10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

土星&ルーリン彗星

2009-02-22 14:14:40 | 惑星
冬はやっぱり寒い! ここ一ヶ月ほど、まったく観測意欲が沸かず・・・機材もホコリを被っていました。
しかし、ルーリン彗星が地球に近づき、土星とニアミス(見かけ上)するとあれば観測しないわけにはいきません。

ルーリン彗星は2月24日、地球に最接近します。しかし、天気予報を見ると22~24日は雨または曇りの予報。
と言うわけで、晴天に恵まれた21日深夜に観測してみました。

せっかくなので、土星から始めます。
土星は今獅子座の後ろ足のあたりにいます。(2年前は前足のあたりにありました)
久々に見た土星は、すっかり環が水平になってしまい、一文字の棒にしか見えませんでしたが、やはり、串団子のような白い物体が夜空に張り付いているのを見ると、感動しますね。ただ、眼視ではシャープに見えるのですが、撮影してみると、ご覧の通りぼけぼけ・・・木星よりかなり小さく見えるので、ピント合わせも難しいです。



次にルーリン彗星ですが、彗星情報はLX90のオートスターに入っていません。ですので、手探りで探すことになります。
位置としては、南に向かって、土星の左下あたり・・・ステラナビを頼りに、散々探し回り、やっと見つけました。
あまりにも暗く、淡い雲のようにしか見えないので「これだ」と確信を持てるのに時間がかかります。

60秒と180秒露光で撮影してみましたが、見事惨敗。
明るさ的には5分以上の露出が必要なようですが、こんなに流れたのでは無理ですね。


60秒


180秒

北極星を使ったアライメントは結構うまくいったと思ったので、期待していたのですが、何故こんな結果になったのか、わかりません。凍えるような深夜に3時間もねばって、これです。

一週間以内に観測のチャンスがあれば、もう一度チャレンジしてみますか・・・