Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

薔薇の園 * 2010 Vol.23 《 春の薔薇たち * 23 * しのぶれど * 》

2010-06-09 | 薔薇の園

バラの丘からバラの谷へ...
その後は、散策の森へと進んで休憩です

強い陽射しのバラ園から、ほんの少しだけ
奥に入ると、涼しい木陰にベンチがあります
ベンチとベンチの間隔は程よく離れていて
静かなひと時を、のんびりと過ごせる
私のお気に入りの場所です

汗を拭いて、日焼け止めを再チェックしてから
持参したランチとお茶で一休みして
バラ園散策のプランも再検討します
(以前、UV対策を忘れてひどい目にあったことがあるのです



1,000品種、7,000株の薔薇たちですから
どこから見て行くか、毎回迷うところです
でも、いろいろ考えてみるのも楽しみのうちですね

リフレッシュ効果のお陰で元気が出てきたところで、再スタートです

メインの庭園へとゆるやかに下っていきます

まずは、しっとりとした風情のしのぶれど
この「しのぶれど」の名札を見つけると
ほとんどの女性たちは...
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は...」と
つい囁いてしまうようです

そう、まさに忍ぶ恋心そのとおりのイメージです

  
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+薔薇の園2010 * 23 * しのぶれど * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜







しのぶれど
2006年日本・京成バラ園芸作出
比較的新しい品種ですが
 女性に圧倒的な人気です

茎が細くしなやかなので
 風に揺れると、はかなげな雰囲気です
揺れ続けているので
 撮影のタイミングをキャッチするのは
 至難の業ですが
















あれこれ私が語るより...
「京成バラ園カタログ」から抜粋させていただきますね

『青みを帯びた淡い藤色の奥ゆかしい花色・花形で、
「和」の雰囲気を感じさせるバラです。
花名は平兼盛の和歌
~しのぶれど 色に出でにけり わが恋は~の中の
忍ぶ恋心をイメージしています。
忍んでも内側からあふれ出てしまい、
人の知るところとなる恋心のように、
あふれでる美しさで人の心をつかむバラです。
1房に中大輪の4~5輪の花を付け、
春は花が株全体を覆います。』

いかがでしょう、さすがに納得のいく解説ですね

あふれでる美しさで...
私の心もしっかりとつかまれています 


 京成バラ園のサイトです:6月13日(日)までローズフェスティバル開催中です


 京成バラ園の中の「散策の森」の記事は、こちらです


 小倉百人一首の中の平兼盛の和歌について:ご興味おありの方はどうぞ


 雨模様の1日でした
         



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2 コメント

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魅せられました (Bagatelle)
2010-06-13 09:48:04
大人の色香を感じさせる色合いですね。
さまざまな試行錯誤で生まれた作品なのでしょうね。
出来上がった作品から名前をイメージするのでしょうが、
納得してしまいます。
Passyさんの画像からも十分堪能させていただきました。
返信する
Bagatelleさんへ (Passy)
2010-06-14 07:40:14
バラ図鑑の解説の中の奥ゆかしいという言葉
この言葉が薔薇の褒め言葉になるのは
きっと世界中で日本だけではないでしょうか

和の心、侘び寂びの世界観が
今ではいろいろな国で理解されているようですから
いつの日にか、アメリカやフランスやイギリスにも
奥ゆかしい美しさの薔薇
誕生するのかもしれませんね

毎年生まれる薔薇たちの陰に
多くの人たちの創意工夫とご苦労が
あるのでしょうが
私たちは、感謝しつつ
楽しみに待たせていただきましょうか 
返信する

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