peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「柴宿団地」のシュウカイドウ(秋海棠) 2015年9月10日(木)

2015年09月10日 | 植物図鑑

シュウカイドウ(秋海棠)シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia evansiana

中国中南部からマレー半島原産の多年草。日本には江戸時代初期に入ったといわれる。ベゴニアの仲間で唯一、寒さに強く、戸外で越冬する。半日蔭に咲く数少ない花の一つで、やや多湿の傾斜地の半日蔭で、最もよく生育する。野生化して群生しているところもある。草丈は60㎝ほどになる。茎も葉も水分が多く柔らかい。葉は互生し、左右の大きさが違う長いハート形。葉の付け根にはムカゴがつき、晩秋に地面に落ちて新苗をつくる。花期は8~10月。茎の先や葉の付け根に淡紅色の花が垂れ下がって咲く。同じ株に雄花と雌花がつく。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&講談社発行「野の花・街の花」より] 


一関市東山町「柴宿団地」のシュウメイギク(秋明菊) 2015年9月10日(木)

2015年09月10日 | 植物図鑑

2015年9月10日(木)、一関市東山町長坂「柴宿団地」と呼ばれている住宅街の民家の花壇に植栽されているシュウメイギク(秋明菊)が、紅紫色の花を沢山咲かせていました。

 シュウメイギク(秋明菊)キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone hupehensis  var.japonica

花がキクに似て、秋に咲くことからシュウメイギクの名があるが、同様に、キクに似て、京都市北部の貴船に古くから野生種が多く栽培も盛んだったことからキブネギクともいう。本州、四国、九州に野生もするが、原産地の中国から古い時代に渡来したものといわれている。

野生種紅紫色で八重咲きの平らな花をつけるが、現在出回っているのは交配されたもので、多くの品種がある。草丈は50~100㎝になり、9~10月に茎頂から数本の花柄を長く伸ばし、直径5~7㎝の花を1個ずつつける。花は一重咲きから八重咲きまであり、花色は紅紫、ピンク、白など。花弁のように見えるのは萼片で、20~30個ある。茎に対生する葉はふつう3裂して無柄に近く、根出葉は3出複葉で長い柄がある。[講談社発行「野の花・街の花」&山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


一関市大東町摺沢のヒャクニチソウ(百日草)/ジニア 2015年9月5日(土)

2015年09月10日 | 植物図鑑

2015年9月5日(土)、一関市大東町摺沢字雲南田県道19号線(今泉街道)沿いにある民家の花畑に植栽されているヒャクニチソウ(百日草)が、花を沢山咲かせていました。

2015年9月5日(土)一関市大東町摺沢字石倉の国道343号線沿いにある民家の畑の縁に植栽されているヒャクニチソウ(百日草)が、様々な色の花を沢山咲かせていました。

 ヒャクニチソウ(百日草)キク科 ジニア属 Zinnia elegans

メキシコ高地を原産地とする一年草で、春播きの代表的な夏の草花。ジニアとも呼ばれる。花の大きさ、花形、花色など多様で、生長が早くて花もちするのでこの名がついた。草丈は矮性のものは10㎝、大きいものは1m、頭花(花径)はふつう3~10㎝、大きいものは20㎝にもなる。花の形一重咲き、ポンポン咲き、ダリア咲き、カクタス咲きと変化が多く、花色赤、桃、黄、白、紫、複色など豊富。花期は5~9月。簡単に栽培できるが、葉に水がかかると病気が出やすい。咲き終わった花をまめに摘むと、病気を防ぐだけでなく、花を長く楽しめる。

小形の同類種にメキシコヒャクニチソウZ.angustifoliaやホソバ(細葉)ヒャクニチソウZ.linearisがある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&講談社発行「野の花・街の花」より]


一関市大東町摺沢のコスモス(秋桜) 2015年9月5日(土)

2015年09月10日 | 植物図鑑

2015年9月5日(土)、一関市大東町摺沢字石倉の国道343号線沿いの歩道脇に造られている花壇に群植されているコスモス/コスモス・ピピンナツスが、様々な色の花を咲かせていました。

コスモス(秋桜) キク科 コスモス属 Cosmos bipinnatus

 

コスモス/コスモス・ビピンナツス キク科 コスモス属 Cosmos bipinnatus

別名:アキザクラ(秋桜)。風に揺れるコスモスは、日本の秋の風景に欠かせない花の一つ。長野県の黒姫高原、宮崎県の生駒高原など、この花で埋め尽くされる名所も各地にある。

メキシコ原産の一年草で、草丈は系統や品種によって差があり、50㎝~2m。花(頭花)は直径6~10㎝で、ふつう一重咲きだが、花びら(舌状花)が筒形のものもある。花色は赤、ピンクの濃淡、白、淡黄、白と赤の複色など。花期はふつう7~11月。本来は秋になって日が短くなると花が咲き出す性質だが、早咲き系は日の長さに関係なく、種子を播いてから50~70日で開花するので、この系統の切花や鉢花は春から花店に並ぶ。

同属の類似種であるキバナ(黄花)コスモスもメキシコ原産の一年草。花色は黄、黄橙、朱赤色で、コスモスより葉の切れ込みが粗い。草丈は100~120㎝、5月に種子を直まきすると、9月に花が咲く。[講談社発行「野の花・街の花」より]