2018年6月24日(日)、胆沢城あやめ祭り実行委員会主催の「第23回胆沢城あやめ祭り」[2018年6月23日(土)、24日(日)。会場:国指定史跡胆沢城跡]が開催されていたので、観に行ってきました。同じような品種の花が沢山植栽されていて、名札も付いていなかったので、沢山撮ってきた画像を観ながら、インターネット検索で品種名を調べました。間違っているかもしれませんので、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
ハナショウブ(花菖蒲)・五月晴 アヤメ科 アヤメ属 Iris ensata cv.Satsukibare
江戸系。花容:平咲き。英数:六英。花色:白地で中に薄紅色のぼかし(はけ)が入る。花柱枝:白色で紫色の筋が入る。中輪。開花時期:6月中旬。[下記Webサイトより]
http://www.tamagawa.ac.jp/agriculture/teachers/tabuchi/dictionary/sa/sa_08.html
[玉川大学農学部 花菖蒲図鑑:五月晴(さつきばれ)
原種はノハナショウブ(野花菖蒲)で、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が生まれた。まず江戸で改良がはじめられ、原種に近い単純な江戸系ができた。丈が低く、花も小さなものが主体で、堀切の菖蒲園などに植えられ、江戸市民を喜ばせた。
その後、江戸系を親として、熊本でも品種改良が行われ、熊本系の品種が生まれた。熊本系は武家によって栽培されたので、その気質にあった、大形で葉先が垂れ、花芯のしっかりした大輪の品種が好まれた。大輪の花は雨に弱いので、鉢作りにして鉢ごと座敷に飾るという鑑賞法も生まれた。
また、現在の三重県松阪市周辺でも改良が行われ、伊勢系の品種が作り出された。伊勢系は花びらが垂れ下がるのが特色。風土や習慣、歴史の違いによって、特色のある3つの系統が生み出されたのは興味深い。
最近の品種改良では、各系統の交雑が行なわれ、系統を分けることが困難になってしまった。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]