投影法に分類される心理テストであるロールシャッハ・テストは,
テストを受ける人の独自の意識の流れがわかるといわれている。
人格特徴の把握と理解のために,
臨床的に必要な人には,
病態水準の鑑別のためにも施行される人格検査である。
「複雑なパーソナリティの機能を輻輳的に読み込む」と言われている。
また,今日読んだ論文には次のように書かれていた。
“その人が現実の生活の場で, さまざまな状況をどのように知覚し, 思考し,
外界とコミュニケートするかについての情報を与えてくれる。
つまり, その人の認知過程の中で何が起きているのかという特質を
具体的に推論する基本情報を提供してくれる
極めて神経心理学的側面をアセスメントするツールでもある。”
北原ら,2015,「もの忘れ外来」患者のロールシャッハ指標
そうなんだあと,びっくり!
神経心理学的検査と考えたことがなかった
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よく考えてみれば,確かに役立つだろうなあと思う。
この論文を書かれた方々が属している神経科浜松病院では,
“「もの忘れ外来」を受診する患者全員に
簡便な認知症のスクリーニング検査(HDS-R) と
ロ・テストをバッテリーとして組んで施行している。”
※HDS-Rは,「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール」
このバッテリーで全員に施行という話も初めて聞いたので驚いた
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まあ,この論文のことは置いといて,
施行後のスコアリング(コーディング,分類)にも,
解釈にも時間もかかるし,難しく,
実施者は常に訓練を積んだり,スーパーヴィジョンを受け続けないと
とても患者さんに対することなどできない。
現在は主に,片口法か,包括システムで行われていることが多い。
私は院では包括システムで習い,実習先では片口法で施行していて,
どちらも中途半端感が強い。
ましてや,スクールカウンセラーになって以来,実施する機会は全くない。
このまま検査が取れない心理士になりそうでこわいというのが本音だ
ロールシャッハは非常に奥が深く,おもしろいテストなので,もっともっとわかるようになりたい!!
それに,臨床心理士試験には,かなりの数が毎年出題されている
それで,ウン万円かけて,ある研究会の連続講座に参加しつつ,
試験勉強としては,分類法の読み方,解釈の仕方等々,
大学図書館の本,近隣図書館の関連本を相当数借りだして読んでいる。
最近は何とか過去問はわかるようになったような気がする
でも,こればかりに時間を取るわけにはいかないので,
たとえば境界性パーソナリティ障害の人はこういう特徴を示すとか,
PTSDの人はこうだとか,
症状の勉強も共にやるようにしようと思っている。
一昨年あたりから,片口でも包括でもどちらでも回答できるようになったようだから,
その意味ではずいぶん助かる。
テストを受ける人の独自の意識の流れがわかるといわれている。
人格特徴の把握と理解のために,
臨床的に必要な人には,
病態水準の鑑別のためにも施行される人格検査である。
「複雑なパーソナリティの機能を輻輳的に読み込む」と言われている。
また,今日読んだ論文には次のように書かれていた。
“その人が現実の生活の場で, さまざまな状況をどのように知覚し, 思考し,
外界とコミュニケートするかについての情報を与えてくれる。
つまり, その人の認知過程の中で何が起きているのかという特質を
具体的に推論する基本情報を提供してくれる
極めて神経心理学的側面をアセスメントするツールでもある。”
北原ら,2015,「もの忘れ外来」患者のロールシャッハ指標
そうなんだあと,びっくり!
神経心理学的検査と考えたことがなかった
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よく考えてみれば,確かに役立つだろうなあと思う。
この論文を書かれた方々が属している神経科浜松病院では,
“「もの忘れ外来」を受診する患者全員に
簡便な認知症のスクリーニング検査(HDS-R) と
ロ・テストをバッテリーとして組んで施行している。”
※HDS-Rは,「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール」
このバッテリーで全員に施行という話も初めて聞いたので驚いた
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まあ,この論文のことは置いといて,
施行後のスコアリング(コーディング,分類)にも,
解釈にも時間もかかるし,難しく,
実施者は常に訓練を積んだり,スーパーヴィジョンを受け続けないと
とても患者さんに対することなどできない。
現在は主に,片口法か,包括システムで行われていることが多い。
私は院では包括システムで習い,実習先では片口法で施行していて,
どちらも中途半端感が強い。
ましてや,スクールカウンセラーになって以来,実施する機会は全くない。
このまま検査が取れない心理士になりそうでこわいというのが本音だ
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ロールシャッハは非常に奥が深く,おもしろいテストなので,もっともっとわかるようになりたい!!
それに,臨床心理士試験には,かなりの数が毎年出題されている
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それで,ウン万円かけて,ある研究会の連続講座に参加しつつ,
試験勉強としては,分類法の読み方,解釈の仕方等々,
大学図書館の本,近隣図書館の関連本を相当数借りだして読んでいる。
最近は何とか過去問はわかるようになったような気がする
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でも,こればかりに時間を取るわけにはいかないので,
たとえば境界性パーソナリティ障害の人はこういう特徴を示すとか,
PTSDの人はこうだとか,
症状の勉強も共にやるようにしようと思っている。
一昨年あたりから,片口でも包括でもどちらでも回答できるようになったようだから,
その意味ではずいぶん助かる。