紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

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小樽思い出の一枚…石原裕次郎記念館と石原プロワールド

2024-04-08 11:08:05 | 街中ウォッチング
                                  記念館は、裕次郎思い出の地小樽築港マリーナ沿いにあります



さて、11回目の「小樽思い出の一枚」は、当ブログでも何度か取り上げたことのある「石原裕次郎記念館」と、マイカル小樽に開設された「石原プロワールド」、そして運河沿いに開設された「おもしろ撮影館」について取り上げます。

裕次郎記念館は、1991年7月(H3年)に小樽築港マリ-ナ沿いに建てられました。小樽に建てられたのは、裕次郎が、父の転勤に伴って3歳から9歳までの幼年期を小樽で過ごし、小樽への思い入れが強かったからだと言われています。

記念館への入館者数は、延べ1800万人に達しましたが、裕次郎時代を知る世代の減少や、建物が潮風にさらされ老朽化が進んだことから、2017年8月末(H29年)をもって閉館しました。

なお建物は同年11月に解体され、かろうじて裕次郎の愛艇コンテッサ号が敷地の一部に飾られているだけで、現在も(2024年、R6年)更地のままとなっています。

一方、石原プロワールドは、マイカル小樽(その後WingBay小樽)が、1999年4月(H11年)に開業すると同時に「西部警察」としてオープンしました。当初話題性もあって、46万人の入場者があったものの、翌年には半減。僅か2年で閉鎖しました。

おもしろ撮影館は、高速札樽道から繋がる臨港線の運河沿いに、2012年4月(H24年)開設されましたが、これも半年経ずして閉鎖(同年9月)されました。


☆石原裕次郎記念館
私自身は2度ほど入館したことがありますが、特別裕次郎ファンであったわけでなく、TV放映された西部警察も一度も見た事がありません。ともかく撮影禁止区域が多くて、紹介したくても、出来ず、殿様商売に嫌気がさし、写真撮影を趣味とするものには興味のない記念館でした。石原プロワールド、面白撮影館にしてもすべて、利用客視線に立っておらず、当初から長続きしないと思っておりました。個人的な感想は別として、画像を中心に取り上げていきます。



一歩、記念館に入ると、西部警察で撮影に使われた車が数台と、裕次郎、渡哲也の等身大パネルが出迎えてくれます。右手に入館券販売所(当時1500円だったと記憶)があり、関連商品の販売コーナーもあります。




1Fには、映画「嵐を呼ぶ男」のモノクロポスターがあり、のちに妻となる北原三枝が写っております。カラーのポスターが多い中、このモノクロポスターは、ひときわ目を惹きました。手前に植木鉢があってなおさら目を惹きました。





さらに進むと、出演した映画のポスターが、大小さまざま展示されています。




さらに進むと映画の撮影機材やポスターが壁いっぱいに展示されています。





西部警察の大きなパネルがありました。西部警察については、映画もテレビも見た事がありませんので、コメントのしようがありません(笑)。
(注)朝日系列TV で1979年~2004年放映された、大門刑事(渡哲也)を中心としたアクションドラマ(ウィキペディア)。





周囲の壁にも撮影時のパネルが貼られています。




さらに2Fにも、展示品がありますが、撮影禁止エリアとなっているので、画像は紹介できませんが…。先ず代表的映画が9分ほどにまとめられた映像が、スタジオ観賞(ミニ映画館風)できます。さらに進むと、「黒部の太陽」の発破のシーンが再現されています。

次いで裕次郎のヒット曲のレコードジャケット数百枚(もっとあったかも)、レコード大賞受賞曲のプレートが並んでいます。さらに「栄光への5000㎞」で使用した高級車がずらりと展示されています。中には、閉館に当たって、小樽市博物館に寄贈された高級車もありました。

さらに順路に沿って進むと、北原三枝との私生活で使われた日常品、また裕次郎自身が使用した服飾品等が多数展示されています。

展示コーナーを抜けて、さらに進むと、2Fに喫茶店があります。座席数20程で小樽築港マリーナに面しており、店名が「ハレ・コンテッサ」となっていました。 




よく見ると、椅子もかなり傷んでいる。




窓際の席で、緑茶+ケーキを頂きました。2Fにあって、マリーナを見渡せる絶好のスポットと思いましたが…。
この喫茶店、記念館を訪れた客専用で、外部に階段があるにもかかわらず、鎖で施錠されていて外部からは入れません。ここにも殿様商売の一端が見られました。





という事で、2017年8月(H29年)をもって閉館することが決まりました。建物の老朽化は、補強すれば解決できますが、如何せん入館者の減少を止める努力が全くなされない現状では、当然の帰結と言えます。





閉館決定後の、小樽雪あかりの路で、記念館前に作られた雪像。中央が裕次郎かな?




2017年8月(H29年)閉鎖直後の11月には、建物は、取り壊されました。愛艇コンテッサ号だけは、隣の小樽港マリーナ近くに移設されました。なお敷地は現在(2024年3月、R6年)も更地のままです。




☆石原プロワールド(西部警察)
上の更地を撮影した場所が、WingBay小樽の5Fの駐車場からです。この建物は、当初マイカル小樽として1999年3月(H11年)に建てられました。
船橋市の大型ショッピングセンターララポート以北、最大の商業集積との触れ込みで開設されました。数年で業績悪化、破産等を経て、現在に至っています。
マイカル小樽オープンと同時に、石原プロワールドが2Fに設置されました。当初46万人の入場者数を数えましたが、翌年には半減し、僅か2年で閉鎖となりました。私自身は入館したことがありません。





受付には,警官スタイルの女性がおり、入館料やフォトフレームの販売をしています。以下3点とも撮影日、フィルムの種類が異なります。(撮影日1999年4~6月頃、H11年)




開業当初(1999年3~4月頃、H11年)は列をなしていましたが…




入り口近くの別コーナーには、西部警察の面々が前に立ち並び…、オレンジ色の床には、文字と数字が書かれていますが、壊した車両4000台、使用したダイナマイト300トン等々。



☆おもしろ撮影館
高速札樽道に続く臨港線の運河沿い、現ニトリ「ステンドグラス美術館」の奥側の建物に2012年4月(H24年)オープンしました。当初ここに開設した理由として、東南アジアの方々に知っていただき、裕次郎記念館への誘客を意図としていたようでしたが、同年9月に閉鎖とは…




左門前に展示物のプレートがあり、通行人の注目を引きます。中央奥にETが出迎えてくれます。




孫二人を連れて、大きなスクリーンの前でETと記念撮影。




大きなオブジェや、トリッキーな画像が多くて、大人でも結構楽しめましたが、半年持たずに、同年9月に閉鎖されました。



なお、コメントとは個人的なものですので、ご了解ください。
#小樽思い出の一枚

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