2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。
岩手県立花きセンターの本館(管理棟)の近くにある研修温室は、「高温区」、「中温区」、「低温区」に分かれていて、それぞれの温度に適した植物が植栽されています。
出入口から右側(西側)のエリアが「高温区」で、洋ランやアナナス類などが沢山植栽されています。
「高温区」の中の棚の上に洋ランが多数植栽展示されていました。それらの中に花を咲かせたレリオ ’パピー・ラブ’というランが数鉢ありました。’トルー・ビューティ’ ( 'True Beauty' )のようです。
レリオ・パピーラブ’トルー・ビューティ’ ラン科 レリオ属 Laeliocattleya (Lc.)Puppy Love 'True Beauty'
パピー・ラブ Lc.Puppy Love:C.Dubiosa×L.anceps、1970年登録。花弁と萼片は淡桃色で、幅は広くはないがよく開張する。唇弁は白桃色に弁先に紫紅色、中央から喉部に黄色が入る。蕊柱は露出し白色。片親のアンケプスL.ancepsの花形に似るが、上品な色彩と可憐な美しさが人気を呼んだ。花径は12㎝ほどで、長い花茎に3~4輪くらいつく。開花期は冬。
[個体]’トルー・ビューティ’'True Beauty'HCC/AOS アメリカの植物特許を取った個体で、上品な色彩に人気が集まり、一世を風靡した。現在でも同じような交配種が少なく、多く栽培されている名花。
レリオ属 Laeliocattleya (Lc.):Cattleya(C.)×Laelia(L.)、1963年に登録された人工属。大輪系にはプルプラタpurpurata、テネブロサtenebrosa、クリスパcrispa、グランディスgrandis、ペリニイperriniiなどのレリア属の原種の影響で、一般的に、花弁がカトレヤ属に比べて狭くなる一方、唇弁はバランス的に、花弁や萼片に対して大きくなる傾向がある。
そのほか、花色が様々で、開花時期も一年中と幅広く、私たちの目を楽しませてくれる。また、ミニ系を作出するには、プミラpumila、シンコラナsincorana、ルベスケンスrubescens、フラバflava、ミレリmilleri、ブリゲリbriegeriなど、長花茎種作出には、アンケプスanceps、オータムナリスautumnalisなどレリア属の原種が交配親として使われている。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36270945&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:奥州市水沢区「岩手蘭友会」のレリオ・パピーラブ ’トルー・ビューティ’]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41446370&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのレリオ・パピーラブ ’トルー・ビューティ’]