紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ひらいたかこさん、磯田和一さんの旅の本

2010-09-03 16:24:55 | 13・本・映画・演劇・音楽など
私の本棚の、一番の特等席に、この間お会いしたひらいたかこさん、ご主人の磯田和一さんお二人の合作の本が並んでいる。(東京創元社刊)

「アンデルセンください」
「マザーグースころんだ」
「グリムありますか」

 


ひらいたかこさんは、絵本や子どもの本の挿絵を描かれている方なので、題名は、いかにもその世界なのだけど、実はこの本は、ヨーロッパ・イラスト紀行なのである。

「グリムありますか」では、このような感じ。

 


お二人の文章と絵によって、毎日の旅が楽しく、こと細かく描かれている。
文字もすべて手書き。二人の旅の思い出が、失敗も含めて、全てこの本につまっている。

ひらいたかこさんは、その前から、この間もいらしていた柏葉幸子さんのさし絵など描かれていて、大好きな絵描きさんだったのだけど、この3冊の本で、一気にご夫妻のファンになってしまった。
ということを、この間直接話せて、とても嬉しかったのだ。
そして、本を見ながら、いつも気になっているのは、これはひらいさんの絵だろうか、磯田さんの絵だろうか。
文章は、「ぼくら」となっているので、磯田さんが書かれているようである。
お二人のコラボが楽しい。

今回ホームページを見て、あと二冊その後出版されたのを知った。

●「すっごくイタリア」
●「ヴァンパイアラプソディー」

そして、私は早速、友人が三鷹で開いている子どもの本屋さん「りとる」にこれらの本を注文したのである。
本がくるのが楽しみ。


楽しい夕べ

2010-09-01 07:45:44 | 2・仕事の周辺
昨晩の金沢さんのご苦労様会。。
なごやかで、アットホームなよい会だった。ほんとうに楽しい時間だった。
金沢さんは、今の若い編集の人から「伝説の名編集者」といわれるくらいの方なので、ひょっとすると、私など場違いではなかろうか、と思わないでもなかったのだけど、そんなのはいらぬ心配だった。
しかも、どこか末席にでも混ぜてもらおうと思っていたのに、先月お会いしたあまんきみこさんから、こちらへいらっしゃいよといって頂き、主賓テーブルなどに図々しく座ってしまったのだった。
そして、昨日は大勢人がいて、金沢さんにお礼をいったりする時間もないだろうと思って、ちゃんと感謝の言葉をブログに書き、手紙にも書いていった。
けど、同じテーブルなので、時間はけっこうあった。あったが、ご本人と会ったら、山の話しだけして、私達がすごい風で敗退した鳥海山に、翌週は晴れて登れたというので、う~ん、悔しいなどといって、終わってしまったのだった。(笑)




思い出に残る一日となった。

会では、この機会にぜひお近づきになりたいと思い、私の方から声をかけさせて頂いた方が二人いた。
一人は作家の茂市久美子さんで、ご主人が(山岳)カメラマンの藤田弘基さん。
茂市さんは、ご主人について、ヒマラヤに出かけた本を読んだことがあるからである。その話しをしたかった。
もう一人は画家のひらいたかこさん。ご主人の磯田和一さんと一緒に、私が大好きな、旅の本を書いた方である。この本のことは、またいずれ書こう。

帰りは、牛込神楽坂の駅まで、茂市さんご夫妻と一緒に話しながら帰り、新宿までの電車では、ひらいさんと、デュラン・れい子さんと一緒に帰ってきた。
藤田さんは、9月3日から10日間くらい、燕岳から大天井岳のあたりで、夜空(星)の写真を撮っているそうである。
帰りご一緒したおかげで、さらにお近づきになれた気がする。嬉しい。
そして、作家の薫くみこさん、藤田さん、茂市さんご夫妻とは、今年の12月の某パーティーでもお会いしましょうといって帰ってきた。


そして、昨日、同じテーブルに南椌椌さんがいらして、一緒にサングリアなどを飲んだ。
実はこの方は、どういう方なのか知らずに、楽しい方だなあと思っていたわけなのだけど、今日検索してビックリ。
肩書きは絵本作家ということだけど、以前(2003年前まで)吉祥に「クウクウ」というお店があって、友人のC子とよく飲みにいっていた。なんとそこのご主人なのだった。
今は吉祥寺でカレーと珈琲の店「まめ蔵」をやっているそう。今度行ってみよう。
昨日知っていたら、もっと話しをしたかったなあ。