「サル山」はパスして、TVでお馴染の「あさやホテル」の横を下りたら、またもとのホテルの細道に出ます。
そこにかかった橋を渡ると、向こう側には公共の「足湯」。
良いお天気で温泉駅前は人出があっても、さすがにここに人影はなし。
それでは、のんびり一人足湯と決め込みましょうか?
じゃぶじゃぶ し放題!!
手で触った時にはそれほど熱く感じなかったのですが、いざ足を入れてみると結構熱いわ。
ちなみにここには「手湯」もあって、こちらもバシャバシャ。
しばらく一人足湯を楽しんでいたのですが、残念なことにここには屋根はあれど日差しを遮るものはなし。
そしてこの日はとても良いお天気。
西日がびしばし照り付けます。
しばらくして、一人足湯を断念。
足もポカポカ、手もポカポカ、顔はジリジリ、頭はボ~...です。
足湯を出ると、向かい側の友人のホテルが見えます。
この鬼さん、赤いリボンしていた。女の子??
だめでもともと、友人を訪ねてみよう、そう思いホテル玄関横の通用口のドアを押してみました。
昨年3月、夫が手術で入院する2日前に、この友人のホテルに家族でお世話になりました。
部屋が満室だったにもかかわらず、事情を聞いた友人はダブルの部屋に工夫をしてもう一つ布団を持ち込み、家族3人が宿泊できるようにしてくれました。
夫はその頃には、もう物を飲みこむことがとても難しくなっていました。
物を食べようとするとむせこんでしまうのです。
それなのに、この時は整えられた夕食をほとんど残さずに食べることができました。
温泉で身体がリラックスしたことが良かったのか、友人が配慮してくれた夕食が良かったのか、夫の前のお皿がきれいになっていくのを見て、私も娘もとてもうれしかったのを覚えています。
その2日後に夫は入院をし、そのまま手術を受けました。
その後、夫の看病等、夫の看病が終わった後は私自身の目の手術などもあり、友人にきちんとお礼を言えないままブラジルに発ってしまいました。
ずっと会いたいと思っていたのに、なかなかここまで来る機会もなく、また友人も忙しい立場で会えるかどうかわからない...
何も準備してきていないけど...
思い切ってドアを開き、出てきた方に用件を伝えると、すぐに友人が出て来てくれました。
嬉しかった。
家族でお世話になった日の事の話ができて、あの楽しかった時間をふり返ることができて、本当に嬉しかった。
これで本当に夫との思い出をたどることができたかな?
この日はホテルは休館日ということで、ロビーでひとしきりお話をした後、友人に案内されて鬼怒川温泉前のカフェに。
ここはギャラリーを兼ねたカフェだそうです
友人お勧めは「HIMITSU豚」のチャーシューサンド。
「お昼まだでしょう?」と友人に勧められましたが、帰りの道中も長いのであまり食べるわけにはいかないのです。
というわけで、友人が注文したものをシェアしてもらいました。
トロットロのチャーシューが入ったサンドイッチ
半分でお腹いっぱい
友人のホテルには、夫の手術前以前にも、夫一人だけで、娘が友人のラリッサちゃんと、そして私は友人りこぴょんと、それぞれお世話になっています。
友人は夫や娘のこともとても気にかけてくれて覚えてくれていました。
本当にありがとう。
話は尽きませんでしたが、友人も忙しいし私も帰らなくてはいけないし...
また今度、ゆっくりお世話になりに行きたいと思います。
本当にありがとうございました。
帰りは来た時同様、ずっと東武線で帰るか、それとも途中で乗り換えてJR線で帰るか??
さて、どうしましょ??
乗り換えの駅、下今市まで来ました。
JR線に乗り換えるためには、階段を上って乗り換えなくてはいけないのね。
はい、このまま東武線で帰ることに決定!!
すっかり暗くなってから、東武宇都宮駅に到着。
アパートまでの途中では、クリスマスイベントが
ふらりと出かけた一日旅でしたが、思いもがけなく夫との想い出を辿る旅になりました。
* * * * *
ところで「HIMITSTU豚」、何が「HIMITSTU」なんでしょう??
「日光」をいろいろな読み方で読んでみて
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