Philの英語日誌

英語の勉強で気づいたことを書いています。

「大気圏」の英語

2019-09-20 14:18:17 | 英語表現
大気圏って,4つに分かれるのだそうです。
広辞苑曰く,「下から対流圏・成層圏・中間圏・熱圏に分類」されるのだとか。「成層圏」しか聞いたことがありませんでした。せっかくなので調べてみると,

○対流圏:地表から高度およそ10キロメール前後の範囲。
     太陽光で熱せられることによる大気の対流がある層。
     高度が上がるごとに気温は下がり,最上部はマイナス50度くらい。
     雲があるのはこの層。

○成層圏:高度およそ10キロから50キロまでの層。
     気温は安定して,下層がマイナス50度くらい,上層が零度くらい。
     雲はない。

○中間圏:高度およそ50キロから80キロあたりの層。
     気温は高度が上がるほど低くなり,零度からマイナス80度くらいまで。
     氷の結晶からできた夜光雲(やこううん)が現れる。

○ 熱圏 :高度は80キロから500キロ。
     高度が上がるほど気温が急激に上昇する。
     オーロラが起こるのはここ。

高度が上がると気温は下がるとぼんやり思っていましたが,実際は,

・対流圏:高度と共に下がる(マイナス50度くらいまで)
→成層圏:高度と共に上がる(零度くらいまで)
→中間圏:高度と共に下がる(マイナス80度くらいまで)
→ 熱圏 :高度と共に上がる(どこまで上がるのでしょう?)

と上下するようです。知りませんでした。

ちなみに,それぞれの層を英語にすると,

□大気圏:the atmosphere
□対流圏:the troposphere
      どうも,"tropo"が"turn"に似た意味を持つパーツのようだ。
      大気が回転しているから付いたのかな。
□成層圏:the stratosphere
      "strato"が"stratum(層)"という意味を持つパーツだそうだ。
      「層」を「成」しているから「成層圏」なのだろうが,どんな「層」が
      あるのかまでは調べていません。
□中間圏:the mesosphere
      予想通りというか何というか,"meso"が「中間」という意味とのこと。
      すこ~し,"medium"と似た感じはあります。
      メゾソプラノがソプラノとアルトの中間というのは関係あるのかな。
□ 熱圏 :the thermosphere
      これまた予想通り,"thermo"が「熱」だそうです。
      「熱」を測るのが,thermometer(温度計),
      「熱」に反応するのが,thermostat(サーモスタット)ですものね。

ということで,今回は,

大気圏・対流圏・成層圏・中間圏・熱圏
the atmosphere・the troposphere・the stratosphere・the mesosphere・the thermosphere

を調べてみました。

What's that SV?

2019-09-19 16:44:26 | 英語表現
こんな表現を見かけた。

・What's that you're reading?

「あなたが読んでいるのって何?」という意味だと思う。このthatって,「それ」なのかな。後ろの"you're reading"は,"which you're reading"のことなのかな。それはさておき,辞書で検索してみると,似たパターンがいくつか見つかった。

・What is that you have on your chest?
(胸につけているのは何?)
・What's that you say?
(何て言った?)←英文のsayは現在形だけど,いいのかな。
・What's that you have around your wrist?
(手首に巻いているのは何?)

ということは,とりあえず,

□What's that SV?:SVなのは何?

という言い回しと思って良さそうだ。

ネットを探してみたら,読売新聞のサイトに関連する動画が見つかった。
https://www.yomiuri.co.jp/stream/30/07104/7/

まとめると,


“What's that you're working on?”は,“What are you working on?”と意味は変わらないが,やっていることは見えているものの,それが一体何なのか,その正体が分からない,という場合に口をついて出るのが,“What's that you're working on?"なのだそうだ。


ということは,やっぱり,ベースは,“What's that?(それ何?)”で,この that に具体的な説明を後ろからくっつけて,“What's that+SV?(SがVしている+それは何?)”という感じなのだろうな。

このhelpは?

2019-09-14 00:25:13 | 英語表現
今日,こんな表現(うろ覚えですが)を見かけた。


・He never does more work than he can help.


OALDには,=he does as little as possible.という注意書きがあった。
ということは,最初の文は「彼はできるだけ仕事をしない/彼は最小限の仕事しかしない」という意味なのだろう。

ウィズダム英和辞典にも,helpの成句の欄に,"not more than S can help:なるべく~しない,必要以上には~しない"とあり,こんな例文が添えられていた。


・He never tells us more than he can help.:彼は最低限のことしかしゃべろうとしない。


この最後のhelpはどういう意味なのだろう。「助ける」だとは到底思えない。「避ける」だろうか。
実際,OALDには「避ける・防ぐ」という意味のところに例文が添えられている。
しかし,そうだとすれば,"not more than S can help"は「Sが避けることができる以上のことはしない(?)」ではないだろうか。
いや,これだとあまりに意味不明だ。ちょっと言葉を直してみよう。

・Sが避けることができる以上のことはしない
→Sが避けられないことはしない

うん,これならまだ意味が通るかな。しかし,これだと「自分の手に余ることはしない/できる範囲のことしかしない」くらいの意味になる。
辞書にあった,「なるべく~しない/必要以上には~しない」とはまだ離れているように思う。う~ん。

この言い回しはどんな仕組みになっているのだろう。
仕方がないので,とりあえず,


□not more than S can help:なるべく~しない

とまずは覚えておくことにします。