なぜか仕事で使う溶岩をリーダーと一緒に海岸で拾っていたら、食堂のおばちゃん(オムライスがちぴらのお気に入り)が段ボール箱を持って歩いてきた。なに、こんな所へ出前ですか・・・
アホな想像をしているぴらにあの前で、やおら段ボール箱のフタを開くと、中から出てきたのはカモメに似たでっかいトリさん。「オオミズナギドリだと思うんですけどね~、昨日テレビを見ていたら屋根から落っこちてきたんですよ」と言う。だいぶ弱っていたので、一晩家の中で休憩させて、自然に帰すために海岸へ連れてきたんだとか。段ボール箱から出てきたトリさんは、しばらくヨタヨタしていたけど、低空飛行で海の彼方へ飛んでいく。100m位飛んで海に落ちたみたいだけど、足に水かきあったから大丈夫だよな・・・
インターネットで調べてみると、確かにオオミズナギドリという渡り鳥で、晩秋のこの時期に本州の繁殖地からフィリピンとかインドネシア方面へ越冬に向かうらしい。それでここ数日、やたらオオミズナギドリが落ちているのを見かける伊豆大島。道路の脇でうずくまっていたり、残念ながら車に轢かれてトリミンチになっていたり。去年はそんなにオオミズナギドリが落ちているのを見なかったので、かなり話題になっている。「もしかして、鳥インフルエンザじゃないんだろうね・・・」と近所のおばちゃんが心配していたけど、関係あるのかな?