沢登り好きには嬉しいような、早く涼しくなって欲しいような・・
残暑に疲れたフリをしつつも、なかなか下がらない水温にほくそえんでるような・・
暑さには水遊びが一番！
今日も元気に沢登りです。
今回の沢旅はこの本がヒントです。
記述を頼りに、いろいろ調べると幻と言われる湿原や沼があるとか！
北海道で一番到達が困難な湿原、それがホロホロ湿原なのです。
調べる程に燃えてきました！
僕は「バーゲン」とか「ビックチャンス」なんて言葉には弱いのですが、
「幻」とか「秘境」なんてのは三度のごはんより大好きなのです。
やまびこ山友会の方から情報をいただき、幻の湿原へいざ出発！
毛敷生川を遡行し、ホロホロ湿原を目指しました。
この沢、実に楽しい！
楽しさ☆☆☆の沢でした。
そして美しい・・・
直登可能な滝がいくつも出てきて、全く飽きません。
ナメに巨岩帯に釜に滝
沢だけとっても３つ星、更に幻が待ってるなんて堪えられません。
釜をへつり気味に越えていくイクちゃん。
腰上の渡渉は何度もあります。
水の透明度が素晴らしく、深い釜の底まで見えてます。
いい沢だなぁ・・
突破口を見つけた石川君
快活な沢を楽しく遡行しました。
水流の強い斜瀑の側壁を登ります。
毛敷生川最大の１５ｍの大滝
登るつもりでしたが、意外と支点が取れず、時間がかかりそうなので断念・・
右岸の灌木帯を低く巻きました。
大滝を越えても、美しい渓相が続きます。
この沢は小さな滝でも大きな釜を持っていて美しく、
また楽しいです。
この、釜の成因を考えると、増水時はすごい水量になるのでしょうね。
湿原の水が一挙に流れ込むのでしょう。
登るイクちゃん。
綺麗な水と飽きない渓相に大喜びです。
攻める石川君
それぞれの登り方で沢を楽しみます。
股までの渡渉も澄んだ水なら苦労も半減、楽しさ倍増です。
涸れ沢になってしばらく歩くと、ふいに源頭の雰囲気となり、
ヤブこぎ無しで湿原への緩やかな小川へと続きます。
小川に誘われるままに進むと・・
どうやらホロホロ湿原、ご到着の様子です。
サンショウウオを見つけました。
見た事のないトンボも３種類くらい居ました。
昆虫に詳しい人も天国かも？
湿原内の流れを離れ、台地に上がります。
これが初めて見るホロホロ湿原・・
実に心安まる素晴らしい場所でした。
ここにテント張って泊まりたい！！
３人の意見が一致するくらいの快適な所。
流行りの言葉で言えば、まさにヒーリングスャbトだな。
幻と言われるホロホロ湿原の中に、更に幻と言われる沼があるそうで、
確かに地形図に載ってます。
沼、どこじゃーい！
と、みんなで探す図
あった！ ありました！
と、石川君
「これが幻の沼かぁ・・」
激レアものなのかも！？
沼に見入る石川君と、植物観察に余念のないイクちゃん。
モウセンゴケがいっぱいありました。
リンドウも畑か？ってくらい咲いてました。
対岸から。
そんなに大きくない沼です。
睡蓮みたいな花が咲いてた、ヒツジグサじゃないと思うけど・・
湿原内を蛇行する流れ。
１０～２０ｃｍくらいの草地で実に歩きやすい。
ふかふかの上を歩く僕。
もちろん歩くだけで笑顔。
ウメバチソウの写真を撮りおわったイクちゃん。
晴れてきて、広い草原が実に気持ちよさそう。
名残惜しいけど去らねばならぬ・・
幻と言われる、道内最難の湿原を目に焼き付ける。
行き先が山頂じゃなくても楽しいねー
そして、苦労して到達したなら山頂じゃなくても去りがたいのは一緒かぁ・・
帰り道。
どこまでも美しい毛敷生川の流れ。
湿原目当てならハズレなしです。
沢登り目当てでも大満足です。
探検目的なら、まさに言う事無しでしょう。
全部目当てなら満腹で、１週間は幸せ気分で居られますよー
ただし、林道はゲートがある上に荒れ放題、バイクがお薦めです。
