ここから先は狭い穴倉のような通路に、映画のセットのような建物がギッシリ
昭和の香りが未だ色濃いアンダーグランド的な世界が誘惑してくる
昼間は頭上からの日差しに、ただ狭いのが目立つ路地なのだが
夜の帳はそこを別世界に変えてくれる
ここを訪れるなら、やはり夜がいい
出張帰りのバス待ち時間に
目指したのは、メジャーではないツマミで酒が飲みたいと
下調べで気になった「鰻串焼き」の店を目指した
「鰻」と聞くだけで、贅沢に~ と言われそうですが
カウンター席のみの、ここは「カブト」
鰻 串焼きの 飲み屋です
(画像は飲み終わってからの撮影で、訪問時はほぼ満席)
満席かと思いましたが、優しい「酒飲みさん」達は
何とか譲って一席空けてくれ、落着くことができました
「焼酎お湯割り」を、「お湯割りはないよ! 金宮のストレートのみ」
アララ・・・ これで自分は初めての訪問だとバレタ (笑
仕方ない「焼酎で」、「ストレートですがいいですか?」と再度念をおされ うなずく
で、しっかり溢して注がれたコップは金宮焼酎ストレート 25°
漬物は「お通し?」かな
一口含むと、ガツン!とくる焼酎(嘘だと思ったらやってみて、癖になるかもよ)
三重県にある宮崎本店がつくる 甲類焼酎 の金宮(キンミヤ)
ホッピーに一番相性の良い焼酎だとか
お湯割り等と違い、焼酎本来の味がストレートに主張する
注文はココ定番の「一通り」をお願いして~
先ず「えり」2本が登場です
小骨があると聞いてはいたが~
やはり、確かに、気になる人は気になる
自分は魚系の小骨は気にせず歯で砕いてしまうが
少し身に赤い部分がある方が気になった、焼きがレア?
次は ヒレ が2本焼かれて出てくる、手前は少し遅れて置かれた きも焼き1本
このあたりから焼きのペースが速く、飲むのが間に合わんよ(笑
隣の これから本厚木に帰るという あんちゃん が盛んに話しかけてくれる
常連そうな彼のおかげで、カウンター内のニイチャンとも話がはずむ
「厚木かぁ~、艦載機よ早く戻って来てくれ!」
「焼酎おかわり!」
手前は蒲焼、こんな小さな蒲焼は初めて
上手く串に刺すものだと感心してしまった
その向こうがレバー、一番向こうはヒレの残り串だよ
レバーとキモはどこが違うの? と
昔の記事でも書いたが、キモはレバー以外の内蔵部だって
焼き場の背に貼られた「金宮印」、年季の入った印だ
金宮は3杯目に突入、串はヒレを追加
隣のあんちゃんから、「それで打ち止めだよ、ここは3杯ルールね」
ここ界隈には、色んなルールが店ごとにあるとか
それを確かめながら飲み歩くのもいいかな
焼き場上の電球だってこのとおり
油と煤と埃が交じり合った、歴史ある筋金入りオブジェだ
3杯目の金宮も残りわずかになり、これでお開き
金宮 25°のストレートは結構キツイので、これはありがたいルールかも
ん~っ、なんともいえない良い風景だね!
ここは酒飲みのテーマパークかもよ(爆
次はどこへ、入ろうかな~