ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

07 イタリア4日目つづき

2007-09-05 | 旅行記
8/20(月)つづき
ここは小さな町なので、私たちはてくてくと歩いてブラウン城へ行き、お城の見学とともに、この辺りを訪れた映画スターの写真なぞを眺める。昔の映画スターが多く、私には難解。ソフィア・ローレンがとてもきれいだった。本当に昔からの有名な避暑地であることがわかる。
そこからまたてくてく歩いて灯台のある場所まで行った。絶景なんです。あたりまえだね。灯台だもの。風が強く、ここで撮った写真は髪が逆立ってまるでヤマンバだ!ところで、こんな場所にもBarの看板が!でもどうやって営業するのか?そもそも営業したことがあるのか?港から上ってくるには結構な距離があるし、もちろん歩いてしか来れないし、わざわざここでBarに入る意味はあるのか?謎だ!

お買い物でもしようかと思ったが、ブランド品には縁がないので、マグネットを買うことにする。先に入った店は6?。次に入った店では5?。そして水は1?。話には聞いていたが、ここの物価は半パじゃない。うかつにワインは飲めないと悟る。案の定、昼食をとった「DELFINO」(船着き場の目の前というロケーション)という店では、ワイン1本が35?だっけ?

昼食
◆ 1皿め:ファルファーレ。やや大きめでトマトソース。
◆ 2皿め:生野菜サラダ添えのカジキマグロソテー
◆ ドルチェ:パンナコッタ。ベリー系ソースがけ
日本人の口に合う量と味。これまでのボリュームに比べて物足りないような気もするが、少し胃を休めた方がいいでしょう。この店はイルカと花がモチーフらしく、お皿はもちろん、ワイングラス、水のコップにもマークがついている。カメリエーレの胸にも。

この食事の始まる少し前、突然雨が激しく降ってきた。私たちはテラス席の奥におり、影響はなかったが、あっという間の雨だったので、その辺を歩いている人がテラス席に雨宿りに入ってきた。こんな急激な天気の変化はやはり地球温暖化によるものらしく、雨の季節もひと月ぐらい早まりつつあるようだ。

ゴクミとアレジが結婚式を挙げたというポルトフィーノをあとにして、最終2時の船に乗込んだ。ラッキーなことに、ラファエロ一家はすぐ目の前の席に!でも、近すぎて隠し撮りできないじゃないか。う~ん、消化不良。と思ったら、前方にあやしいカップル発見。なぜか彼女の背中(うなじのすぐ下あたり)に「悪」の漢字!なんで、なんでそんな漢字を彫るの?もとほかにもいろいろあるだろう。意味わかってんの?漢字がはやっているにもほどがあるだろー!!!

行きと違って船は大揺れ!ラファエロ一家も大興奮ぎみ。やはり、海の男の判断は正しかったね。 その後は、ラパッロの町で、昨日見つけたスーパーへ行き、まるで暮らしているかのように普通の買い物をした。豆、米、パスタなどを買った。また、CHIANTIを部屋で飲もうと思い、オリーブ(50㌘ 1.05?)、オイル漬けのチーズ(牛乳瓶のふたぐらいの大きさを2個 1.32?)も購入。

ホテルまで坂道を30分ぐらい歩いて上ったが、部屋でワインを飲むには、ワインオープナーが必要だ。しかたがないので、フロントで貸して!とお願いすると、プール前のBarに行ってと言われる。イケメンお兄ちゃんに交渉してOKをもらう。でもボクもすぐに使うからみたいなことを言うので、「Torno subito!」(すぐにもどるよ)と答えた。実はこの“ワインオープナー”のイタリア名は知らなかった。辞書をめくっても見つからない。そこで、お兄ちゃんに返すついでに、「これの名前忘れちゃったんだけど、なんて言うんだっけ?」と言うと、「イタリア語で?」「もちろん」「cavatappi」なるほどね~。cavareが掘るとか引き抜くという意味で、栓がtappo。その複数形でtappi。ひとつ単語を覚えた! ^」^

オリーブはかなり塩気が強く、maritoは1個だけ食べた。チーズもそこそこ美味しかった。ワインを飲んだらお腹が空いてきたので、ホテルのレストランでパスタだけ食べようとしたが、わざわざ着替えをして行ったにもかかわらず、オープンまで40分もある。それで、一度部屋に戻ったが、いつのまにか眠ってしまった。