2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。
新宿御苑には「千駄ヶ谷門」から入園しました。日本庭園の中の池に向かって歩いていたら、散策路沿いに植栽されているサカキ(榊)/マサカキが、白い小さな花を沢山咲かせていました。
その後、「千駄ヶ谷休憩所」の方へ行ったら、すぐ傍に植栽されているキョウチクトウ(夾竹桃)が、白い花を沢山咲かせていました。さらに日本庭園の中の池に沿って「芝生広場」の方へ行くと紅色で八重咲きの品や白花品が花を沢山咲かせていました。
開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。
キョウチクトウ(夾竹桃)キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 Nerium indicum
インド原産の常緑低木で江戸時代中期に渡来したといわれ、観賞用に暖地に植えられるほか、最近では公害に強い花木として都会や工場の多い場所の緑化に広く用いられている。温暖な地方では盛んに植えられているが、寒冷地では育たない。高さは3~4mになり、よく枝分かれする。葉は普通、長さ6~20㎝の線状披針形で、縁は全縁。質は厚くて革質で光沢があり、3個ずつ輪生する。
6~9月、枝先に集散花序を出して、直径4~5㎝の花を多数つける。花冠は筒状で、先は5裂して平開する。裂片は螺旋状に重なる。花筒の上部には糸状に細かく裂けた付属体がある。雄しべは5個で花筒の上部につく。葯は長い毛状となり、互いに接して柱頭と合着し、基部にはかたい刺状の付属体がある。萼は5裂し、萼片は長さ5~6㎜の披針形で先端は尖る。花の色は変化が多く、淡紅色のほか、白や紅色、八重咲きもなどもある。果実は長さ10~14㎝の線形の袋果で直立する。種子の両端には淡褐色の長毛が密生する。有毒植物。用途:庭木、公園・街路樹・緑化樹、強心剤。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
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