ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

城の名前

2007年09月23日 | Weblog


昨日、「烏城」は「岡山城」のことで、「熊本城」は
そうではないということを書いたが、あるところから
の情報で新事実が分かった。
どうやら「熊本城」も「烏城」と呼ばれているらしい
のだ。
というと、こちらの記憶も、強ち間違いではなかった
ということになる。
ついでに「松本城」も「烏城」と呼ばれているという
ことだ。
こちらは身近すぎてノーマークだった。
何のことはない、黒っぽい城は大体同じような発想で
「烏城」と呼ばれているというのが正解、のようだ。
但し、本家と言おうか、昔から定着しているのは「岡
山城」で、しかも発音が違い、カラスジョウではなく
ウジョウと言うらしい。
「烏城」一つで、いろんな事実が分かってきた。

それにしても、黒いからと言って「烏城」ではあまり
に発想が貧困ではないか。
別に「燕城」でも良さそうなものなのに。
燕は黒より青よりのイメージだからか。
そうやって考えると、あまり黒のイメージの生物って
数は多くない。
ついつい烏になってしまうのも致し方ないような気が
してきた。
しかし、「とり」(漢字で書くとカラスなのかトリな
のか分からないのでひらがな表示)限定というのが決
まりのようになっているが、これも不思議と言えば不
思議だ。
権力の象徴としての天に向かうイメージがそうさせる
のか。
確かに、地面を這うイメージの「鼠城」では、威厳が
保てないということになりそうだし、「油虫城」なん
て付いたら完全に嫌われ者になりそうだ。

逆に良さそうなのは、窓の周りを朱色で縁取って「朱
鷺城」。
攻める方も、特別天然記念物では攻められまい。
屋根瓦にいろんな色を混ぜ「軍鶏城」なんてのも良さ
そうだ。
しかも、強そう。
「梟城」というのも、なんだか思慮深い城主がいそう
で良い。
これが「ミミズク城」となると、可愛さは増すが威厳
もなくなる。
塀を黒白のまだらにして「山蝉城」というのもいけそ
うだ。
当然(何が当然なのか分からないが)「隼城」はあり
だ。
基本的に猛禽類はありだろう、その直接的イメージか
らして。
しかし、「ノスリ城」「大鷲城」「熊鷹城」「犬鷲城」
は勿論ありだが、「チョウゲンボウ城」「ツミ城」「サ
シバ城」「ヨタカ城」は今ひとつの気がする。
「ハチクマ城」はどちらに入るか、漢字で「蜂熊城」
だったら辛うじて合格ということだろうか。
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