「オムライスがくいたい~!」という若旦那のリクエストで、港町の定食屋に晩ご飯を食べに行く。ちぴらはご所望の通り特製お子様オムライス、ぴらにあは厚切りロース肉のスタミナ焼き定食、ぴら奥さんは薄切り肉のショウガ焼き定食を注文する。毎度ここの店の定食はうまい。けど、今日はな~んか物足りないぴらにあ。今夜はムショ~にお魚が食いたいのよ・・・
温泉にも入って、定番の島のコンビニへ夜の買い物に行く。駐車場で車から降りると、ぷ~んとかぐわしき香り。コレよコレ、ミ~が求めていたのはこれザマすよ!(←なぜかイヤミ風?)。お店の前の網に並べられたタカベのくさやちゃん、お店の中までニオイが充満してるけど、普通に買い物をしているお客サマたち。これぞ伊豆大島的スーパーの店先という感じ。1匹147円なり、自分でビニール袋に2匹入れてレジへ持って行くと、おててがこれまた臭くて笑っちゃう・・・
急いで家に持って帰って、待ちきれずにガスコンロで焼いてみる。都内の団地だったら110番か119番に電話されそうなニオイが、家の外まで流れ出していく。う~ん、焼いている自分で言うのもヘンだけど、ホントにすごいニオイだ。10分後、ジュージュー脂がしたたり落ちるタカベくさや焼きの完成。焼いている時はもの凄かったニオイも、食べてみるとそれほどでもない。塩味も普通の干物よりマイルドだし、身も柔らかくてうまいタカベくさや。ちぴらと一緒に食べていると、ぴら奥さんが寄ってきた。「ちょっとなら食ってもいいよ」とぴらにあが言うと、一口二口三口四口・・・全然止まらないぴら奥さんの箸。「うまいね・・・」って、くさや嫌いのぴら奥さんでさえ認めるタカベくさやのお味でした・・・