WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「Teardrops. さん」

2008-12-31 | 人生妙なり


私はティアと呼んでいます。
まだお会いしたことがないこの方は、とっても繊細できれいな心の持ち主。
mixiの「マイミク」さんです。
「出会い」といえば、この方のことを書かなくては今年が締め括れないのです。

今年の出来事ベスト1は、もちろんCDをつくったこと。
フラミンゴのCDをリリースしてから、みなさまから少しずつ、あたたかい感想をいただいています
が、「やっぱり『街を渡る風』が好き。」というお声がたくさん聞かれて、嬉しく思っています。
この曲は、実はティアがmixiの日記に書いたひとことに啓示を受けてできたのです。
このことを、これまできちんと書かないでいました。


「こんなに愛したままでいさせてくれてありがとう」

ティアは、交通事故で恋人を亡くしました。
19歳のとき、二人で車に乗っていて交通事故に遭って、恋人は植物状態に。
そして、数年後に亡くなられたそうです。

ティアは、ご自分が愛する人、信じる人、好きな人、大事な人、恩義のある人…には、自分の肉体や、持ち時間には限りがあるなんていうことを忘れ去って、または放り投げて、ものすごく一生懸命になります。そんな彼にとって、恋人の死がどれ
ほどの出来事だったのか、私は想像もできません。
このことがあってから、彼は長い間、家から一歩も外に出られなくなってしまったと聞きました。
それから、何年も経ったクリスマスに、彼はmixiの日記に、きれいな光り輝くオーナメントの画像とともに、このひとことを書かれていました。

「こんなに愛したままでいさせてくれてありがとう」


この一文を目にしたとたんに、ティアの深い思いがどどーーーっっっと私の中に入ってきて、グラグラと、まるで地震に遭ったように、魂が身体ごと揺れたとでもいうような感覚をおぼえました。



そうだ、コレだ。
このティアのひとことの中にこめられた思いをうたにしよう。

「愛」と「喪失」。

それでもなお「愛」は強い。愛は何にも勝って優しくて強くて、死を越えて永遠に在るもの。

このうたはでも、まだ「喪失感」の中にいて、歩き出せない、笑えないでいる「わたし」に、「そのままの今のあなたで生きていていいんだよ」と、あなたのかけらが風になり、水になって、囁きかけにくる…というものです。

ほんとに創ってるとき、ツラかった。
だって、最愛の人を失った絶望、喪失感のところに、自分を追い込まなくちゃいけないもの。
でも、ここを通過しなくちゃ、この曲は仕上がらない。
中途半端なところで、安易に「あなたを失ったけど、もう私は歩みはじめました、だいじょうぶ」みたいなことを歌いたくない。

ティアの言葉を歌詞の最後に使わせていただいて、「祈り」のような終止形で締めて、喪失感から、再び歩みを始める直前のうたにしました。

ティアも、恋人の13回忌を終えて、それを区切りとし、もう歩みはじめているんだよね。


LIVEの初演を収録したCDでは、残念なことに「こんなに愛させてくれてありがとう」とうたっています。
ティアのことばをそのままパクるのは良くないかも…などと血迷いました。
でもやはり、ティアのこの言葉でなくてはダメです。

「こんなに愛したままでいさせてくれて ありがとう」

初演の、バンドとしての演奏は、本当に素晴しいものだったので、歌詞よりも、音楽のほうを優先してしまいました。ティア、ごめんね。


閑話休題。

ティアには私、どうしたわけか、お会いしたこともないのに、これまでの私の「恋」について、おともだちになってから4年と少々ですが、いつも、いろいろブチまけまくってきました。いつも現在進行形で。
カレの足のツメを切ってあげたオノロケとか、ここにはさすがに書けないような、オトメ的お悩みとかも…
きっと私と同じような人はたくさんいるのではと思います。
ティアはいつも両手を広げて、恋に迷う?子羊を受けとめて、抱きかかえて「よしよし」してくれるような、不思議な「母性」のようなものを持っているのです。
男性的な強い意思や主張、鋭い研ぎ澄まされた感性をお持ちで、博識で、冒頭に書いた「繊細できれいな心」だけでは語り尽くせないのです。
この両性具有の魅力は、ティアの人間性の根源なのではないかと思います。

先日、全然身に覚えのないクール宅急便の不在票がポストに入っていて、なんかの間違いでは…??
と思いつつ再配達をしていただいたら、それは、ティアからの「ヨーグル豚」のしゃぶしゃぶのお肉でした。
しかも、Takときっちり1食2人分ってカンジ(*^_^*)
こんなプレゼント…
あまりにもぴったりハマっていて、私にはとても真似できない。
どうしてこんなに贈る相手の気持ちを推し量れるんだろう?
いや、推し量ってるんじゃなくて、相手の気持ちに自分をぴったり重ね合わせることができる。
それは、彼の聡明さと、やはり彼が根源的なところに持っている「愛の力」なのではないかと思うのです。



mixiだけのお付き合いが4年続きましたが、先日、TELで2時間ぐらいだか、お話しました。
もぉ~~とめどなく喋り捲り、こんど絶対ウチに遊びにきてね、一緒にお料理して飲みましょぉ~~
…って一方的に希望を述べたんだけどさ。

きっと実現するわ。

来年だといいな(*^_^*)


                    


今年の記事は、これでおしまい♪

みなさま、1年間ありがとうございました。
おかげさまで、訪問者数も増えましたし、あたたかい応援コメントには、いつも励まされてきました。
また来年も、変わらずにこのスタンスでやっていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

まだ大掃除が半分も進んでおりませんので、本日は私はこれよりPCの電源は落として、1日中家事に専念いたしますので悪しからず…(;^_^A


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