正面から挑まないのでしょう。法的な争いでは、勝つためには手段を選ばす、が常態であることは知っていますが、恐らくは大義をかざしたであろう申立人の行動に、このような側面攻撃はいささか姑息な印象があります。
東京都教委は学力向上という公共の利益を優先して、「夜スペ」を認めました。東京地裁が公共の利益を優先するか、それとも重箱の隅をつつくようにして違法箇所を優先するか、結果に注目しています。
もし裁判所が「公共施設の目的外使用」は違法と認めれば、すべての公共施設内の自動販売機や売店も撤去されて不便になりはしないかと素人ながら気になります。
申立人には、和田中の保護者は含まれていない。申立人らは、夜スペが大手進学塾1社と契約を結んでいることから、公共施設が一部企業の営利目的で使用されることになり、違法行為に当たると主張している』(3月24日産経新聞より)
この49人の方々の目的が、「公共施設の目的外使用」を止めさせたいという順法精神あふれる動機のためと考える人はまずいないでしょう。夜スペを中止させるのが目的と考えてよいと思いますが、それにしても手間ひまをかけての行動を考えると、大変教育に熱心な方々と思われます。
それほど教育にご関心がおありなら、この中学校が始めた新しい試みの成果が出るまで見守っては如何でしょう。試みの結果が気に入らなければ、それから中止を求めても遅くはないと思います。また49人の申立人には、和田中の保護者は含まれていないということなので、直接の利害関係者ではなく、外部からの余計なおせっかいという気もします。
「夜スペ」を受けている生徒達の様子をテレビが伝えていましたが、「授業が面白い」という感想が多かったように思います。これは私の予備校での経験と一致します。予備校の講師は生徒を惹きつけることができなけば地位を失うという緊張感が常にあるわけです。まあ民間企業なら普通のことですけど。
学校が塾と交流することによって、学校にもよい影響が出るかもしれません。やってみなければわかりませんが、悪ければやめればよいことです。教育は理論が確立した分野ではないので、結果の評価しながら試行錯誤を繰り返しことが必要です。49人方々の行動は試行を拒否し、全国学力テストに反対する方々は教育成果の評価に反対します。
あたりまえのことですが、教育はあくまで生徒達のためのものです。教育の試みさえ否定する態度は、生徒達の利益を第一に考えたものとは思えません。反対にはいろいろと理由はあるでしょうが、生徒達の利益を軽視してはならないと思います。
申立人は「夜スペ」の中止を求める理由を「公共施設の目的外使用」としていますが、「教育の機会均等が失われる」などと、なぜ正面から挑まないのでしょう。法的な争いでは、勝つためには手段を選ばす、が常態であることは知っていますが、恐らくは大義をかざしたであろう申立人の行動に、このような側面攻撃はいささか姑息な印象があります。
東京都教委は学力向上という公共の利益を優先して、「夜スペ」を認めました。東京地裁が公共の利益を優先するか、それとも重箱の隅をつつくようにして違法箇所を優先するか、結果に注目しています。
もし裁判所が「公共施設の目的外使用」は違法と認めれば、すべての公共施設内の自動販売機や売店も撤去されて不便になりはしないかと素人ながら気になります。
藤原校長の話を読むとここまでの苦労が並大抵でなかったことが伺えます。
せっかくの試みが教育以外の理由で潰されてはならないと思います。要は教育のためになるかということでしょうね。
ただ生徒がとられるのは彼らにとっては、死活問題かもしれませんね。
もしこの試みがうまくいけば、区や都も積極的に他の学校にも取り組み、他の進学塾にも参入できるようにすれば、機会も均等になりいいことじゃないでしょうかね。
潰すのは簡単ですが、この試みを始めるのは、結構大変だったんじゃないでしょうか?
いいほうに向かってくれたら良いですが、何かとこういう機会均等などの問題は、文句を言った者勝ちになることが多いので心配です。