ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

新首相

2007年09月24日 | Weblog


麻生さんというのは、飲み屋の親父にはうってつけだ
が、首相としてはあまりに知性を感じない(過去の首
相がどうであったかはこの際不問)。
しかし、大衆演劇のスターの資質はある。
一方福田さんは、その点では全く麻生さんには敵わな
い。
結局、その資質のあるなしが、麻生さんの善戦につな
がったということなのだろう。
福田さんは、冷たく感じるから、人気面では望めない。
個人的には、なんとなく「のらくろ」のイメージがあ
るのだが、それは特殊な感覚か。
しかし、攻撃する方からすれば、福田さんはやりにく
いのではないか。
どこか飄々として、つかみ所がなく、本心ではまずい
なと思っているかもしれない。
自民党も、その辺のところは分かっていての人選とい
う気がする。
そんな老獪さはまだまだ健在らしい。

笑っちゃうのは、小泉チルドレンと言われる連中。
親分をもう一度担ぎ出そうとして失敗。
傍から見てると、滑稽としか思えないのだが。
そもそも小泉さんの政治って、どこが良いのか未だに
良く分からない。
「真夏の夜の夢」の夢が、本当に夢だったと気付いた
時、首相が安倍ちゃんだった、という側面もあったの
ではないだろうか。
間違いだらけの人選連発で、自爆を早めたということ
も勿論あるが、幻想が大きかった分、誰がやっても同
じ運命だったのではないかと思う。
ただ、お坊ちゃん首相は、思想だけは教え込まれたが、
問題解決能力までは備えてなかったので、全くの不適
任であったのだが、そこが分からなかった自民党の見
る眼のなさは救い様がない、と思っていたのだが、今
回はちょっと揺り戻しが働いているようで、鵺のよう
な自民党も相変わらずしぶといと思わざる得ない。
果たして福田さんでどうなるのか。
前回、前々回と違って、今回はちょっと興味がある。



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