peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町のラッパズイセン(喇叭水仙)2. 2014年4月9日(水)

2014年04月12日 | 植物図鑑

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2014年4月9日(水)、一関市厳美町の国道342号線(厳美バイパス)沿いにある民家の庭に植えられているラッパズイセン(喇叭水仙)が、花を沢山咲かせていました。

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ヒガンバナ科 スイセン(ナルシッサス)属 Narcissus:スペイン、ポルトガル、地中海沿岸、北アフリカに約50種分布する耐寒性の球根植物。

スイセン(水仙) Narcissus spp.有皮鱗茎で3~5枚の帯状や線形の葉を根生し、その中心から花茎を出す。花被片は白から黄色、副花冠は白、黄、桃、赤色で、11~4月に開花する。1茎1花のラッパズイセンN.pseudonarcissus、1茎に3~12花をつけるフサザキスイセンN.tazetta、副花冠の発達の良いバルボコディウムN.bulbocodiumや八重咲きの園芸品種がある。

フサザキスイセンは古く中国を経て日本まで渡来し自生化している。葉は4~6枚で扁平、花茎30~45cm、強い香りがある。花径2.5~4cmで花被は白、副花冠は白から黄色で、花期は11~3月。濃橙黄色、レモンイエローなどの変種がある。ニホンズイセンN.tazetta var.chinensisはその1つで、葉は4~6枚。花茎は約40cm、5~8花をつけ花被片は白、副花冠は黄色。八重咲き、緑花の変異がある。

1959年イギリス王立園芸協会はスイセンの園芸分類を行い、1969年に修正されて現在以下の分類体系が用いられている。切花、鉢物、花壇用に使用される。栽培:繁殖は分球。日当たり、排水の良い場所を選ぶ。花期:11~4月。

スイセンの園芸分類

ラッパズイセン1茎1花で、副花冠が花被片と同長かそれより長いもの。②大杯スイセン1茎1花で、副花冠が花被片の3分の1以上で花被片より短いもの。③小杯スイセン1茎1花で、副花冠が長くても花被片の3分の1あるもの。④八重咲きスイセンあらゆる系統の八重咲きのもの。

以下の⑤~⑨までは種の特徴を中心としたもので、⑤トリアンドラス・スイセンN.triandrus、⑥シクラミネウス・スイセンN.cyclamineus、⑦ジョンキラ・スイセンN.jonquilla、⑧フサザキスイセン、⑨クチベニズイセンN.poeticus。⑩野生種。スプリットコロナ・スイセン副花冠が3分の1以上裂けるもの。⑫どこにも入らないもの。以上に分けられている。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42359467&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市役所のラッパズイセン(喇叭水仙) 2013年4月23日(火)]

http://store.shopping.yahoo.co.jp/gardengarden/y1110-seebu-0032.html [大カップ咲き水仙「ガーデンジャイアント」3球入り]

http://www48.tok2.com/home/bulb/Narcissus/Narcissus-Division-2.htm [大杯水仙(第2区分)]

http://www48.tok2.com/home/bulb/Narcissus/ [大杯水仙(ピンク水仙)]

http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A7%E6%9D%AF%E6%B0%B4%E4%BB%99 [大杯水仙とは:植物図鑑 Weblio辞書]

http://www.awaji.ac.jp/alphagarden/backnumber/1104/02.html [大杯スイセン:見頃の植物:ALPHA GARDEN]

http://www.jakyoto.com/modules/yasai/index.php?id=6 [JA京都:「スイセン」の栽培]


一関市厳美町のラッパズイセン(喇叭水仙) 2014年4月9日(水)

2014年04月12日 | 植物図鑑

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2014年4月9日(水)、一関市厳美町の国道342号線(厳美バイパス)沿いにある民家の庭に植えられているラッパズイセン(喇叭水仙)が、花を沢山咲かせていました。

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ラッパズイセン(喇叭水仙) ヒガンバナ科 スイセン(ナルキッスス)属 Narcissus pseudo-narcissus

スイセン(水仙)の仲間は中近東か地中海沿岸原産の多年草で、中国原産ではない。大昔、原産地からシルクロードを通って中国へ渡来した。中国の古代では、水辺で育つ清楚なこの草を「水の仙人」とした。この草が広まっていくにつれて、「水の仙人」から「水仙」になった。この水仙は、南宋の頃に、日本の修業僧が持ち帰ったと思う。日本では鎌倉時代であった。そして中国名の「水仙」を音読みにした「スイセン」の名前が広まった。日本では、暖地の海岸に広く野生化しており、園芸品種も多数育成されている。花びらは6枚、中央の黄色い筒は副花冠。地下の球根[鱗茎]から、帯状の葉を4から6枚伸ばす。葉先は鈍い。晩春には地上部は枯れ、球根だけ越夏する。

ラッパズイセンは花の中心の副花冠が長く、ラッパ状になっているのが特徴。花は花茎の先に1個つく。花弁は黄色のものが多く、副花冠は黄色、オレンジ、白などがある。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(秋冬)」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34179829&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町長坂のラッパズイセン(喇叭水仙) 2010年4月9日(金)]


一関市厳美町のツクシ(土筆) 2014年4月9日(水)

2014年04月12日 | 植物図鑑

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2014年4月9日(水)、一関市厳美町の国道342号線沿いの灌漑用水の堰が、同町山口地区の「倶利伽羅不動明王」神社の方へ流れていますが、そこの田んぼの土手に水仙が咲いていました。写真を撮るために近づいて行ったら、畦道などにツクシ(土筆)が大群生していました。農家の人にとっては困りものではないかと思いますが、このような大群生を見たのは初めてです。

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スギナ(杉菜)/ツクシ(土筆) トクサ科 トクサ属 Equisetum arvense

日本各地の畑の隅、あぜ道、市街地の空き地、土手などに普通に見られる夏緑性のシダ(多年草)。ツクシ(土筆)はスギナ(杉菜)の胞子茎で、上の方が筆の形で、茎の所々に袴のような鱗片がある。楕円形の胞子嚢穂から胞子を散布するとすぐに枯れる。非常に細い緑の葉のような栄養茎が下から輪生状に段々になってつく。高さは20~40cmになる。和名は、葉がスギ(杉)の葉に似ていることによる。また、胞子茎(ツクシ)は食べられるので「菜」。花期:3~5月。

「ツクシ」の名前の由来は、ツクシの袴の部分を一度ちぎって、またつなぎ、どこの袴で繋いでいるかを当てる「ツギグサ」という子供たちの遊びがある。この「ツギグサ」が「ツクシ」という言葉に変化したといわれている。また、ツクシの形を筆にたとえ、地際に生えるので「土筆」と書く。なお、ツクシは漢方薬としても利用され、中国では「接続草」と呼ばれている。

仲間:イヌスギナ葉が栄養茎と胞子茎が一緒になっている。スギナのような状態の栄養茎の一番上を見ると、ツクシに似たものがついている。これが特徴。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(春)」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34333319&blog_id=82331[peaの植物図鑑:一関市末広2丁目&十二神のスギナ(杉菜)/ツクシ(土筆)2010年4月20日(火)]