一関市街地のハナカイドウ(花海棠) 2009年5月2日
JR一ノ関駅から見て東横イン(ホテル)がある辺りの
大槻街の民家の前で、ハナカイドウ(花海棠)が沢山
花を咲かせていました。
ハナカイドウ(花海棠)バラ科 リンゴ属
Malus haliana
中国原産の落葉低木~小高木で、高さ3~8mになる。
日本に渡来した時期ははっきりしないが、中国では
ボタン(牡丹)に次いで広く愛好され、昔から栽培さ
れているとのこと。日本でも花を観賞するため庭園に
よく植えられている。鉢植え、盆栽、花材などにも多
用されていて、神社や寺の境内などによく大木が見ら
れるという。
幹は直立し、枝は紫色で、ときに小枝が変化した刺
がある。葉は有柄で互生し、葉身は楕円形または卵形
で長さ4~10㎝、幅1~3㎝。質はかたく先は尖る。縁
には細かい鈍鋸歯がある。葉柄は0.5~2㎝。托葉は小
形で細く、早く落ちるものが多い。
4~5月、枝先に直径3.5~5㎝の紅色の花が4~6個散形
状に垂れ下がって咲く。花は普通半八重で半開するが、
一重のものも混じる。花弁は広楕円形で基部は急に狭く
なる。雄しべは多数。花柱は0~4個で下部に白い軟毛が
密生するが、花柱のない花が多い。萼筒は鐘形。萼片は
5個で、内側に白い軟毛が密生する。花柄は細長くて長さ
3~6㎝あり、暗紅色でなめらか。軟毛のある線形の小苞
が2個ある。
果実は直径5~9㎜のほぼ球形で先端に萼の落ちた痕が
残り、1~4個が散形状につく。果柄は細長く、10~11月
に黄色または暗紅褐色に熟す。
中国名は垂絲海棠。和名は紅色の華やかな花を咲か
せるので、ミカイドウ(実海棠)M.micromalusに対して
つけられたもの。単にカイドウ(海棠)と呼ぶときは、
ハナカイドウ(花海棠)を指すことが多い。
「ミカイドウ」の花は一重で垂れ下がらず、果実
が大きい。属名のMalusはギリシャ語のmalos(リ
ンゴ)からきているとのこと。
JR一ノ関駅から見て東横イン(ホテル)がある辺りの
大槻街の民家の前で、ハナカイドウ(花海棠)が沢山
花を咲かせていました。
ハナカイドウ(花海棠)バラ科 リンゴ属
Malus haliana
中国原産の落葉低木~小高木で、高さ3~8mになる。
日本に渡来した時期ははっきりしないが、中国では
ボタン(牡丹)に次いで広く愛好され、昔から栽培さ
れているとのこと。日本でも花を観賞するため庭園に
よく植えられている。鉢植え、盆栽、花材などにも多
用されていて、神社や寺の境内などによく大木が見ら
れるという。
幹は直立し、枝は紫色で、ときに小枝が変化した刺
がある。葉は有柄で互生し、葉身は楕円形または卵形
で長さ4~10㎝、幅1~3㎝。質はかたく先は尖る。縁
には細かい鈍鋸歯がある。葉柄は0.5~2㎝。托葉は小
形で細く、早く落ちるものが多い。
4~5月、枝先に直径3.5~5㎝の紅色の花が4~6個散形
状に垂れ下がって咲く。花は普通半八重で半開するが、
一重のものも混じる。花弁は広楕円形で基部は急に狭く
なる。雄しべは多数。花柱は0~4個で下部に白い軟毛が
密生するが、花柱のない花が多い。萼筒は鐘形。萼片は
5個で、内側に白い軟毛が密生する。花柄は細長くて長さ
3~6㎝あり、暗紅色でなめらか。軟毛のある線形の小苞
が2個ある。
果実は直径5~9㎜のほぼ球形で先端に萼の落ちた痕が
残り、1~4個が散形状につく。果柄は細長く、10~11月
に黄色または暗紅褐色に熟す。
中国名は垂絲海棠。和名は紅色の華やかな花を咲か
せるので、ミカイドウ(実海棠)M.micromalusに対して
つけられたもの。単にカイドウ(海棠)と呼ぶときは、
ハナカイドウ(花海棠)を指すことが多い。
「ミカイドウ」の花は一重で垂れ下がらず、果実
が大きい。属名のMalusはギリシャ語のmalos(リ
ンゴ)からきているとのこと。
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