大好きな民謡のお話を・・・

今夜貰うた花嫁様に 花を咲かせて実をならせ
その実を撒いて育て上げ、大黒柱とするわいな・・・那須松坂

下野胴搗唄(栃木県)

2011年03月27日 | お稽古
昨日の NHKラジオ 「民謡をたずねて」 は 特集[伊勢音頭をたずねて] ということで、次のような 曲目/歌手 (敬称略)で放送されました。(平成22年7月31日の再放送)
栃木県の宇都宮在住の兄弟子でもあり、以前(平成22年12月22日)のブログで紹介しました 岡田光夫(貢峰)先生の「下野胴搗唄」が放送されました.


伊勢音頭(三重県) / 佐藤松子
郡上節~かわさき(岐阜県) / 郡上おどり保存会
薩摩伊勢音頭(鹿児島県) / 由岐ひろみ
下野胴搗唄(栃木県) / 岡田光夫
津軽願人節(青森県) / 浅利みき

以下は、「下野胴搗唄」の番組内での紹介です。

栃木県には日光東照宮があり伊勢神宮とともに多くの人が参拝に訪れました。その参道の一つ「日光街道」に残る民謡が「下野胴搗唄」です。お座敷唄「伊勢音頭」が全国に広まっていく中で、唄われる場面も変わっていきました。ある所では 祝いの席での唄、別の地域では土を固める作業をしながら唄う唄というようにです。「伊勢音頭」の名残はその囃子言葉に強く残っているものが多いのです。この「下野胴搗唄」もまた土を固める時、作業をする人たちの音頭を取るために唄われた民謡だと云われています。


      「下野胴搗唄」   
   ここはナー 大事な大黒柱
   力合わせてヤンレ頼みます
    (ササヤートコセー ヨーイヤナ
     アレワノセ コレワノセ
     ササ ナンデモセー)

   お前ナー 百までわしゃ九十九まで
   共に白髪のヤンレ 生えるまで
     (ササヤートコセー ヨーイヤナ
      アレワノセ コレワノセ
      ササ ナンデモセー)

   目出度ナー 目出度のこの家のあるじ
   黄金(こがね)垂木にヤンレ枡をとる
      (ササヤートコセー ヨーイヤナ
       アレワノセ コレワノセ
       ササ ナンデモセー)

こうして まとめて聞いてみると確かに似ています。 特に「津軽願人節」とは 囃子の部分がよく似ていました。

ちなみに トップの写真のカセットテープには 「下野胴搗唄」は収録されていません。

  
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スペーサー | トップ | 恥ずかしい・・・・ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
桜美人様 (コタロー)
2011-03-28 21:38:21
この、「下野胴搗唄」のことはよくわかりませんが、伊勢音頭は隠岐祝い音頭の元唄として、隠岐に深い縁があります。どういう経路で隠岐に伝わったのかはわかりませんが、隠岐でもこの唄は祝いの席では欠かせない唄として歌われていますね。
「下野胴搗唄」の囃子言葉のササヤートコセーは隠岐祝い音頭の囃子言葉とよく似ていますね。
返信する
コタロー様・・・ (桜美人)
2011-03-29 06:10:03
そうだったんですか・・・「隠岐祝い音頭」の囃子・・・・本当、似ていますね・・・  教えて頂き、ありがとうござます。
頭の「ササ」のところは「まだまだ」と唄っている場合がありますが、 地元では 「ササ」と皆さん、唄っているのでしょうか?
コタロー様、教えてください。よろしくお願いします 
返信する
桜美人様 (コタロー)
2011-03-29 20:55:58
隠岐祝い音頭の囃子言葉で、最初は「マダマダヤートコセー」」と歌っておりましたが、隠岐の作詞家の近藤武先生が伊勢音頭のササヤートコセーに併せて作り変えています。このことも、隠岐祝い音頭が伊勢音頭に原点があるということを物語っていることが伺えますね。
現在は、ササヤートーコーセーノヨーイーヤーナーアーリャナーコレワイナー」と歌います。
返信する
コタロー様・・・・ (桜美人)
2011-03-29 21:22:08
以前から、不思議に思っていました。 お陰様で解決しました ありがとうございました 
返信する

コメントを投稿

お稽古」カテゴリの最新記事