はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

読了 「運転者」 。

2023-01-24 08:36:00 | 記録:本

kindleで本を読むのが定番になってきました。
昨年は数冊。驚きです。(それくらいで驚きとは情けない😁)
ただ、感想は書いてません(^^ゞ

一冊、記録がてら書き残してみます。

「運転者」著:喜多川泰

ストーリーはこちら↓(Amazonより)

中年にして歩合制の保険営業に転職し、二年目の修一。
しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。

ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、
いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。

妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない
。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。
さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、
母からの電話が心にのしかかる。

「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」

思わず独り言を言ったそのとき、
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。

それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――?

運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。
運はいい悪いで表現するものじゃないんですよ。
使う・貯めるで表現するものなんです。
先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。
運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。
周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より

 

 

読みました。
自分も「運が悪い」「恵まれてない」と思うことが多いのですが、偶然この本を読むことになり、主人公と同じように、アドバイスされても素直になれない、前向きになれない。そんな感じでした。

なので、今目の前のことに一喜一憂するのではなく、たとえ自分には結果が伴わなくても、誰かに訪れるかもしれない「運の蓄積」積み重ねの大切さ。それを痛感させられました。
自分だけに投資ではなく、将来の子どもたちへの「貯蓄」。
それが「幸運」に繋がるのかもしれない。

 

すごく納得できた。前半からの「伏線回収」もお見事でした。
ただ、如何せん、導いてくれるタクシー運転手と主人公とのやり取りが会話ベースで、まるで台本のよう。しかも、「禅問答」みたいになってきて何とももどかしく、なんだか「自己啓発本」を読んでるような感じで、何度も中断・・・・一気に読めば感想も違ってきたかもしれないけど。


先祖から未来へ続く系譜。
自分たちに置き換えても、ささやかな「ファミリーヒストリー」のように続いてきた物語を思い起こしました。
そういう「気づき」はあったけれど、ちょっともどかしくて「感動」・・・とまでは行かなかったかな。

 

ただ、お昼休憩、お弁当を食べながら、久しぶりに「物語の世界」に浸れました。
たまには現実世界を忘れて、「架空の物語」にはまる時間は大事かもしれませんね。


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