見出し画像

a green hand

Dosimeterを巡り

夫の誕生日に線量計をプレゼントすると決めた私は、即ブログにその事を載せた。
すると娘がそれを読み、お父さんへのプレゼントに私も15,000円までなら協力しますと
メールをくれた。

それで夫に、そういう事を言ってるよと話すと、「いいから俺も半分出そうと思ってるから・・」
の返事。

線量計が届いた。
銀行に行ってくるからというので、あれま、随分と律儀なと思っていた。

しばらくして帰ると、夫は家計費のためのお金を財布に入れている。
その後、なんの音沙汰もなく、堪りかねた私は、その事を話すと、「うそ~」と驚いている。

驚いたのは私、そうかあの時は夜も遅くなり、結構お酒が入ってたかと思い、その前後の
あたりから記憶が呼び戻せるように懇切丁寧に話した。

するとうっすらと思い出してきたらしく、ニヤニヤして「2万円にまけて」と。
もともと私が全額負担するわけのプレゼントなので、夫がそんなことを言い出すから私の
金銭欲が急に目覚めただけのこと。

いいよというと、渋々「負担金のある誕生プレゼントは初めてだ」とのユニークな感想を添えた
2万円を私は受け取った。

「これ、俺んだよな」と線量計をさし、強調して言う。

であるから、私が使いたい時には伺いを立てなければならない。

心底意地悪い夫ではないので、言えば快く貸してくれる。

家の周りを測ったり、家の中を測ったり、車で移動の際に持ち歩いたりしてみた。

最初0.5マイクりシーベルトで警戒音の出る設定であった。
がそうすると警戒音が多すぎになるので毎時1マイクロシーベルトに設定しなおしたという。

すると、庭の植え込みや側溝、などで反応する。
驚いたのはガーデン用テーブルと椅子。
これがかなり高いのである。
木にペンキが塗ってあれば問題ないが、木工には放射性物質が沁み込んでいるのだろうか。
ベランダの床も1マイクロシーベルトを越す。

コンクリートの上など流れてしまうところは低く、家の奥に行くほどに低い。

トンネルの出入口は高くても放射線が届かない中央辺りは低くなる。

我が家で一番線量の低いところで0.1であり、そこは、家と家の屋根が重なり、人一人が通れるような5メートル
ぐらいの軒下である。片方は塞がっている。

そこは不燃物などの廃品置き場にしてるところであり、夫以外ほとんど用事がないところである。

室内は、高くて0.34低くて0.23ぐらいだろうか。
原発の事故が起きなかったなら、0.06ぐらいなので相当高い値である。

戸外は、1~0・6ぐらいだろうか。

姪の所に行った。
大分お腹が大きくなっていた。

家の周り、家の中を測ってみると、子どもが寝ている近くで0.1~0.2であり、測ってみて予想を大分
下回り安心していた。〈数字の怖いところである〉外も0.2~3台であり、我が家よりは低い。

それでも小さい子にとり、正常値と比較したり累積すると心配に値する数値である。

帰ってきて、線量計を夫に返さないで自分の部屋に入り、再び夫のいる場所に行ってみると、線量計は
すでに夫がもっていた。
私のバックから取ったという。

私の持ち物から無断で取り出した?
仕方ないか私がプレゼントし、所有者は夫なのだから

英語に行くと、いつも隣のMさん、夫の誕生日プレゼントに娘さんから線量計のプレゼントが届いたという。

全く、同じようなことを考えるんだなあ・・。
愛犬の散歩にきっと、Mさんは娘さんから夫様への線量計を持ち歩くんだろうなと想像してしまった。

結局、朝夕の犬の散歩は続いてるようで遠く線量の低いところに行っているという。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事