Everyone is Santa Clause(だれでもサンタ)

日本人1人でインド人1人を救うプロジェクトを企画中。1人百円の贈り物。来るクリスマスに、貴方もサンタになってみませんか?

写真について

2012年09月05日 | ご挨拶

大学時代、講堂で開かれたOBのアナウンサーによる講演会で、以下のような内容の話を聞きました。
『いつものように早朝の天気予報を伝えようとして困ったことがあります。
東と西で空の模様がまったく違ったのです。
視聴者は、
東を背景に撮影すれば、今日は雨模様と考え傘を用意するかもしれない。
西を背景に撮影すれば、今日は暑くて半袖で外出するかもしれない。

結局、360度ぐるっと空を映しながら放送したけれど、
皆さん、テレビを信用しないでください』




ブログ掲載の写真はほぼすべて素人が携帯で撮影したものです(加工は一切していません)。
携帯画面から覗いた景色は、小さく四角く切り取られて画質に限界があるだけでなく、
実際の目で見るのとまったく違います。
素人だからという理由もありますが、
いつも撮ってから、こんなものとっておいてもしかたがないなと思う。
アップした風景写真を見ていると、それなりに見えたりもしますが、
フィルターを通さずに眺めていたときの感動とは比べものにならないなと。

しかも写真を撮っているのが、もったいなく感じられてしまう。
その時間、生でリアルな景色、無限に広がるスクリーンに両手を伸ばして、
解放感を感じることができなくなるから。

だから、心から感動して浸りきっている瞬間は、写真に収めてなかったりします。


写真を眺めてその世界を味わうのは効率的ですが、
それでその世界を知った気にならないようにご注意を。
それはあくまでも、シャッターを切った人のフィルターを通した世界です。

外国の風景に限らず、近所の公園などでも、実際に目で見て肌で感じてご堪能ください。
写真掲載者の責任として、一応の断り書きでした。