ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

クスクス

2009年07月20日 | 食べ物


「クスクス」を食べる。
買っておいても、なかなか食べる機会がないのがこの
「クスクス」。
一応、パスタの仲間だが、単独で食べるというより付
け合せ的な食べ方になってしまうので、さあ「クスクス」
を食べようということにはなり難い。
挽き割り小麦のような、ぼそぼそとした食感も、初め
てだととても美味いとは思えないし、変な食べ物とい
う印象を持ちやすいが、好きである。
元々は、チュニジアとかあの辺が発祥らしい。

乾燥しているとは言え、直ぐに古っぽい臭いがつくの
で、一応冷蔵庫に入れて保存している。
以前、箱のまま常温で置いといたら、あっという間に
臭くなってしまった。
で、今回だが、汁物と混ぜて食べるのが美味しい食べ
方なので、その汁物に当る何かがほしい。
店だと、例えば子羊の煮込み(ナバラン)などが一緒
に盛られてきたりする。
或いは、肉のソテーや串焼きと別にトマトソース(よ
りはスープに近いもの)とか。
いずれもポイントは、その味付けだ。
エスニック的な味が絶対的に必要なのだ。
つまり、スパイシーな味。
唐辛子の辛味も必須。
そんなこともあろうかと、クスクス用のチューブ入り
のホットソースを買って置いたのだ。
やっと出番が来た。
同じような辛味ソースは、バリ料理にもあったが(サ
ンバルソース)、こういうのを入れると入れないので
はその味の本格度が大きく違う。

その汁物だが、前の晩に作っておいた「ラタトゥイユ」
を使おうと思ったのだ。
汁気がちょっと足りないが、味的には合うのではない
か。
ということで、その「ラタトゥイユ」にホットソース
を足し、鶏をソテーしたものも沿え「クスクス」の完
成だ。
鶏は塩コショウだけではなく、エスニック的な味にす
るべくコリアンダーのパウダーも振る。
結果、汁気はやはり足りないが、味的には「クスクス」
として完成されていた。
やはり、ホットソースが効いていた。
それとコリアンダーもかなり。
スパイスの使い方一つで、チュニジアに向かうか日本
に帰ってきてしまうかということである。
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