ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

ファミレスの思い出・・・

2009-10-28 17:22:31 | グルメ(☆B級を含む)

 日本で最初のファミレスチェーンの最後の店が明日閉店するという。誰もが目にした事のあろうあの「ヒバリ」のマークは、1号店のすぐ近くに「ひばりヶ丘団地」があったからなんだとか、意外とテキトーな命名だったのね。20代のカネの無い頃によくお世話になったファミレスのパイオニアが閉まるのはちょっと淋しいなぁ、ソウルでケンカしたSや同級生とよく夜中のファミレス通いをしたっけ。当時は今みたいに色んな店がまだ無くて、すか○らーく、ロイ○ルホスト、デ○ーズくらいだったっけ。ぴらにあはもっぱらデ○ーズ派、他の店に比べて少し安かったから・・・

 さて、ぴらにあが初めてファミレスというモノを知ったのは、小学校5年か6年生のある日の事。「近くの団地の中にレストランが出来たよ!」とクラスの友だち、「絶対にウソだ!」と思った。というのも、ぴら家のあった東京都○○市は、市境の一部がなんとか23区にくっついているけれど、30年前はまだまだモロ田舎だった。放課後の遊びといえば、キイチゴの実を集めて食ったり、雑木林でカブトムシを捕ったり、上水の橋の上からスルメでザリガニを釣ったり、日が暮れたら口裂け女が出たり、となりのト○ロの情景とあまり変わらなかったから。そんな地元の、しかも駅前でも無い場所に「レストランなんか作るワケ無いでしょ!」と子供ながら本気で思った。しかし、日に日に「レストランに行った!」という友だちが増えていく。こうなると、もう勉強どころじゃない(元々か?)。家に帰って、「○○台団地にレストランが出来たんだってよ!(まだ半信半疑)」と父親(現じじ)に言うと、「なら行ってみるか?」と想像もしなかった反応が。父親も信じられなかったのかも・・・

 レストランにはぴらにあも弟もブレザーを着ていった。見た事もない広いレストランにはフカフカの絨毯がひかれていて、なんか日本じゃないような気がした。ぴらにあと弟はハンバーグステーキのセット、鉄板でジュージュー焼けているハンバーグなんてその時初めて食った。慣れないナイフとフォークで頬張っていると、弟は箸でハンバーグと格闘していた。父親は串カツとビール、太っ腹にデザートのアイスクリームも頼んでくれた。その日は、たぶんぴらにあの人生の中で一番盛り上がった日だと思う。希望の高校に合格した日の事も、ぴら奥さんとの結婚式の事も、ちぴらやちぴ子が生まれた日の事も、ボケたら忘れちゃうかも知れないけど、ファミレスに最初に行った日の事は絶対に忘れないんだろうなぁ。いや、島にガ○トとかバー○ヤンが出来たらそれも一生忘れない気がするけど・・・

 あ、ばばさんはこの話を知らなくても記憶喪失ではありませんよ。だって、ばばさんが実家へ手伝いに行っていた日に父子でイイコトしてたんですから・・・
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こんにゃくゼリーバッシング・・・

2008-10-06 23:10:28 | グルメ(☆B級を含む)

 メラミン牛乳や事故米であまり目立ってないけど、こんにゃくゼリーが叩かれているのが気に入らない。確かに、あのプルプル感と大きさは喉に詰まったら危険だとぴらにあも思う。インターネットのニュースによると、平成7年から現在までなんと17人の窒息死者が出てるんだとか。こんにゃくゼリーが詰まって亡くなった方は本当に可哀相だと思うし、そのような事故はもう二度と起こってほしくない。しかし、「あんな危ない食品は製造中止しろ!」とか、「すぐに回収しろ!」とか、お役所主導でそんな方向に進んでいいんだろうか?

 危険な食品といえばモチはどうだろう?。正月を過ぎると毎年必ずモチを喉に詰まらせて死んだ人のニュースが流れるけど、「モチを売るな!」という話は聞いた事がない。フグだってそうだ、あんなにカンペキに毒を持った魚なのに禁漁には絶対にならない。食品ではないけれど交通事故では毎年何千人という人が亡くなってる。けど、「あんな危険な自動車を作るとはけしからん!」という話も出ない。世の中に生命の危険を伴う事柄なんてたくさんあるのに、いくらなんでもこんにゃくゼリーばかり不公平じゃないのかと・・・

 とはいえ、こんにゃくゼリーが食い方によって危険なのは間違いないから、それなりに注意は必要だと思う。カップに直接口をつけて食べようとすると、勢いよく吸い込んで気道に詰まってしまうおそれがある。それは、一度こんにゃくゼリーを口にした事のある人なら誰でも感じるはずだ。じゃぁどうするのか、ぴら家では必ずお皿に移してスプーンですくって食べている。カップから直接食べる時でも必ずスプーンですくって、そうすれば固まりが小さくなるし強く吸い込む可能性も少なくなる。ちぴらも誰に言われなくたって、こんにゃくゼリーとマイスプーンは台所からセットで取ってくる。スプーンを洗ったりするのが多少面倒くさいけど、ぴらにあが考える一番簡単で効果的な危機回避だと思う。熱い飲み物をそのままカポッと飲んだらヤケドするのは当たり前、誰だってフーフーしてゆっくり飲むとか、スプーンですするとかして飲むはず。こんにゃくゼリーだって状況を見て考えて食べればいい。そんな適切な判断が出来ない小さな子供には親が教えてやればいいし、老人ホームなんかでは介助の人がちょっと気を遣ってやればいい。一人一人がよく考えたり工夫したりする事で、こんにゃくゼリーの事故はずいぶん減るんじゃないのかな・・・

 ちぴらもぴらにあも大好きなこんにゃくゼリー。でも、別に世の中から無くなったってそんなに大きな影響は出ないだろう(こんにゃくゼリー工場の人は困るけど)。そんなこんにゃくゼリーを槍玉に挙げて、何か別の本当に注目すべき問題から話をそらそうとしてるとしか思えず、前のカイワレダイコン騒動みたいにならなきゃいいけど。ぴらにあの考えずぎかな・・・
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突撃、都会の晩ご飯!

2008-09-12 20:00:10 | グルメ(☆B級を含む)
 メガネおじさんのフライドチキンを調子に乗って3切れ食ったら、モーレツに胃がもたれて辛い。あ~ぁ、40ちゃい児はダメだなぁ・・・
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マズイ料理の作り方・・・

2007-11-11 20:09:30 | グルメ(☆B級を含む)

 ぴらにあが休日出勤の日の晩ご飯くらいぴら奥さんが作ってくれる。う~ん、人の作ってくれたゴハンってうまいんだよなぁ。たまの温泉旅行に来た主婦のコメントみたいだけど。で、今日のメインディッシュは豆腐とエビのチリソース炒め、うまそ~!と一口食べてみると・・・

 なんじゃこりゃ~、見た目とは違って激マズじゃん。色はしっかり赤いけど、酸味が強すぎて全然辛くないし、全体の味もかなり薄い。こりゃ『チリソース』じゃなくて『サワーソース』だよ。よほど文句を言おうかと思ったけど、クック☆゛ゥみたいな出来合いの中華ソースを使ってるんだろうし、ぴら奥さんの作り方のせいじゃないよな。しょうがないからお醤油をドボドボかけて黙って食う。そして食後、ぴら奥さんが作ったんだからお片づけはぴらにあがやろう。食器を洗いながらふと流しのスミを見ると、オレンジ色の液体が入った小袋(未開封)を発見、『辛味ソース』って書いてあるじゃん。「この調味料入れなかったの?」とぴら奥さんに聞くと、「だって、辛くなると思ったんだモン!」って。だったらチリソースの素なんか買って来るんじゃね~!

 「あんな味でマズくなかったの?」とぴら奥さんに聞いてみると、「べつに・・・」って思った通りの答え。ある意味、舌の守備範囲が広いぴら奥さんでした・・・
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セロリ好き・・・

2007-11-06 19:13:25 | グルメ(☆B級を含む)

 スーパーの野菜コーナーに行くたびに「セロリかって!」って若旦那、そんなのホントに食うのか?、見た目だけで言ってるんじゃないの?。でも、せっかくだから買ってやろう。葉っぱの方は昨日のクリームシチュー(ぴら奥さん御謹製)に入れて、茎は細く切ってサラダにする。今宵のメインはちぴらの好きなケチャップライス、なのにナマのセロリばかりシャキシャキと食い続ける若旦那。「ご飯も食べなよ!」ってぴら奥さんに言われても、シャツをめくって「もうおなかポンポン!」ってセロリしか食ってないじゃん!。結局、ご飯は半分残してとっておきのセロリは食ってるし。ヘンなモノが好きな5ちゃい児だなぁ・・・
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イモ餅をもらう・・・

2007-10-24 22:09:43 | グルメ(☆B級を含む)

 晩ご飯を食べているとドアをノックする音。ぴら奥さんとちぴらが出てみると、下の部屋のYくんが立っていた。「おいものお菓子、ママが食べて下さいって!」ってイモ餅を持ってきてくれたらしい。イモ餅は蒸かしたサツマイモと小麦粉を混ぜてサラダ油で揚げた伊豆大島の伝統的なおやつ、作り方も簡単で素朴だけどモチモチしてうまい。「アシタバ入りもあるからね!」ってYくんは帰って行った。竹の皮の包みを開けてみるとイモ餅が6個、さっき大好きなハンバーグと煮物で満腹のちぴらもイモ餅にかじりつく。あっという間に1個食べきって、もう一つのイモ餅をじーっと見つめてる。「1個で止めときなよ、お腹痛くなっちゃうよ!」ってぴらにあ、「もう、いたい・・・」ってちぴら。そんならさっさとトイレに行ってらっしゃい・・・

 トイレから戻ってきて、やっぱり我慢できずにアシタバのイモ餅も食った若旦那、お腹がカエルみたいに膨らんでるし。週末あたり、紫イモ(スジが少なくてお菓子にしやすい)で作ってやろうかな?
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あんころ餅騒動に泣く・・・

2007-10-19 23:19:50 | グルメ(☆B級を含む)

 アジア某国の段ボール肉まんや、ホワイトチョコレート屋の騒動が下火になってきたと思ったら、今度はあんころ餅屋がモメている。いや~、ぴらにあもあのお店好きだったんだけどなぁ。神社のお参りに行って、真っ黒いうどんのでじゃーとに名物のあんころ餅、なんか御利益がありそうな感じがして。製造年月日をかなり誤魔化していたらしいけど、今まで300年の歴史であんころ餅が当たったという話を聞いたことがないから、やっぱり日本の食品衛生技術って最高なんだな・・・(ホメてないけど)

 しかし、賞味期限の問題ばかりワイワイ言っていて、あまり報道されてないラベルの原材料名偽装疑惑。食品のラベルに書いてある材料名は、JAS法で多い順(水を除いて)に記載するように定められている。あんころ餅は砂糖>小豆>餅米の順で原料を使っているところを、『小豆、餅米、砂糖』と表記していたんだとか。実際にはお砂糖を一番多く使っていたのに、値段が高い小豆を多く使っていると書くことによって高級感を出そうとしたんだろうな。原材料の配合割合は製品の味や価格に大きく影響する。何も高けりゃいいってモンじゃない。高級な材料をケチったり、安い材料ばかり使ったりする食品が、それなりの値段(低価格)で提供されていれば妥当だと思うけど、売る側はどうにかして少しでも高く売りたい。だから、○○様ご愛用とか☆☆シェフのプロデュースをか、高いショバ代払ってデパ地下で売るとか、あるいは容器や包装を凝ったりして、なんとか高級感を出そうと頑張っている。しかし、そういった努力は本来の中身(食べる部分)の品質とは関係がない。ようするに、高ければうまいとは限らないのが食べ物の面白い(困った?)所だと思う。それは作る側にとっても、買う側にとっても・・・

 製造年月日や生産地を偽るのは間違いなく悪いけど、食品の風味には大きな影響を与えにくい(腐っていなければの話)。しかし、味に直接影響する材料を誤魔化すというのは、食品を作る側としての究極の悪意さえ感じる。実際にいくら箱やビンが立派でも中身がショボい食い物はたくさんある。だから、ちゃんとラベルの原材料名を読み取って、値段と合わせて吟味してから買って欲しいとぴらにあは思ってる。でも、そのラベルまで誤魔化されちゃ、神様の御利益もナニもあったモンじゃないと落ち込んでる今日この頃・・・
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アンギラスを食らう・・・

2007-07-30 19:31:40 | グルメ(☆B級を含む)

 昼のニュースで東京の鰻屋が映っていた。そういや、今日は土用の丑の日だっけ。ニュースによると最近は中国産の鰻の人気がウナギ下がり(?)で、わざわざ店内に「当店の鰻は日本の○○県産です!」と張り紙をしてるんだとか。「やっぱり日本産だと安心できますから!」ってインタビューされてるおばさん、「中国産だと信用できないですよね!」って隣のお兄さん。えっ、『安心したい』から日本産を食べてるの?、『高くても美味い』から日本産を食いたいんじゃないの?。う~ん、そんなトコロに豚肉で作った牛肉コロッケを売りたくなっちゃう原因があるような気がするけど・・・

 そもそも国産の鰻と輸入物の激安鰻はウナギの種類が違う。日本の鰻はjaponica種(ジャポニカ種)といって、細長くて身が薄いから柔らかくてうまい。輸入物の鰻(ヨーロッパから稚魚を中国に送って育ててるから中国産という)は、肉厚で寸詰まり(ツチノコみたいな形)のanguilla種(アンギラ種)という。コンビニの弁当やスーパーで売られている激安の鰻は、ほとんどアンギラ種だから皮がゴムみたいに固くて脂っこい。同じ鰻でも月とスッポン、断然ジャポニカ種の方がうまい。たとえ中国で養殖した鰻でも、ジャポニカ種だったら浜○湖の鰻とほどんと味の区別はつかないと思う。もし、中国産のジャポニカ種を『国産品』とウソをついて食わせたとしても、誰もわからないんじゃないのかな。きっと「やっぱり国産はうまいですよねぇ!」ってコメントが続々と・・・

 ヨーロッパでは鰻(anguilla)を『アンギュラース』という感じで発音するらしい。とある食品見本市で会った鰻の稚魚ブローカーのロシア人に、「アンギラス?」と思いっきりカタカナで聞いてみると、「オー、アンギラ~ス!」と喜んでいたっけ。ゴジラの相棒『アンギラス』は海の水爆実験が原因で産まれた怪獣だから、きっと鰻のアンギュラスが語源なんだろうな。で、本日の夕飯に食べた鰻(スーパーの特設コーナーで買った)なんですけど、美味かったからきっとジャポニカ種だよな、アンギラ種じゃないよな・・・

※ジャポニカ種の学名はanguilla japonica(アンギュラ ジャポニカ)、アンギラ種の学名はanguilla anguilla(アンギュラ アンギュラ)なので、どちらの鰻も『アンギラス』に間違いはありません・・・
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続、怖い肉まん食いたさ・・・

2007-07-19 21:55:50 | グルメ(☆B級を含む)

 ホッペの絆創膏ばかり気にしていたら、とんでもないニュースが飛び込んできた。なんと、あの段ボール肉まんが『やらせ』だったという。テレビ局のアルバイト社員が、視聴率獲得の功を焦ったために、自作自演のスクープをでっち上げたんだとか。う~ん、そこまでやるかアジア某国のテレビ局・・・

 って、ぴらにあの目はそんなにフシアナじゃないぞ、どう考えたってヘンだ。あれだけ『行政でちゃんと調査した結果、10年前から段ボール肉まんが流通していたのを確認した!』と言っていたのに、今さらになって『全部ウソでした!』なんて。訂正報道によると、段ボール肉まんはテレビ局のアルバイトくんと、そこらのおじさん4名(アルバイトくんに雇われた人)が独自に考案したモンだそうな。しかし、『水酸化ナトリウムで段ボールを柔らかくした』という所が、素人にしちゃ理にかないすぎてる。劇薬で食材を加工なんてムチャクチャだと思うかも知れないけど、前にも書いたように植物性の繊維を適当に柔らかくするには、水酸化ナトリウムはもってこいの薬品(ヒイラギの葉脈標本なんかを科学実験で作った人も多いはず)だ。しかも、かなり簡単に入手できて安いし。今回流れた映像そのものはやらせだったのかもしれない。しかし、そんな段ボール肉まんの製造法を、やらせの張本人と言われているアルバイトくんの独創的アイディアとはとても思えず、おそらく同じような加工食品が某国の巷には出回っているはずだ。世界的体育祭を前にして、「こりゃマズイな・・・」と考えた某国の当局が、「やらせにしちゃおう!」と動いたとしか思えないぴらにあ。いつぞやの○○ダイコン犯人説と同じなんじゃないの?

 報道にしたっておかしい。日本を初め、世界中のメディアが段ボール肉まん騒動を伝えたはず。それって、某国のテレビ局が作り上げたウソスクープを、何の裏付けもなしに再送信しただけなのか?。コピー&ペーストで作ったインチキ論文じゃあるまいし、そんな報道姿勢が世界中でまかり通っているのなら、段ボール肉まんよりそっちの方がほよど怖い・・・
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怖い肉まん食いたさ・・・

2007-07-13 22:57:39 | グルメ(☆B級を含む)

 ついこの間、髪の毛醤油で盛り上がってると思ったら、今度は段ボール肉まんで持ちきりのアジア某国。その前は悪臭チマキ2tだったし、次から次へとよく考えると感心する。今回の肉まんは豚肉をケチるために、なんと段ボールのミンチを具の量の半分以上加えていたらしい。多くの人が食べてもヘンだと気が付かなかったというから、やっぱり某国の食品加工技術はスゴイんだろう、さすが四千年の味。う~ん、この段ボール肉まんも食ってみたいな、チョットだけなら大丈夫だよな・・・

 なんて褒めてる場合じゃないか。しかし、インターネットや新聞でこの記事を読んでいて、???と思った部分がある。段ボールはそのままじゃ硬くてバレちゃうから、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で柔らかくして使っていたそうな。この製造工程を『段ボールをコトもあろうに劇薬で処理!』みたいに書いてあるけど、そんな書き方はおかしい。確かに水酸化ナトリウム(NaOH)は強アルカリの薬品で、そのまま触れれば皮膚が溶けるし、『(濃いのを)飲めば死ぬ!』とラベルにもちゃんと書いてある劇薬だ。しかし、食品加工ではよく使われる水酸化ナトリウム、例えばミカンの缶詰の薄皮(さのう)は塩酸と水酸化ナトリウムで溶かしている。決して、女工さんたちが山奥の工場で泣きながらミカンの皮を剥いてるんじゃない。もちろん、水酸化ナトリウムは試薬(化学実験用)じゃなくて食品添加物(不純物が少ない)を使うし、処理した後は水で長時間さらしてシロップ漬けにしてるから、食べても何の問題もない。もし水酸化ナトリウムが残っていればかなり苦いし。この普通に市販されているミカン缶を段ボール肉まんと同じ表現をするならば、『なんと2種類の劇薬で処理したミカンを缶詰にして販売し・・・、昔からやっていたから大丈夫だと思った(関係者)』となるんだろうけど、そんな書き方は見たことがない・・・

 段ボールを使って肉まんを作るのはヘンだと思う、豚肉も病死した豚を使っていたとか、工場や機械の衛生状態も劣悪だとか、それが本当ならばそんな肉まんは食わない方が命のためだ。しかし、その件についての危険性とはあまり関係のないことを引き合いに出して、さもアブナイんだと言わんばかりに書くのも、ぴらにあはヘンだと思う・・・
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