7月も今日で最後。
それにしても暑いですねぇ。(もうあいさつ代わりの言葉ですね)
暑い日に、賑やかなテレビ番組はしんどいなぁ・・と、チャンネル変えてたら、BSで静かな番組が。
時々見ていましたが、久々に見ても、その地域の、普通の姿を見せてくれる、いい番組です。
私が見たのは、「ロンドン」メイフェアとソーホー。
若い頃行った海外旅行のトランジットで立ち寄ったロンドン。
あの時は冬の時期で、薄暗くて、イマイチ楽しめなかったけど、二階建て観光バスから見た光景は、歴史のあるカッコいい町だなぁと。
この回で、印象に残ったもの。
【メイフェア】
何世紀にもわたってスーツを作る老舗。
顧客一人一人に合わせて型を取り、一生ものとして、丁寧に作られる服は、本当に素敵。修繕すれば代々受け継いでも着れそうな感じ。もちろん職人の手作り。ファストファッションが主流の今、まさに目からウロコ。
手あたり次第ではなく、「大人の一点もの」を大事にするって素敵。
敷居の高そうな会員制の大人の社交場あり、高級ショッピング街あり。
歴史と伝統を重んじる、そんな感じ。
【ソーホー】
こちらは、下町のような、ある意味クールでロックな印象。
多様性という言葉をよく聞くようになりましたが、そういう言葉さえ必要のない、それが当たり前の風景。いい意味で、深入りしない。そんな生き方もあるよね、というような感じで、素敵でした。
メイフェアとソーホー、対照的な街が目と鼻の先、というのも魅力的。
いずれにしても、歴史と伝統も大事にし、いろんな生き方も受け入れる。
流行に流されず、チャラついてない。
「大人の街」
20代で行った、初海外のパリもそういう印象だったなぁ。
以前も書きましたが、弾丸旅行で行ったポルトガルのポルトも、番組で取りあがられてました。ポルトガルも石畳と歴史ある建物が残る、素敵な場所でしたが、どこに行ってもちょっと陽気な、下町っぽい風情が。
この番組、コロナの頃は、日本の各地も取り上げていましたね。あれもとても良かったなぁ。
また日本版をお願いします。
もちろん、旅番組なので、良い風景、都合の良いところしか出てこないと思いますが、観光地をタレントがにぎやかに歩くわけでも、「映え」的な光景ばかりでもない。本当に街並みを歩いて、ナレーションの役者さん達が現地の人と話しているような、堅苦しくない風景映像なので、一緒に旅行気分が味わえます。
以前も書きましたが、短期滞在でもわかる、価値観や文化の違い。戸惑いも多かったけど、刺激的だった。
やはり、若い人にはドンドン行ってほしい。
日本がいかに便利な国で、それに甘えてるか。
最近本当に痛感するなぁ。(電車なんて遅れて当たり前、ですよねぇ。)
団体旅行もいいけど、個人でプランを組んでいくのも楽しかった
道に迷ったり、失敗もあったけど、地元の人とのまさに「ふれあい旅」ばかり。今考えれば本当に貴重な体験で、誘ってくれた友達たちに、今さらながら感謝です!
ロンドン、パリ、ポルトガル・・改めて、またじっくり行きたいなぁ・・・と心から思った番組でした。コロナで窮屈だった分、ちょっと、海外の刺激を受けたいよね。
う~ん。でも体力も落ちたし、不調気味だし、この先飛行機に乗ることがあるかどうかも不明です