オリジナル連弾曲集にある「もりの月夜」
この曲は聞き覚えで弾いてもらおうと編曲した曲です。
しかし、うれしい誤算が。
この曲集の音域を、生徒さんに1オクターブ高く・低くとノートに書き直してもらっています。
不思議な音の国下巻の音域を上下1オクターブずつ増やし、下巻の途中から他の曲集を併用するためです。
加線を使い、4オクターブの音域が自力で読めると選曲がかなり自由になります。
不思議な音の国は細かなテクニックを必要とするので、見かけより結構難しい教本です。
なので、読める音さえ増えればクラシックの小品を集めた本格的な曲集でも案外怖がらずに使えます。
さて、こうしてノートに書き直してもらい、ある日「もりの月夜」を弾くことにした生徒さんがいます。
ふと、もしや読めるかもしれない、と軽く説明しながら読んでもらうと読めるではありませんか。
おー 、こうしてこの曲と最後の曲は自力で弾くことができる!と、知ったのでした。
こちらの生徒さんは、昨年11月からピアノを始めました。
そろそろ1年になります。
今日は不思議な音の国下巻の「小さなネズミ」を宿題にしました。
加線の読み方も分かり、不思議下巻もここまで進んだので、連弾曲集が終わったらDie Russische Klavier Schule 1を使い始める予定です。