ちぴらと行った航空科学博物館(成田空港の近く)でDC-8のシミュレータに乗った。そのシミュレータには博物館の開設時(15年くらい前)に一度だけ乗ったことがあるけれど、最近リニューアルされたと聞いていた。カウンターでチケットをもらってシミュレータの中に入ると、座席全部に液晶モニターが付いてパイロットの画面が見られるし、横の窓からも景色が映ってなかなか改良されている。今回は残念ながらパイロット席は入手できなかったけど、これならお客さんの席でもチビちぴらも充分楽しめるな。そのDC-8シミュレータ、にわかパイロットの操縦とは無関係に飛行機は動く。ようするに、間違った操作をしてもちゃんと離陸して着陸する仕掛け。まぁ、なんの予備知識もない素人さんが扱うんだからしょうがないけど・・・
で、元パイロットのおじいさん(教官係のボランティアさん)のアツイ説明も終わっていよいよ離陸。外の景色は羽田空港のRWY34R(C滑走路)が映ってる。左の窓に第2ターミナルも見えるから、かなり新しく撮った映像らしい。エンジン音が高くなってモーションも動いてなかなかの迫力で離陸・・・と思ったら、ジェット機にしちゃな~んか遅いんじゃない?。100ノットも出てるのか出てないのか、フラフラとお台場方向へ上昇していく。1,500フィートくらいでレベルオフ、そのままレインボーブリッジの上へ。うわ~スゴイ!、こんな飛行経路は絶対に飛べないぞ、どんな飛行機で許可もらって撮ったんだろう?。その後、DC-8はネズミ遊園地の上を遊覧して成田へ向かう。成田空港のRWY34L(A滑走路)へのファイナルアプローチ、やっぱりなかなか滑走路が近づいてこない。80~100ノットくらいか、ユラユラと大きな滑走路に近づいていくアリエアナイDC-8。誘導路には国際線の大型機が5機も離陸待ちで渋滞してるし、「そこの遅いの、早く降りろ~!」って感じ・・・
無事に滑走路に着陸してスポットへ向かう、今度はパイロット目線が低すぎるDC-8。こんなのいつも乗ってるヤツと同じ感じだよ、絶対に新中央航空のアイランダーで撮ってるよこの映像・・・。外に出るとお知り合いの職員さん、「バレちゃいました?、よくアイランダーだってわかりましたねぇ!」って、だってネズミ遊園地で地面に影が映ってるし。それにしても、アイランダーを羽田から成田までマジで飛ばしてビデオ撮っちゃうなんてすごいなぁ、あんなフライトなんて絶対に体験できないよ。少し待っても絶対に乗る価値アリのDC-8シミュレータでした!
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