12/31 そういえば今日は大晦日。朝食には卵料理があってうれしかった。隣に座っていたご婦人がカメリエーレと会話を始めた。ナポリは危険だのイスキアがいいだのと話しているが、どんな暮らしをしているんだ?
maritoが、今日はスカートをはけ!と言う。なぜかというと、見かけで判断されるので、男性はどうでもいいが女性はちゃんとした格好をしなければならないというのだ。そりゃわかっているけどさ~、ま、確かにそうだね。ロシア帽比率と毛皮比率が高いことだし、お金持ちが観光に来るところなので、それなりの外見でないと昨日みたいに中国人にまちがえられる、という結論に達した。ただ、持ち歩いているバッグは機能性重視のものなので、バッグも買えと言い出す。うーん、ブランド品は持たない主義なんだけど…。
9時すぎに本島に着き、まず地図を買う。今日は歩いてサンマルコ広場へ向かう。maritoは地図を読める。ちょっと見るとすぐに頭に入るらしくどんどん進む。私は地図を回す。したがって、今日も主導権を握られた。チッ!
朝早いと地元民に会える。ちょっとmaritoとはなれてカメラをかまえていると、すれちがったおじいさんが笑顔で「Buongiorno」って、これがヴェネツィアに生息するという有名な “女性がひとりでいると声をかけずにはいられない”という人だね!
それから、美しいお姉さんがタバコを吸いながら電話をしている。橋にもたれて運河の方を見ながら。自分がどうやったら一番きれいに見えるかわかっている人って、自然にそういうポーズがとれるんだよね~。
そろそろゴンドラの営業が始まる時間らしく、準備をしているゴンドリエーレに向かって「きれいですね」と言ったら「乗らないかい、安くしとくよ」って本当か?そんな会話をしていたら、思わず足元が…踏んでしまった。今年の終わりにどーして踏んづけるかな。。。
サンマルコ広場に着いたらすでにお昼前。観光客もだいぶ増えた。ドゥカーレ宮殿のチケット売場に並ぶ。ここは、金の階段を登ることから始まる。でも、出る時は、牢獄から出される。これってどうなのよ!バロック調のハデハデゴテゴテの天井をこれでもかと見せつけられ、おなかいっぱいです。そんな大広間がいくつもあるもんだから、すっかり飽きてしまった。ものすご~く冷えるし、あまりにも広間が広いから、ここってテニスコートが何面とれるかな~!ここでテニスやりたいね~、芸術とスポーツのコラボだね!こんな調子でさ。
昼食の店探しは、歩きながら良さそうな店があったら入ろうと決めた。そして、とある橋の上で、丁度ゴンドラが通りmaritoが写真を撮り、私はその橋のたもとにトラッットリアを見つけ、そんなに高くはなさそうだったので、つい入ってしまった。この店、ひどかった。私たちの後に何組も続けて客が来店。近くのテーブルには現地に住む日本人を含むグループが座り、ハイテンション。私たちがオーダーしたのは、前菜のムール貝とプリモの魚介のパスタとトルテリーニ。そしてespresso。ムール貝は海から上がったばかりの味がした。魚介のパスタはバターをかなり使っているようで、ソースが重かった。トルテリーニも味はまあまあだが昼に食べるにしては重い。別の日本人もやって来て、カメリエーレは日本語で応対。といっても観光客相手にちょっとうさんくさい感じ。で、会計をしようとしたら、?85!ワインをフルボトルで1本、水を1本、前菜、パスタ2種、そしてesoresso2杯。それでどうして?85にもなるか教えてほしい!ここでのカメリエーレの態度は最低だった。会計伝票を呈示し、私が?100を渡すと、彼の次の動作はその会計伝票にお釣りの?15を挟み、こちらを見もせず(もちろん「Grazie」のひと言もなし)、私の目の前に投げるように置いたことだった。恐らくは日本のガイドブックにも載っているか、もしくは団体客が訪れる店なのだろう。黙っていても観光客はやって来る。そんな感じがした。これからヴェネツィアへ行かれる方、くれぐれもこのようなレストランに行って気分を害しませんように!ちなみに、このリストランテの名前は「Sempione」。
ヴァポレットでムラーノ島を目指すことにする。元より私はガラスが好きで、「ミッレフィオーリ」と呼ばれる花の形のガラスを集めて作った時計やペンダントヘッドをいくつか持っている。乗り場から41番の循環船を選ぶ。往復切符を買う際に、ムラーノまでどれくらいかかるかと尋ねると、10分という答えだった。ここのおじさんは丁寧だった。島の中をのんびり歩き、工房やお店を見てまわる。天気も良く、そぞろ歩きにはもってこいだ。maritoが気に入った電気のかさを?90で買う。置物として、maritoが「これがいい」と指したものは、なぜかお地蔵さんみたいで、その隣に並んでいた頭でっかちのものはタイかベトナムあたりの水田にいそうな人をほうふつとさせる。と言ったら、「こいつはなんてデリカシーがないんだ!」と返された。えへっ!
帰りの船はかなり混んでいる。人種の波に埋もれながら乗込んだ船着き場まで戻り、駅まで歩く。観光客はますます増えてきて、みんな地図を広げている。前を歩いていた子どもとお父さんのうち、お父さんが何かに向かって「Ciao」と言い、その後誰に向かうわけでもなく「Ciao,Ciao,Ciao」と連発。「Ciao」の練習?
maritoが、今日はスカートをはけ!と言う。なぜかというと、見かけで判断されるので、男性はどうでもいいが女性はちゃんとした格好をしなければならないというのだ。そりゃわかっているけどさ~、ま、確かにそうだね。ロシア帽比率と毛皮比率が高いことだし、お金持ちが観光に来るところなので、それなりの外見でないと昨日みたいに中国人にまちがえられる、という結論に達した。ただ、持ち歩いているバッグは機能性重視のものなので、バッグも買えと言い出す。うーん、ブランド品は持たない主義なんだけど…。
9時すぎに本島に着き、まず地図を買う。今日は歩いてサンマルコ広場へ向かう。maritoは地図を読める。ちょっと見るとすぐに頭に入るらしくどんどん進む。私は地図を回す。したがって、今日も主導権を握られた。チッ!
朝早いと地元民に会える。ちょっとmaritoとはなれてカメラをかまえていると、すれちがったおじいさんが笑顔で「Buongiorno」って、これがヴェネツィアに生息するという有名な “女性がひとりでいると声をかけずにはいられない”という人だね!
それから、美しいお姉さんがタバコを吸いながら電話をしている。橋にもたれて運河の方を見ながら。自分がどうやったら一番きれいに見えるかわかっている人って、自然にそういうポーズがとれるんだよね~。
そろそろゴンドラの営業が始まる時間らしく、準備をしているゴンドリエーレに向かって「きれいですね」と言ったら「乗らないかい、安くしとくよ」って本当か?そんな会話をしていたら、思わず足元が…踏んでしまった。今年の終わりにどーして踏んづけるかな。。。
サンマルコ広場に着いたらすでにお昼前。観光客もだいぶ増えた。ドゥカーレ宮殿のチケット売場に並ぶ。ここは、金の階段を登ることから始まる。でも、出る時は、牢獄から出される。これってどうなのよ!バロック調のハデハデゴテゴテの天井をこれでもかと見せつけられ、おなかいっぱいです。そんな大広間がいくつもあるもんだから、すっかり飽きてしまった。ものすご~く冷えるし、あまりにも広間が広いから、ここってテニスコートが何面とれるかな~!ここでテニスやりたいね~、芸術とスポーツのコラボだね!こんな調子でさ。
昼食の店探しは、歩きながら良さそうな店があったら入ろうと決めた。そして、とある橋の上で、丁度ゴンドラが通りmaritoが写真を撮り、私はその橋のたもとにトラッットリアを見つけ、そんなに高くはなさそうだったので、つい入ってしまった。この店、ひどかった。私たちの後に何組も続けて客が来店。近くのテーブルには現地に住む日本人を含むグループが座り、ハイテンション。私たちがオーダーしたのは、前菜のムール貝とプリモの魚介のパスタとトルテリーニ。そしてespresso。ムール貝は海から上がったばかりの味がした。魚介のパスタはバターをかなり使っているようで、ソースが重かった。トルテリーニも味はまあまあだが昼に食べるにしては重い。別の日本人もやって来て、カメリエーレは日本語で応対。といっても観光客相手にちょっとうさんくさい感じ。で、会計をしようとしたら、?85!ワインをフルボトルで1本、水を1本、前菜、パスタ2種、そしてesoresso2杯。それでどうして?85にもなるか教えてほしい!ここでのカメリエーレの態度は最低だった。会計伝票を呈示し、私が?100を渡すと、彼の次の動作はその会計伝票にお釣りの?15を挟み、こちらを見もせず(もちろん「Grazie」のひと言もなし)、私の目の前に投げるように置いたことだった。恐らくは日本のガイドブックにも載っているか、もしくは団体客が訪れる店なのだろう。黙っていても観光客はやって来る。そんな感じがした。これからヴェネツィアへ行かれる方、くれぐれもこのようなレストランに行って気分を害しませんように!ちなみに、このリストランテの名前は「Sempione」。
ヴァポレットでムラーノ島を目指すことにする。元より私はガラスが好きで、「ミッレフィオーリ」と呼ばれる花の形のガラスを集めて作った時計やペンダントヘッドをいくつか持っている。乗り場から41番の循環船を選ぶ。往復切符を買う際に、ムラーノまでどれくらいかかるかと尋ねると、10分という答えだった。ここのおじさんは丁寧だった。島の中をのんびり歩き、工房やお店を見てまわる。天気も良く、そぞろ歩きにはもってこいだ。maritoが気に入った電気のかさを?90で買う。置物として、maritoが「これがいい」と指したものは、なぜかお地蔵さんみたいで、その隣に並んでいた頭でっかちのものはタイかベトナムあたりの水田にいそうな人をほうふつとさせる。と言ったら、「こいつはなんてデリカシーがないんだ!」と返された。えへっ!
帰りの船はかなり混んでいる。人種の波に埋もれながら乗込んだ船着き場まで戻り、駅まで歩く。観光客はますます増えてきて、みんな地図を広げている。前を歩いていた子どもとお父さんのうち、お父さんが何かに向かって「Ciao」と言い、その後誰に向かうわけでもなく「Ciao,Ciao,Ciao」と連発。「Ciao」の練習?