peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シラタマノキ(白玉の木)

2005年09月26日 | Weblog
シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 シラタマノキ属 Gaultheria miqueliana

亜高山~高山の乾いた草地や林のふちなどに生える常緑小低木。高さ10~30cm。葉は互生し、長さ1~4cmの楕円形で、ふちに細かい鋸歯がある。

 7~8月、小さな壺形の花が下向きに咲く。花は長さ約5mm。果実は花の後大きくなった萼に包まれていて、直径約1cm。果実を潰すとサロメチールのような匂いがする。

名前の由来は、果実が白いことによる。なお、「シラタマノキ属」の「アカモノ(赤物)」に対して、「シロモノ」とも呼ばれる。

 分布:北海道、本州(中部地方以北、大山)

オヤマリンドウ(御山竜胆)

2005年09月26日 | Weblog
オヤマリンドウ(御山竜胆)リンドウ科 リンドウ属 Gentiana makinoi

亜高山から高山の草地などに生える多年草。茎はふつう数本が直立し、高さ20~50cmになる。葉は対生し、長さ3~6cmの広披針形で、裏面は白っぽい。

 花期は8~9月。花はやや小さく、長さ2~3cmで、晴れた日でも完全に開くことはなく、つぼみのような状態でいる。

 画像は、宮城県と岩手県と秋田県にまたがる栗駒山(岩手県では「須川岳」と呼んでいる)で撮影したオヤマリンドウ(御山竜胆)