橋本屋吉次郎電子日誌

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高須四兄弟スタンプラリー

2015-09-20 | ツーリング

紆余曲折しましたが、ようやく MOGGY YPL521実戦投入ツーリングに出かけることができました。

ただ、目的地がありません。
特に行きたいところが思い浮かばなかったのです。
あてのない旅も良いものですが、ナビを試すのがこの日も目的ですからそれでは困ります。とりあえず、道の駅巡りでもしようかと考え、自宅から一時間弱の「月見の里 南濃」へやってきました。
 

ここで、面白いものを発見しました。
「海津市ゆかりの高須四兄弟スタンプラリー」
 

かつてこのあたりは高須藩という小さな藩がありました。
一度は廃藩になりましたが、江戸時代中期以降、尾張藩に嗣子が絶えたときこれを相続し、輔弼する役割を果たす支藩として復活しました。

特筆すべきは十代藩主である松平義建です。
彼は6男1女に恵まれましたが、6人の男子はすべて大名になりました。
なかでも、二男の徳川慶勝は尾張14代藩主、五男の徳川茂栄は高須藩主を経て尾張15代藩主に、七男の松平容保は会津9代藩主に、そして八男の松平定敬は桑名13代藩主となりました。
それぞれの立場で信念を貫き幕末を生きた彼らは「高須四兄弟」とよばれています。

このスタンプラリーは海津市内の観光ポイント5カ所を巡って、高須四兄弟+松平義建のスタンプを集め、オリジナルグッズがもらえるというステキな企画です。
これは楽しそうです。
 

なお、道の駅「月見の里 南濃」もポイントの1つですから、残りは4ポイントです。


道の駅「月見の里 南濃」を少し南下すると、もうひとつのポイントである「臥龍山行基寺」があります。
国道258号線から山側に進むと第三駐車場、第二駐車場が現れ、さらに400m進むと第一駐車場があります。

最後の400mは未舗装路あり、スキーゲレンデ並みの急勾配ありですから、運転に自信のない人は歩いて行かれるのが賢明でしょう。
 

急勾配を上がった第一駐車場からは、海津市を一望できました。
 

行基寺は744(天平16)年、地方を巡っていた行基がこの地の洪水による被害を目の当たりにし、聖武天皇に懇願し人々のために建立したとされています。
後に須藩藩主松平氏の菩提寺なり、大規模な改修工事がおこなわれました。


燈台
天平時代より石を積み上げた常夜灯が設けられ、戦国時代には狼煙台としても使われていたそうです。
江戸時代には木曽三川を行き交う舟の目印にもなっていたそうです。
なお、これは平成15年に復元されたものです。

左には濃尾平野、右には美しい石垣と塀と眺めているうちに山門にたどり着きました。

 
 
 

落ち着いた山寺です。

 

この寺は別名月見寺ともよばれています。
養老山脈中腹にあり、名月を観賞するのに最適な場所であるからです。
一度ここから月見酒をたしなみたいと思っていますが、飲酒運転はできませんからなかなか難しいものがあります。


刻紋石
名古屋城築城の折、このあたりから石垣が切り出されました。
この石は蜂須賀家が切り出したものですが、輸送中に落ちたか、何らかの理由で放棄されたものだそうです。

石垣の産地だけあって、寺のあちらこちらで見られます。
 

ナビはまだまだ使い慣れません。
とりあえず、画面明度を一番に上げてみたら、見やすくなりました。
 



次のポイントは長良川堤防に隣接した道の駅「クレール 平田」です。
こぢんまりとした道の駅ですが、地元の名産物や野菜が豊富に販売されているので私の好きな駅のひとつです。


ただ、これはいただけません。
押しにくいったらありゃしない。


さて、4つめのポイントは松平義建が寄進した高須別院二恩寺です。
さっそくMOGGY YPL521で目的地設定するのですが、「寺院」のジャンルで検索できません。
「高須別院」「二恩寺」のワード検索でも出てきません。
しかたないですから、スマホで電話番号を調べ、これを打ち込んでようやく設定完了しました。

ナビに従って走行すると、りっぱなお寺がありました。
周囲を見ると駐車場も整備されていたのですが・・・
 

どうも違う寺のようです。
 

ここで再びスマホを取り出しGoogle Mapを見てみました。
どうやら目的地はこの寺の裏にあるようです。
てっきり、別棟と思っていました。
やはり、ナビとスマホの併用が便利なようです。

高須別院二恩寺の本堂は工事中でした。
 

境内を歩いてみましたが、
 


お留守のようでした。

スタンプを得ることはできませんでしたが、台紙には「週末など寺務所が開いていない場合は、歴史民俗資料館へ」と記載されているのでそれに従うとします。


最終ポイントは「海津市歴史民族資料館」です。
 

所在地: 岐阜県海津市海津町萱野205-1
TEL: 0584-53-3232
開館時間: 9:30 ~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月曜日(月曜日が祝祭日の時はその翌日),12/29~1/3
入館料: 一般310円,小中学生150円

海津市の人口は3万5千人です。
通常、このぐらいの市町村の歴史資料館は無料なところが多いのですが・・・

なにしろ、ここはとにかく立派です。
 

高い石垣
 

これには理由があるようです。
 

また、石垣の上には高須藩松平氏の御館が復元してありました。
 

ここで、最後のスタンプを押し、受付で二恩寺が留守であったことを申し出たところ、スタンプラリー達成を認められました。

さて、楽しみにしていた達成記念のオリジナルグッズですが、うちわ・キーホルダー・クリアファイルなどいろいろある中から選ぶことができました。

で、私が選んだのは、オリジナルタオルです。
 

けっこう楽しんだ上、粗品までいただいて海津市には感謝です。

コメント (6)
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