☆つる姫の星の燈火☆

#332 雪の匂い

日本海側では大雪、関東でも雪が降ったところもあるようですが、ほとんど見ないテレビ、ちらりと見た雪の降る光景は、故郷の寒い冬を思い出させてくれました。

今は、昔のような大雪は滅多に振らなくなったようですが、私の幼いころは、結構な積雪があったものです。

そして、視覚の記憶とともに甦る、雪の匂い。

雪に匂いがあるんかい、と思われるかもしれませんが、あるんですよ。

この城に住んで何年かたった冬のある日、窓を開けたら雪の匂いがした気がしたんです。

その後、雪が降ってきました。

その「匂い」が、雪の降る前の風の匂いなのか、遠くから舞い降りてくる雪の匂いなのかわかりませんが、とにかくその時に「雪の匂い」と感じたことは確かです。

逆に、実家に住んでいた頃には、そんなものを意識したことはなかったのです。

脳の記憶の分野と嗅覚の分野は近くにあって・・・みたいな話は聞いたことがありますが、香りと記憶には密接なつながりがありそうですね。

雪国のような雪深い田舎で育った私には、雪の匂いが嗅覚とつながって記憶の底に残っていたのかも。

 

あなたには、そんなようなものはありますか?

何かの匂いがトリガーになって、何かの記憶がよみがえる、みたいな。

 

雪が降ると、暮らしが不便になることも多いですが、その風景は息をのむほど美しくなることもある。

車窓の雪景色を眺めながら、旅がしたいなあって、冬が来るたび思う。

初めての駅に降り立つときにも、雪の匂いがするのだろうか。

10年前の二月、所用あって田舎に帰った時に、雪が迎えてくれました。

深山幽谷も冠雪。

この年の秋に病気が発覚したのでありました。

 

今日の言葉

雪は子供の頃に遡る反応を引き起こす

アンディー・ゴールズワージー

 

そういえば、今年の誕生日には雪が降ってくれて、雪だるま作ったわ。

かわいいことするよねえ。

 

 

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つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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