K子さんとM子さんがそれぞれの家に向けて帰ったあと、Fさんと私は、ランサムの物語のもう一つ舞台であるコニストン湖を目指した。隣の湖といっても、1日に2本くらいしかバスが通っていない、へんぴな田舎である。
二ヶ月の旅の最終ラウンドに入っていた。
バスがコニストン湖に近づいていくにつれて、ここだと思った。ランサムの物語はここで生まれたのだ。と確信を持った。ウィンダミア湖で感じた違和感が、すっと消え、ランサムの物語に入りこんでいくようで、胸がときめいた。
コニストン湖の近くで何日間か過ごした。あたりは、何もかもが、物語のままだった。山も湖も木も農場も川も道も。浮かんでいる雲までが同じだと思った。でも、一番感動したのは、島を見た時だ。ピール島(Peel Island)は、まさしくランサムの物語に出てくる「ヤマネコ島」そのものだった。ここで、あの子どもたちはキャンプをしたのだと思うと、胸に迫るものがあった。
その数日間は、物語の中にいるような気がしていた。主人公の子どもたち、ナンシーやペギーやジョンやスーザンたちがいないのが、不思議なくらいだった。
そこで、ランサムの世界にひたりながら思ったのは、ランサムはここが本当に好きだったということだった。私も、日本に帰ったら、自分が好きな場所を舞台にして本を書こう、と強く決心していた。
★ イギリスの旅
1・おそろしくも楽しいイギリス旅行
2・なぜイギリスにいくことにしたのか
3・二つの幸運
4・旅立ち
5・ウェールズ地方で
6・湖水地方
7・コニストン湖へ
8.最後に
二ヶ月の旅の最終ラウンドに入っていた。
バスがコニストン湖に近づいていくにつれて、ここだと思った。ランサムの物語はここで生まれたのだ。と確信を持った。ウィンダミア湖で感じた違和感が、すっと消え、ランサムの物語に入りこんでいくようで、胸がときめいた。
コニストン湖の近くで何日間か過ごした。あたりは、何もかもが、物語のままだった。山も湖も木も農場も川も道も。浮かんでいる雲までが同じだと思った。でも、一番感動したのは、島を見た時だ。ピール島(Peel Island)は、まさしくランサムの物語に出てくる「ヤマネコ島」そのものだった。ここで、あの子どもたちはキャンプをしたのだと思うと、胸に迫るものがあった。
その数日間は、物語の中にいるような気がしていた。主人公の子どもたち、ナンシーやペギーやジョンやスーザンたちがいないのが、不思議なくらいだった。
そこで、ランサムの世界にひたりながら思ったのは、ランサムはここが本当に好きだったということだった。私も、日本に帰ったら、自分が好きな場所を舞台にして本を書こう、と強く決心していた。
★ イギリスの旅
1・おそろしくも楽しいイギリス旅行
2・なぜイギリスにいくことにしたのか
3・二つの幸運
4・旅立ち
5・ウェールズ地方で
6・湖水地方
7・コニストン湖へ
8.最後に
只今「太古の森へ」を読書中です
プロロ-グから ずんずん引き込まれています
こう言う
気持が「やわらかく」なる物語は大好きです
半分は大人で
半分は 夢見心地気分が抜けないおばさんは
どうやら三輪裕子のファンになりそうです
本を読んでくださっているんですか。ビックリ!でも、感激です。
ほんとうに、ありがとうございます。
コニストンで思った好きな場所は、上越地方の巻機山です。最初の本「ぼくらの夏は山小屋で」の舞台になった地方です。もう何十回も登りましたが、今でも一番好きな山です。