臨床心理士の第一歩

2015年に臨床心理士(CP)試験に,2018年に公認心理師試験に合格しました。もうすぐ68歳。CP5年目の更新年です。

安保関連法案:ペシャワール会の中村医師「敵視は確実」

2015-09-23 23:49:46 | 平和とは
中村哲医師が現地代表を務めるペシャワール会は,
アフガニスタンでの医療活動と,水道確保事業を,1983年から続けているNGOである。

中村医師が帰国された際は,募金活動のためにも,また,現地の実情を知らせるためにも,
全国で講演活動をされている。

以下は,ペシャワール会のHPより抜粋させていただいた。
ペシャワール会

ペシャワール会は1983年9月中村医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成された国際NGO(NPO)団体です。

2001年10月には「アフガンいのちの基金」を設立し、空爆下、アフガニスタン国内避難民への緊急食糧配給を実施し、2002年2月までに15万人に配給しました。

2010年2月、アフガニスタン東部で灌漑用水路建設(全長約25km)を完遂しました。現在は、水利事業を含めた総合的農村復興事業「緑の大地計画」を進めています。



その中村医師が,毎日新聞の取材に応じて,以下のように述べられた。
各国で活動されているNGOの方々に,すぐに襲いかかる問題であると思う。

安保関連法案:ペシャワール会の中村医師「敵視は確実」

「安保法案は日本が外国で軍事行動していくと打ち出すことだ。イスラム世界では米軍の友軍となる日本は確実に敵視される。我々も引き揚げざるを得ない事態になるかもしれない」と、現地の活動への影響を懸念した。

中村氏が現在、農業用の用水路建設に取り組むアフガン東部のジャララバード周辺では過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓っている地域が出てきているという。「食べていけないから、雇い兵になってしまう。飢餓に苦しむ住民の生活を安定させる支援こそが本当の安全保障になるのに、日本ではそんな実情が知られていない」と話す。

 一時帰国中の中村氏は18日に再びアフガンへ向かう。「多くの反対を押し切って、法案を採決したことで日本は曲がり角を曲がった」と話す中村氏は「もし我々が撤退する事態になれば、支援を受ける何十万の現地住民にも影響が出る。安保法案は中東ではいいことがない。改めて廃案にして出直すことを祈る」と訴えた。


ほんとうの安全保障とは何か,政府はそれこそ考えるべきだろう。
中村医師たちに危害が及ばないことを願って,廃案をめざす。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。