朝のウオーキング途中、歩道に黒い犬が横たわっていました。
「死んでいるのかな?」と思いながら横を通り過ぎ、少し先の折り返し点まで。
折り返して帰ってきてみると、あれ?おなかが動いてる?
近くまで寄って、顔を覗き込むと、犬のほうもこちらを見ました。
車にぶつかって足の骨を折ったのかと思いましたが、そうでもないよう。
ならば内臓?
でも、おなかを触っても痛がらないし、以上も見られない。
目もきれいで、病気ではなさそう・
でも、息はかなり苦しそう。
多分、もう駄目なんだろうな。
死んじゃうんだろうな。
それでも、日陰も何もない、歩道の上。
この時は朝も早かったので、まだ暑さはなかったのですが、もうすぐ日が昇ったら、アスファルトの上は大変な熱さでしょう。
そうなったら、この死にかけている子は、どんなにつらいか...
そう思うといてもたってもいられません。
走って家に帰り、すぐにいらないバスタオルを2本つかんで車のエンジンをかけました。
車で黒い犬の所まで3分ほど。
路肩に車を止めて、タオルで黒い犬をくるんで抱きあげます。
と、その時気がつきました。
背中がばっくりと裂けています。
かなり前の傷らしく、そこがもう硬くなっています。
他の犬と喧嘩でもしたのでしょうか?
でも、これが原因であることは確かみたい。
白髪が多く、としもいってそうだし。
とにかくタオルでくるんで、車のトランクに入れました。
ここからはゆっくり走って、我が家に。
駐車場に車を入れ、ガレージ前の水道でとにかく洗います。
本当はこのままそっとしておくほうがよいのでしょうが、そうは言ってもいられないぐらい汚れているんです。
夫が帰ってきて、あんまり汚れていたら、「すぐに、もといた所に帰してこい!」っていういでしょうしね。
1時間以上かけて何度もシャンプー。
そして、何度も毛をすきました。
固まった毛は、ハサミでカット。
おかげで、夫が帰ってきたときには、こざっぱり。
事情を聴いた夫。
「しょうがないねえ。」と一言。
その後で、プードルペケさんに「あんたたちも驚いたでしょう?まったく、ママはなんでも拾ってきちゃうから、困った人だねえ。」と愚痴っていました。
私には「ちゃんと消毒してあげたの?」。
はいはい、しっかりシャンプー消毒してあげました。
家に来たばかりの時は、まだ自分で立ち上がる力もあったようですが、夕方になると、頭を上げるのがやっとになってきました。
自力では水も飲まないので、たまに注射器の針を抜いたので口の中に水を入れてあげます。
夕方6時を過ぎるころから呼吸がかなり苦しくなり、6時半、見てみると死んでいました。
体はまだ温かかったので、きっと息を引き取ったばかりだったのでしょう。
夫は「本当に死んでるの?本当に死んでいるの?」と何度も訪ねていました。
昼間夫に「あんた、その子、飼うつもりなの?」と尋ねられた時「多分もう死んでしまうだろうから、少しでもつらくない場所で死なせてあげたいと思って。」と答えた私。
もしかしたらいたずらに、つらい時間、苦しい時間を引き延ばしただけかもしれない。
あのまま、路上にいたら、すぐに死ねたかもしれないのに。
そう思うと、後悔する気持ちもあります。
でも、毛並みからして、きっと生まれついての野良犬だっただろうこの子。
死ぬときになって、まさか自分がお風呂に入ってきれいになって、人になでられながら死んで行くなんて思わなかったでしょうね。
そう思うと、少しふふふ、とおかしくなる気持ちもします。
夜、すべてが落ち着いてテレビを見ていたときに、夫がぼそっと言いました。
「そうだよな、熱いアスファルトの上で死んでいくのは苦しいよな。」
気持ちをわかってくれた夫に、本当に感謝しました。
毎日お布団の上で眠れる幸せに感謝しなくちゃね!
「死んでいるのかな?」と思いながら横を通り過ぎ、少し先の折り返し点まで。
折り返して帰ってきてみると、あれ?おなかが動いてる?
近くまで寄って、顔を覗き込むと、犬のほうもこちらを見ました。
車にぶつかって足の骨を折ったのかと思いましたが、そうでもないよう。
ならば内臓?
でも、おなかを触っても痛がらないし、以上も見られない。
目もきれいで、病気ではなさそう・
でも、息はかなり苦しそう。
多分、もう駄目なんだろうな。
死んじゃうんだろうな。
それでも、日陰も何もない、歩道の上。
この時は朝も早かったので、まだ暑さはなかったのですが、もうすぐ日が昇ったら、アスファルトの上は大変な熱さでしょう。
そうなったら、この死にかけている子は、どんなにつらいか...
そう思うといてもたってもいられません。
走って家に帰り、すぐにいらないバスタオルを2本つかんで車のエンジンをかけました。
車で黒い犬の所まで3分ほど。
路肩に車を止めて、タオルで黒い犬をくるんで抱きあげます。
と、その時気がつきました。
背中がばっくりと裂けています。
かなり前の傷らしく、そこがもう硬くなっています。
他の犬と喧嘩でもしたのでしょうか?
でも、これが原因であることは確かみたい。
白髪が多く、としもいってそうだし。
とにかくタオルでくるんで、車のトランクに入れました。
ここからはゆっくり走って、我が家に。
駐車場に車を入れ、ガレージ前の水道でとにかく洗います。
本当はこのままそっとしておくほうがよいのでしょうが、そうは言ってもいられないぐらい汚れているんです。
夫が帰ってきて、あんまり汚れていたら、「すぐに、もといた所に帰してこい!」っていういでしょうしね。
1時間以上かけて何度もシャンプー。
そして、何度も毛をすきました。
固まった毛は、ハサミでカット。
おかげで、夫が帰ってきたときには、こざっぱり。
事情を聴いた夫。
「しょうがないねえ。」と一言。
その後で、プードルペケさんに「あんたたちも驚いたでしょう?まったく、ママはなんでも拾ってきちゃうから、困った人だねえ。」と愚痴っていました。
私には「ちゃんと消毒してあげたの?」。
はいはい、しっかりシャンプー消毒してあげました。
家に来たばかりの時は、まだ自分で立ち上がる力もあったようですが、夕方になると、頭を上げるのがやっとになってきました。
自力では水も飲まないので、たまに注射器の針を抜いたので口の中に水を入れてあげます。
夕方6時を過ぎるころから呼吸がかなり苦しくなり、6時半、見てみると死んでいました。
体はまだ温かかったので、きっと息を引き取ったばかりだったのでしょう。
夫は「本当に死んでるの?本当に死んでいるの?」と何度も訪ねていました。
昼間夫に「あんた、その子、飼うつもりなの?」と尋ねられた時「多分もう死んでしまうだろうから、少しでもつらくない場所で死なせてあげたいと思って。」と答えた私。
もしかしたらいたずらに、つらい時間、苦しい時間を引き延ばしただけかもしれない。
あのまま、路上にいたら、すぐに死ねたかもしれないのに。
そう思うと、後悔する気持ちもあります。
でも、毛並みからして、きっと生まれついての野良犬だっただろうこの子。
死ぬときになって、まさか自分がお風呂に入ってきれいになって、人になでられながら死んで行くなんて思わなかったでしょうね。
そう思うと、少しふふふ、とおかしくなる気持ちもします。
夜、すべてが落ち着いてテレビを見ていたときに、夫がぼそっと言いました。
「そうだよな、熱いアスファルトの上で死んでいくのは苦しいよな。」
気持ちをわかってくれた夫に、本当に感謝しました。
毎日お布団の上で眠れる幸せに感謝しなくちゃね!