結局、ドギは I の終盤にちょっと出てきただけでした。
『イースI&II クロニクルズ』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2009/07/16
希望小売価格 ―→ 2,940円(税込・廉価版・ダウンロード版も同価格)
※PS Vitaの「UMDサポート」を1,000円で利用できます。
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 犯罪・セクシャル表現・暴力
■====== 簡単なご紹介 ======■
日本ファルコムの代表作『イース』シリーズの原点となる『イースI 』と『イースII』。これら2作を1つにしたリメイク作品として発売されたWindows版を、PSPに移植した作品です。
基本的な内容は原作そのままに、2つのグラフィックパターンと3種類のサウンドパターンが楽しめます。ちなみに、いきなり『イースII』から始めることもできますよ。
アクションRPGですが、この頃のイースと言いますと”体当たり攻撃”というのが特徴です。
○ボタンで攻撃とかではなく、移動して敵に触れると攻撃するという仕組みなのです。ただし、ただ真正面から体当たりすると、相手の攻撃も当たってしまいます。敵の横や真後ろから攻撃したり、体を半分だけ当てて攻撃する”半キャラずらし”と呼ばれる手段で、こちらの一方的な攻撃を狙いましょう。
『イースI 』には、魔法が存在しません。回復アイテムもごくごく最低限のものだけですし、シンプルな内容です。
『イースII』のほうには、魔法が登場します。杖を装備して○ボタンで使用。なかには、装備するだけで効果を発揮するものもあります。また、アイテムにも色々なものがあり、消費アイテムであれば住民にプレゼントすることもできるそうですよ。
また、『イースI 』では、ボス戦で装備中の消費アイテムを使用することはできませんが、『イースII』では使用できるなど、細々とした違いがあるようです。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,620円(新品・送料含む)
プレイ内容 ―→ I ・IIともに難易度ノーマルでシナリオクリア
『イースI 』のシナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
『イースII』のシナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ PS2『イースI・II エターナルストーリー』を少しだけプレイしたことがある他、つい最近PSP『イース -フェルガナの誓い-』をクリアしました。
◆=== 両作品に共通すること ===◆
○ ―→ サクサク楽しめるテンポの良さが、いいですね。
体当たりで攻撃だなんて、古臭く感じるところもあるでしょうけど、これはこれで楽しめました。何も押さずに敵をサクサク倒せる手軽さ、私は魅力を感じました。
数少ない操作でアクションRPGの魅力を構築した、原作開発陣の努力が伺えます。
○ ―→ サウンドが印象的です。
フィールド曲はPS2版の時から印象的でしたが、改めて聞くと、PS2版をたいして遊んでいない私でも懐かしいと思えました(笑)
いかにも正統派らしい、万人に受け入れられるいい曲だと思います。
ちなみに、今作では「クロニクルズ」「オリジナル」「PC-88」、3種類のサウンドパターンがありまして。
おそらく「PC-88」が原作だと思うんですが、グラフィックはリメイクされているだけに、さすがにちょっと合わない印象でした。一方、今作用にリメイクされた「クロニクルズ」は、なんかロック風にアレンジされているものが多く、これはこれで合っていない印象。
ということで、結果的には消去法で「オリジナル」を選んじゃいましたね。ま、ここは人それぞれということで。
○ ―→ ストーリー的には、I とIIをひとまとめにして正解だと思いました。
他のシリーズ作品はほとんど他のシリーズ作品との繋がりが無い(らしい)のに対し、この2作は「2つで1つの物語」でした。それこそIIの終盤は I を知っていないと「?」な場面が色々ありますので。
プレイする人は、必ず I →IIの順にプレイして欲しいです。
△ ―→ 先に進むための手がかりが、少ないことが多いです。
場合によっては、手がかりも何も無いことがあります。大体そういう時は、1つ前や現在のダンジョンで何か取り損ねていることが多いので、探索し直すといいでしょう。
今のご時世、次の目的がいつでも分かるゲームが当たり前になってきているので、そういうのに慣れている人には辛いかもしれませんね。ましてや、長いこと間を置いて再開したりすると、たぶんワケ分からなくなると思います。
まあ、そこまでプレイ時間の長い作品ではないので、今回の私みたいにあまり間を空けず一気にクリアを目指して欲しいです。
△ ―→ 横軸の位置関係が、どうしてもちょっと分かりにくいですね。
縦軸で”半キャラずらし”による攻撃は当てやすいんですが、横軸での”半キャラずらし”は、どうしても当てにくいですね。仕方ないとは思いつつも、ちょっと気になりました。
△ ―→ 読み込み時間は、人によってはちょっと気になるかも?というレベル。
確かに、タイトル画面からそれぞれ『イースI』『イースII』に移行する時の読み込みは少々長め(約10秒)ですし、エリア間の切り替えも、パッと切り替わるとはいきません。しかし私は、特に苦には感じませんでした。
どちらかというと、『イースII』の”とある”ダンジョンで階段を下りたときに、不自然な読み込みが入って画面が停止したように見えたことのほうが気になったかな。ま、詳しく言っちゃうとネタバレなので。
◆=== 『イースI 』について ===◆
△ ―→ ゲームバランスが、いかにも昔のゲームっぽいバランスです。
最初はもう最弱のザコ敵ですら手こずる感じですが、レベルが1つ上がるだけで、もう3つくらい上位のザコ敵もラクに倒せるほどです。レベル1つで上がる能力が、ハンパじゃなく大味です(苦笑)
また、最高レベルは10で、中盤にはすでにレベルMAX。つまり後半は、レベルアップに頼ることができなくなるため、人によってはかなり難しく感じると思います。
ただし中盤以降、レベルMAXなのにボス戦でほとんどダメージを与えられていない場合、逆にいえば、何か手に入っていないアイテムなどがあったりするということでもあります。改めて探索するか、あるいは別の手段で戦ってみるか。色々やってみると良いでしょう。
極端なゲームバランスですが、そこまで理不尽というわけではありません。
× ―→ ボス戦で消費アイテムが使えないのは、ちょっと納得いかなかったです。
装備品が変えられないのは分かる気がしますが、せっかく装備した回復アイテムがボス戦で使用できないというのは、どうも納得いかないです。
回復アイテムによってボス戦のゲームバランスを崩すのがイヤだったのかもしれませんが、それなら『フェルガナの誓い』みたいに回復アイテムの存在を失くせば良かったと思うわけです。
しましまあ、パソコン用ソフトとして発売された当時はこれでも「優しいアクションRPGを目指す」というコンセプトだったわけですからね。当時の他のパソコンゲームがいかに理不尽だったかと思うと、何かちょっと怖いです。
◆=== 『イースII』について ===◆
○ ―→ 魔法の存在によって、楽しみの幅が広がりました。
単なる”体当たり攻撃”だけではなく、魔法による新たな攻撃手段や探索手段が生まれました。ちょうどいい具合に、楽しみの幅を広げられていると思います。物足りすぎず広げすぎず、といったところです。
○ ―→ モンスターの会話バリエーションが、思いのほか楽しめました。
とある方法でザコ敵との会話ができるんですが、重要な会話の有無に関わらず、そこらへんのザコ敵全てに違うセリフがあり、しかも全ての敵に名前が付いているという細かさ。こういう”ちょっとしたムダな要素”が、ゲームの面白いところですよね~。
ただし、会話パターンの構築に力尽きたのか、終盤は似たり寄ったりなセリフが多かったですが(苦笑)
△ ―→ I よりはマシですが、それでもまだゲームバランスは大味かな。
歯がたたなかったボスが、レベルを1つ2つ上げるだけで楽勝になったりしますね。
それと、攻撃魔法+とある補助装備アイテムによって、遠くからの”チキン戦法”が通用しちゃうことと、I の時と違ってレベル上限がかなり高く「レベルさえ上げればどうとでもなる」が通用するため、中盤以降はずいぶんと難易度が易しくなった印象です。むしろ、ボス敵よりザコ敵からの迂闊なダメージのほうが怖かったくらいです(笑)
△ ―→ 終盤のダンジョンが、少々面倒だったかな。
最後のダンジョンはかなり広く、しかもイベント的にあっちこっち往復することになるので、位置関係を覚えておかないと苦労します。
また、遠いエリアに二度三度往復したりとか多かったので、ちょっと回りくどいというか、ヘンに引き伸ばしている感じがしちゃいました。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)
古き良き作品を、充分に楽しめるリメイク作品になっているかと思います。
ただし、PSPやPS Vitaでリメイクされている他のシリーズ作品が楽しかったから、この作品も楽しめるか?というと、必ずしもそうとは言えません。
『イース -フェルガナの誓い-』では、スタンダードなアクションRPGながら歯ごたえのあるボス戦が楽しめる魅力がありました。今作は、特にI だとレベル上限があることで人によっては断念しちゃいそうな難易度になっているゲームバランスの極端さがあることや、「体当たりで攻撃」という今となっては珍しい戦闘スタイルも賛否あるでしょう。何より、シリーズ作品のなかでもかなりシンプルな構成なので、物足りないと感じる人も多そうです。
ただ、好みに合えば充分に楽しめるハズです。
少なくとも私は、『フェルガナの誓い』も今作も楽しめました。骨太な作品ばかり多い現状に少々疲れてきているところがあるので、今の私にはこれくらいがちょうど良かったようです。
『イース』シリーズの原点。皆さんも、楽しんでみてはいかがでしょうか?
関連記事:
PSP『イース -フェルガナの誓い-』 インプレッション(2013/01/06)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
『イースI&II クロニクルズ』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2009/07/16
希望小売価格 ―→ 2,940円(税込・廉価版・ダウンロード版も同価格)
※PS Vitaの「UMDサポート」を1,000円で利用できます。
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 犯罪・セクシャル表現・暴力
■====== 簡単なご紹介 ======■
日本ファルコムの代表作『イース』シリーズの原点となる『イースI 』と『イースII』。これら2作を1つにしたリメイク作品として発売されたWindows版を、PSPに移植した作品です。
基本的な内容は原作そのままに、2つのグラフィックパターンと3種類のサウンドパターンが楽しめます。ちなみに、いきなり『イースII』から始めることもできますよ。
アクションRPGですが、この頃のイースと言いますと”体当たり攻撃”というのが特徴です。
○ボタンで攻撃とかではなく、移動して敵に触れると攻撃するという仕組みなのです。ただし、ただ真正面から体当たりすると、相手の攻撃も当たってしまいます。敵の横や真後ろから攻撃したり、体を半分だけ当てて攻撃する”半キャラずらし”と呼ばれる手段で、こちらの一方的な攻撃を狙いましょう。
『イースI 』には、魔法が存在しません。回復アイテムもごくごく最低限のものだけですし、シンプルな内容です。
『イースII』のほうには、魔法が登場します。杖を装備して○ボタンで使用。なかには、装備するだけで効果を発揮するものもあります。また、アイテムにも色々なものがあり、消費アイテムであれば住民にプレゼントすることもできるそうですよ。
また、『イースI 』では、ボス戦で装備中の消費アイテムを使用することはできませんが、『イースII』では使用できるなど、細々とした違いがあるようです。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,620円(新品・送料含む)
プレイ内容 ―→ I ・IIともに難易度ノーマルでシナリオクリア
『イースI 』のシナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
『イースII』のシナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ PS2『イースI・II エターナルストーリー』を少しだけプレイしたことがある他、つい最近PSP『イース -フェルガナの誓い-』をクリアしました。
◆=== 両作品に共通すること ===◆
○ ―→ サクサク楽しめるテンポの良さが、いいですね。
体当たりで攻撃だなんて、古臭く感じるところもあるでしょうけど、これはこれで楽しめました。何も押さずに敵をサクサク倒せる手軽さ、私は魅力を感じました。
数少ない操作でアクションRPGの魅力を構築した、原作開発陣の努力が伺えます。
○ ―→ サウンドが印象的です。
フィールド曲はPS2版の時から印象的でしたが、改めて聞くと、PS2版をたいして遊んでいない私でも懐かしいと思えました(笑)
いかにも正統派らしい、万人に受け入れられるいい曲だと思います。
ちなみに、今作では「クロニクルズ」「オリジナル」「PC-88」、3種類のサウンドパターンがありまして。
おそらく「PC-88」が原作だと思うんですが、グラフィックはリメイクされているだけに、さすがにちょっと合わない印象でした。一方、今作用にリメイクされた「クロニクルズ」は、なんかロック風にアレンジされているものが多く、これはこれで合っていない印象。
ということで、結果的には消去法で「オリジナル」を選んじゃいましたね。ま、ここは人それぞれということで。
○ ―→ ストーリー的には、I とIIをひとまとめにして正解だと思いました。
他のシリーズ作品はほとんど他のシリーズ作品との繋がりが無い(らしい)のに対し、この2作は「2つで1つの物語」でした。それこそIIの終盤は I を知っていないと「?」な場面が色々ありますので。
プレイする人は、必ず I →IIの順にプレイして欲しいです。
△ ―→ 先に進むための手がかりが、少ないことが多いです。
場合によっては、手がかりも何も無いことがあります。大体そういう時は、1つ前や現在のダンジョンで何か取り損ねていることが多いので、探索し直すといいでしょう。
今のご時世、次の目的がいつでも分かるゲームが当たり前になってきているので、そういうのに慣れている人には辛いかもしれませんね。ましてや、長いこと間を置いて再開したりすると、たぶんワケ分からなくなると思います。
まあ、そこまでプレイ時間の長い作品ではないので、今回の私みたいにあまり間を空けず一気にクリアを目指して欲しいです。
△ ―→ 横軸の位置関係が、どうしてもちょっと分かりにくいですね。
縦軸で”半キャラずらし”による攻撃は当てやすいんですが、横軸での”半キャラずらし”は、どうしても当てにくいですね。仕方ないとは思いつつも、ちょっと気になりました。
△ ―→ 読み込み時間は、人によってはちょっと気になるかも?というレベル。
確かに、タイトル画面からそれぞれ『イースI』『イースII』に移行する時の読み込みは少々長め(約10秒)ですし、エリア間の切り替えも、パッと切り替わるとはいきません。しかし私は、特に苦には感じませんでした。
どちらかというと、『イースII』の”とある”ダンジョンで階段を下りたときに、不自然な読み込みが入って画面が停止したように見えたことのほうが気になったかな。ま、詳しく言っちゃうとネタバレなので。
◆=== 『イースI 』について ===◆
△ ―→ ゲームバランスが、いかにも昔のゲームっぽいバランスです。
最初はもう最弱のザコ敵ですら手こずる感じですが、レベルが1つ上がるだけで、もう3つくらい上位のザコ敵もラクに倒せるほどです。レベル1つで上がる能力が、ハンパじゃなく大味です(苦笑)
また、最高レベルは10で、中盤にはすでにレベルMAX。つまり後半は、レベルアップに頼ることができなくなるため、人によってはかなり難しく感じると思います。
ただし中盤以降、レベルMAXなのにボス戦でほとんどダメージを与えられていない場合、逆にいえば、何か手に入っていないアイテムなどがあったりするということでもあります。改めて探索するか、あるいは別の手段で戦ってみるか。色々やってみると良いでしょう。
極端なゲームバランスですが、そこまで理不尽というわけではありません。
× ―→ ボス戦で消費アイテムが使えないのは、ちょっと納得いかなかったです。
装備品が変えられないのは分かる気がしますが、せっかく装備した回復アイテムがボス戦で使用できないというのは、どうも納得いかないです。
回復アイテムによってボス戦のゲームバランスを崩すのがイヤだったのかもしれませんが、それなら『フェルガナの誓い』みたいに回復アイテムの存在を失くせば良かったと思うわけです。
しましまあ、パソコン用ソフトとして発売された当時はこれでも「優しいアクションRPGを目指す」というコンセプトだったわけですからね。当時の他のパソコンゲームがいかに理不尽だったかと思うと、何かちょっと怖いです。
◆=== 『イースII』について ===◆
○ ―→ 魔法の存在によって、楽しみの幅が広がりました。
単なる”体当たり攻撃”だけではなく、魔法による新たな攻撃手段や探索手段が生まれました。ちょうどいい具合に、楽しみの幅を広げられていると思います。物足りすぎず広げすぎず、といったところです。
○ ―→ モンスターの会話バリエーションが、思いのほか楽しめました。
とある方法でザコ敵との会話ができるんですが、重要な会話の有無に関わらず、そこらへんのザコ敵全てに違うセリフがあり、しかも全ての敵に名前が付いているという細かさ。こういう”ちょっとしたムダな要素”が、ゲームの面白いところですよね~。
ただし、会話パターンの構築に力尽きたのか、終盤は似たり寄ったりなセリフが多かったですが(苦笑)
△ ―→ I よりはマシですが、それでもまだゲームバランスは大味かな。
歯がたたなかったボスが、レベルを1つ2つ上げるだけで楽勝になったりしますね。
それと、攻撃魔法+とある補助装備アイテムによって、遠くからの”チキン戦法”が通用しちゃうことと、I の時と違ってレベル上限がかなり高く「レベルさえ上げればどうとでもなる」が通用するため、中盤以降はずいぶんと難易度が易しくなった印象です。むしろ、ボス敵よりザコ敵からの迂闊なダメージのほうが怖かったくらいです(笑)
△ ―→ 終盤のダンジョンが、少々面倒だったかな。
最後のダンジョンはかなり広く、しかもイベント的にあっちこっち往復することになるので、位置関係を覚えておかないと苦労します。
また、遠いエリアに二度三度往復したりとか多かったので、ちょっと回りくどいというか、ヘンに引き伸ばしている感じがしちゃいました。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)
古き良き作品を、充分に楽しめるリメイク作品になっているかと思います。
ただし、PSPやPS Vitaでリメイクされている他のシリーズ作品が楽しかったから、この作品も楽しめるか?というと、必ずしもそうとは言えません。
『イース -フェルガナの誓い-』では、スタンダードなアクションRPGながら歯ごたえのあるボス戦が楽しめる魅力がありました。今作は、特にI だとレベル上限があることで人によっては断念しちゃいそうな難易度になっているゲームバランスの極端さがあることや、「体当たりで攻撃」という今となっては珍しい戦闘スタイルも賛否あるでしょう。何より、シリーズ作品のなかでもかなりシンプルな構成なので、物足りないと感じる人も多そうです。
ただ、好みに合えば充分に楽しめるハズです。
少なくとも私は、『フェルガナの誓い』も今作も楽しめました。骨太な作品ばかり多い現状に少々疲れてきているところがあるので、今の私にはこれくらいがちょうど良かったようです。
『イース』シリーズの原点。皆さんも、楽しんでみてはいかがでしょうか?
万人向け ← | ○○●○○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○●○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○●○○○○○○○○ | → 達成感重視 |
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