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九居瀬城　２０１４．５.６

ch294586 情報

チャンネル名	九居瀬城　２０１４．５.６
チャンネル概要	九居瀬城は、永源寺ダム湖北岸にそびえる笠松山(通称尖山)山頂に築かれていた。九居瀬集落はダム建設に際して湖底に沈み、現在の九居瀬町には住人が１人も居ない。また八風街道の旧道も消失しているが、往時は八風街道を眼下に見下ろす立地にあった。ダム湖の南岸から東岸にかけてはＲ４２１が走るが、北岸の車道は整備不充分のため落石が多く、しばしば通行止になっている。その場合はダム堰堤を徒歩で横断し、堰堤北側の公園へ向かう。登城道は、白い観音像前から山上に向かって遊歩道が整備されている。遊歩道は九十九折しながら、やがて尾根部に到達する。尾根に出た付近からすでに城域に入っていて、尾根筋には土塁状の高まりが見られる。尾根道の進路を右手東方へとると、やがて尾根筋がＴ字に分岐し、南方に主郭部、北方に出郭が築かれている。双方の尾根がすぐにＬ字形に折れ、東方に延びる形状なので、谷部を挟んで相対した格好になっている。主郭部は、虎口跡と思われる北西端には崩れた石垣と思われる大石が散在し、所々に石垣が残る。風化が著しいが、虎口北側に２本、西側に１本の竪堀が認められる。虎口石垣を上がると、まもなく「笠松山」と記された木板がかかっているが、ここが最高所４８７ｍで主郭である。この主郭は西側は段築、東側は堀切により３段の曲輪に区切られているようだ。主郭部西南直下には半月状に腰曲輪が築かれていた。３段の主郭部の東端はこれも風化しているが、土橋を伴う堀切が掘られ、ここより東方約50mはほぼ自然地形が続き、東端に巨石が散在する長さ約40mの曲輪があった。全体的に主郭部は、切岸と堀切によって構成され、風化してしまったのか土塁らしきものが見られなかった。石垣が残っている。出郭部は痩せたＬ字形の尾根部を削平し、頂点標高４７１ｍ付近の北側斜面には２本の竪堀と１本の登り土塁が見られる。縄張判りづらいが随所に土塁が設けられている。東端に立つと、永源寺ダムが見下ろせる。旧街道の監視にはもってこいの見張り台。出郭をさらに北方へ下ると鉄塔が建つが、土塁を伴う出丸跡。
写真枚数	93枚
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ブログ	城郭探訪
タグ	佐々木六角氏織田佐々木信長近江城址戦国
作成/更新日時	2014-05-07 09:23 / 2014-05-07 09:25
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