徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

堤未果さんの「日本が売られる」

2019-01-21 | 読書

とんでもないことが、我々の日本で起きている。
堤未果さんが書いた「日本が売られる」幻冬舎新書を読んで、あらためて驚いた。

「水が売られる」だけでも衝撃的なのに、
「土」「タメ」「ミツバチの命」「食の選択肢」「牛乳」「農地」「森」「海」「築地」と続き、
次いで「労働者が売られる」から「日本人の仕事「ブラック企業対策」「ギャンブル」
「学校」「医療」「老後」「個人情報」と日本人の資産と日本の未来が売れていく実態を記している。
「無料の水は終わった」と、世界最大の水企業が世界で水ビジネスを展開している様子が
明らかにされている。
「民間企業のノウハウで安い水を」というウソが暴かれている。
民営化後の水道料金はボリビアが2年で35%、南アが4年で140%、
オーストラリアが4年で200%、フランスは24年で265%、イギリスが25年で300%アップ。

アメリカで水道事業の24%が民営化、アトランタ市では、
水道管から泥水が噴出するなどの苦情続出で、市営に戻したが莫大な費用を企業に支払った。

日本でも一部、世界三大水企業の一つ、仏ヴェオリア者が参入しいる。
だが参入がすすんでいない。

ここで登場するのが、麻生副総理、2013年4月19日、
ワシントンのCSIS(米戦略国際問題研究所)で
「日本経済再生に向けた日本の取組みと将来の課題」というタイトルでスピーチを行い、
その中で、「日本の国営もしくは市営・町営水道は、すべて民営化します」と
発言したことを紹介しています。

 核のゴミが入った土砂(放射性廃棄物の汚染土)の基準を緩めて、公
共事業に使えるように環境基準を環境庁が緩めた後、
仏ヴェアリア社が放射性廃棄物汚染度土のビジネスに乗り出すと発表した。

 などなど、日本の暮らしの根幹にかかわるものが、
超巨大企業に食い物にされる実態を暴いている。

 読むべき本。



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