チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#30/フィナーレ(4C)マズルカ」

2010年11月27日 22時12分13秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
週末は忘年会で、比較的大人数で飲んだ。
吉高由里子女史が民衆を率いて
♪トッ、トッ、トリスのハイボーール!♪
と歌ってるからかどうかは知らないが、最近、
若い女性の間では「ハイボール好き」というのが
drift(流行り)の傾向にあるように思える。
蒸留酒、とくにウィスキーが苦手な私としては、
「ええぇ? うそぉー! おいしいですよぉ!
飲んでみてくださいよぉっ!?」
とグラスを突き出されるのは勘弁願いたい。が、もちろん、
ちょっときれいなおねえさんだったりすると、
「ホントぉ!?」
とか言って"この胸のときめきを"悟られないように、
何ということもなげに飲んでしまう。
スモウカーの女性とディープ・キスをしたときのような
気色悪さにはなるが、スケベ心は抑えれない。とはいえ、
その子は私が口をつけたグラスでまた飲み始めるのだから、
酔っぱらいというのはじつにアブナイ人種である。ちなみに、
私はアルコールが入っても酒にのまれることがないので、
常軌を逸してしまう感覚が解らない。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第30曲「フィナル」の
「マズルカ本体部」は、
[A→B→A→C→A→D→A→B→A→移行部]
という古式ゆかしきロンド形式で構成されてる。
そのC。
[Allegro brillante(Tempo di mazurka)、3/4拍子、2♯]
このC部の直前のA部の終いは、
****♪●●●ソ│<ラー●>ファ・>レーーー・ーー●<シ│
        <ドー●>ラ・>ソーーー・ーー●<ミ│
        <ソー●>ファ・>ラー●●・>♯ド<レ<ミ<ファ<ソ<ラ│
        <シー●●・<ドー●●♪
という形に変えられてる。ともあれ、C主題の前半は、
オーボエ2管の3度重ね+そのオクターヴ下のファゴット2管の3度重ねの
****♪♯ソーーー│<ラーーー♪と、クラリネット2管のオクターヴ・ユニゾンの
****♪ドーーー│>ドーーー・●●●●・<レーー>ド│>ドーーー♪
がmfで吹かれ、タンバリンが強拍をmfで叩く。後半は、
フルート2管+vnプリーモとそのオクターヴ下のコルノ・イングレーゼ+vnセコンドが
実質ト長調fで、
****♪ドーーー│>シー●<ド・>シーーー・ーーー、>ラ│
       <シー●<ド・>シーーー・ーーー、>ラ│
       >ソー●<ラ・>ソーーー・ーーー、>ファ│
       >ミー●>レ・<ラー●●♪
という動機を奏する。この後半部は繰り返しの際には、
実質ロ短調に変化してる。
****♪ファーーー│>ミー●<ファ・>ミーーー・ーーー、>レ│
       <ミー●<ファ・>ミーーー・ーーー、>レ│
       >ドー●>シ・<ミー●>レ・>ドー●>シ│
       >ラー●>♯ソ・<ラー●<レ・>ドー●●♪
そして、このC部全体の後半は、このC主題の後半部が使われ、
fffで全奏される。
****♪ファーーー│>ミー●<ファ・>ミーーー・ーーー、>レ│
       <ミー●<ファ・>ミーーー・ーーー、>レ│
       >ドー●>シ・<ミー●>レ・>ドー●>シ│
       >【ラー●<シ・<ドー●<ミ・<ファー●<(ト長調)ミ│
       <ファーーー・ーーー>ミ・>レーーー│
       ーーー>ド・>シーーー・ーーー】<レ│
       <ミーーー・ーーー>レ・>ドーーー│
       ーーー>シ・>ラーーー・ーーー>ソ│
       >ファーーー・ーーー<ミ・>レーーー│
       ーーー>ラ・>ソーーー・ーーー>ファ│
       >ミーーー・ーーー<ラ・>ソーーー│
       ーーー<シ・<ドーーー・ーーー♪
この部分の、
(ロ短調)【ラー●<シ・<ドー●<ミ・<ファー●<
(ト長調)ミ│<ファーーー・ーーー>ミ・>レーーー│ーーー>ド・>シーーー・ーーー】
は、前曲第29曲「サラバンド」の主要主題の下で低弦が弾く、
****♪【ラー<シー・<ドーーー・<ミーーー│
    <ファーーー・ーー>ミー・>レー>ドー│
    >シーーー】♪
と同一である。
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