先日も書きましたが、今回もやはり主人に感謝な出来事です。
先週もすごく大きなレッドドラム(23インチ)を釣り上げ、さばいた後。。。
まずはつけダレに一晩つけたお刺身を、寿司御飯の上にのせた”漬け丼ぶり”にして味わい
後はフライパンでジューッと焼いて、レモンバターで舌鼓
で、以前から主人がこの頭の部分もったいないんだよなぁ〜。。。と
そばで待ち受けているペリカンは喜ぶけれど(大きな魚はビーチのピアなどに水道完備の場所が設置されています。)
あまりにも沢山の身が残っているので、とにかく魚のためにも何とか工夫して食べる努力を。。。
と言うことで色々と考えましたが(アラの煮付け、兜焼き。。。)
どうしてもイマイチ決定せず、よしこれで行ってみようと二人が同意したのが”スープ”
スープといっても、それをそのまま使った漁師風のじゃなくて(せっかくならフレンチスタイル)
スープを作るにもきちんとストックを作ってからという本格的なやり方です。
実際買い物も含め、フィッシュストックを完成させるだけでほぼ一日かかりました。
玉ねぎ、人参、セロリ、リーク(ポアロ)、パセリにベイリーフ、粒胡椒などなど
野菜を切るだけでも時間がかかるうえ、魚を熱湯で最終クリーンして
コトコトと数時間、その間にもしょっちゅう丁寧にアクなどをすくい取って(ほとんどアクもなかったです。)
4クォートの水が3分の1になるまで煮続けました。
途中心配していた魚独特の匂いも全く無くて、いい匂いすぎて驚いたほどです。(外のキッチンでやりました。)
さて、いい具合に出来上がった”フィッシュストック”、4等分にして3つは冷凍し
1つを使って”シーフードスープ”作りの開始です〜!!(濃縮されているのを使うので)
実はこれを作ろうと言っていた矢先の朝、友人のエビちゃんことHANGから(シュリンプボートをもっているベトナム人)
以心伝心したのかと思うぐらいのタイミングで
とれたてのカニとシュリンプを頂きました。(なんてラッキー)
色々と考えトムヤムクンとかトマトを入れたチャウダーだとか迷いに迷いましたが
フィッシュストック自体がもうゴクゴクと飲みたいほど素晴らしく美味しく出来たので
ここはあえてシンプルに塩味で行くことに決定(すでに野菜の出汁も充分だしね。)
主人に任せてスープを作ってもらっている間、やっぱり魚介類に一番相性のいい”サワドウブレッド”
最近はサワドウスターターも2歳になりかけ、期待を裏切らず安定したお仕事をして頑張ってくれています。
(私のこだわりの気泡も美しくなってきました。この気泡が美味しさを決定します。)
一昨日の夜に仕込み、今朝焼き上げたパンにバターで頬張る至福のひとときです。
それに出来上がったシーフードスープ(ムール貝はマーケットで)
油も全く浮いていないクリアなスープ、アクセントは火を止める前に入れたハルペニョとシラントロ
レモンやライムをギューと絞って塩味を引き立たせました。
旨味が凝縮されたフィッシュストックに、これ又カニやエビの風味が足されたものだから
そうなんです、美味しいに決まっていたのです。
夢中で食べましたよ〜手づかみで〜!!(美味しくて、ついお酒を飲むのを忘れていました!!)
豪華に見える食卓ですが、実はわざわざ買い物してきたのは何とLEEKだけなんです。
主人が釣った魚に、エビちゃんがくれたカニやエビ、その他の野菜は常備してあったやつ
。。。ねっ、節約を自然と楽しんでいるので何でもイベントになるっていうか
ほんと、食卓が豊かっていちばん大切なことですよね。(食いしん坊の言い訳かな)