弱音を吐く子は
何処のだれじゃ
食べてしまうぞ
死にたいのか
お前はまだまだ
この世で必要なやつだ
お前の叫び
”この世の今の苦しみが
恐ろしい心の苦痛が
自分に対する嫌悪が”
この3つを私が食べてやる
だからお前はもう死ねないのだよ
生きる喜びが溢れ出てくるだろ
すまないね
私がいる限り死ねないよ
by.pulse
何処のだれじゃ
食べてしまうぞ
死にたいのか
お前はまだまだ
この世で必要なやつだ
お前の叫び
”この世の今の苦しみが
恐ろしい心の苦痛が
自分に対する嫌悪が”
この3つを私が食べてやる
だからお前はもう死ねないのだよ
生きる喜びが溢れ出てくるだろ
すまないね
私がいる限り死ねないよ
by.pulse
なんで死んだらいかんがじゃ。
なんで死んだらいかんのんじゃ。
当たり前な答えはいらんがよ。そんなもん自分が一番ようわかっとるんじゃけ。
この世の今の苦しみが
恐ろしい心の苦痛が
自分に対する嫌悪が
いつもいつもうちにおそいかかるがじゃ。今ここが地獄なんじゃな。誰ぞ呼んだら、誰ぞに助けを求めたら救ってくれるがか。
うちを助けてつかあさい。
誰ぞうちの手をひいてつかあさい。
もう立ち上がることもできんがです。
差し伸べられた手は綺麗な手じゃったな。
うちの手を引いてどんどん歩いていくがよ。
髪の長い女じゃ。
「あんた、誰ぞ。」
問うたら女は前を向いたまま答えたがよ。
「うちに手をひかれたらほんまもんの地獄行きじゃ。それでもええがか。」
振り向いた女の顔は目も鼻も口も腐りぽかりと穴が開いているだけじゃったわ。顔の肉なぞとうに腐り落ちとった。
それでもええがよ。あんたなぞかわええもんじゃ。
この世の中腐り果てた人間いくらでもおるがじゃ。綺麗な顔してにっこり笑って腐っとる。
うちが答え終わらん間に女は消えたがじゃ。
なんで連れて行ってくれんかったんじゃろうか。
今押しつぶされそうなんじゃ。
今苦しさに地べたを這い回っとるんじゃ。
今ここがうちの地獄なんじゃ。生きとるここが地獄なんじゃわ。
誰ぞ助けてつかあさい。
誰ぞ助けてつかあさい。
それがかなわんなら
うちをあの世に送り込んでつかあさい。
うちの命を誰か、必要としとられる人にあげてつかあさい。
でも実は怖くないんだよ。
わたし達が生きていくためにいやなことを食べてくれるんだ。
人は見かけによらないね。
怖い顔してる番人さんだ。
もうこれ以上何もできない。
何年もかかって、まだここまでしか来れんのか。
頑張れば意味が分かる日が来ると思っていた。
もう赦してください。
死のう・・・
「絶望」という分水嶺。
その時、“どちら側に”身を投げるか?
全ての過程をじぃっと見ている目があった。
こいつは絶望を超えられる奴かどうか、信頼に足るかどうかを見定める、その目だ。