しばらくぶりに、夜の遅い時間に電車に乗った。日付が変わる少し前なので、まあ乗っている人はみな眠そうだ。できるなら、今すぐここで布団に入りたい葛藤を抱えながらただぼーっとしている。
ふと見ると、床にスマホが落ちている。拾おうかと思ったがやめた。こんな遅くに「拾いました」と届けるべきのはいったいどこなのかさっぱりわからない。ましてや次の駅が終点だ。車庫に入る前に寝落ちの乗客と一緒に乗務員さんが拾ってくれるだろう。持ち主さん、ごめんね。
そうして、中身があるようでないような話(大事な話もあったかなぁ)をした今日を振り返る。まだ三分咲きくらいの靖国の桜を見上げながらだらだらと歩く心地よさ。街頭の灯を受けて続く道は危うい感じを微妙に映し、そこを歩いている自分もまた夢と現実が混在しているようなふわふわとした何かに包まれているよう。
なんとなく、こんな場面のことはこの先幾度となく頭をよぎりそう、な気がする。きっと。
ふと見ると、床にスマホが落ちている。拾おうかと思ったがやめた。こんな遅くに「拾いました」と届けるべきのはいったいどこなのかさっぱりわからない。ましてや次の駅が終点だ。車庫に入る前に寝落ちの乗客と一緒に乗務員さんが拾ってくれるだろう。持ち主さん、ごめんね。
そうして、中身があるようでないような話(大事な話もあったかなぁ)をした今日を振り返る。まだ三分咲きくらいの靖国の桜を見上げながらだらだらと歩く心地よさ。街頭の灯を受けて続く道は危うい感じを微妙に映し、そこを歩いている自分もまた夢と現実が混在しているようなふわふわとした何かに包まれているよう。
なんとなく、こんな場面のことはこの先幾度となく頭をよぎりそう、な気がする。きっと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます