前回のブログでオガちゃんの教員生活について振り返ってみようということだったので,
とりあえずやってみた。
大学時代は決して着なかったスカートにブラウス,ジャケットを羽織って校門に近づいていくと,何やら体操服で膝にプロテクター?をはめた女子集団から声をかけられました。
「先生が私たちの監督になってくださるんですね」「よろしくお願いしま〜す」一列に並んでニコニコとしている彼女たち…
えっ?誰のこと?キョロキョロまわりを見回しても他には誰もいない。
そういえば大学の入学式の時もキャンパスに入った途端に,同じような格好をした体格の良いお姉さん方に両腕を掴まれ,そのまま抱えられてバレー部の部室まで連れて行かれたっけ。その時は「私の入りたいサークルはもう決まっています。」と言って必死で逃げたが、今回もそうなのか?
「こんにちは。4月からお世話になります。」ととりあえず挨拶して学校に入る。校長室に案内される。
「先生は女子バレー部の監督ということでお願いします。」ひえ〜
オガちゃんの教員ライフは,体育の授業でしか経験のない部活動のなんと,監督ということで幕を開けたのであった。
何がきついって。真剣な顔でボールを受けようと構えている生徒のところにボールが飛ばない。
部活が休みの日は,市内強豪校の先生のところに練習に行って生徒と一緒に練習していたが,
球技というものに無縁な生活をしてきたオガちゃんはなかなか上達できない。
ルールやシフトをとりあえず習ってノートに書く。レシーブ,トス,スパイクこの順番で相手コートに返せばいいんだな。
他にも監督としての心がけや,タイムを取るタイミングなど,その先生は大学生に毛が生えたレベルのオガちゃんに色々と親切に教えて下さった。
翌日銀行から学校に電話がかかってくる。「そちらのバレー部の顧問の先生がノートを忘れていました。バレーボールのことが色々と書いてあったので,多分バレー部の先生だと思って」その通り,疲れてフラフラになってやっと銀行までたどり着いたオガちゃんは,銀行にノートを置き忘れて帰っていたのであった。あんなに真剣にメモっていたのに…である。あ〜あ
教員として新しい生活を始めたオガちゃんのもっかの関心事は、授業ではなく部活動であった。寝ても覚めても頭にあるのは部活動
部活が終わって家に帰る。玄関のドアと鍵を閉める。翌朝,目を覚ましたら,靴を履いたまま玄関に仰向けになっている。
今日の練習はどうしよう。
そして約5年ほど,オガちゃんのバレーボールな日々は続いたのであった。
私は何をしているのだろう?
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