マリア・ピタ広場の市庁舎 City Hall at Maria Pita Plaza
巡礼第22日目(2010年5月18日) 22th day (May 18th, 2010)
ア・コルーニャ観光(1) -サンチャゴ近郊-
スペイン巡礼を終えた後、サンチャゴ・デ・コンポステラに数日滞在しました。その滞在中、日帰りで近郊の港町ア・コルーニャに出かけました。ア・コルーニャは、サンチャゴ駅から鉄道で30分少々ですので、気軽に出かけることが出来ます。
ア・コルーニャは、ガリシア州ア・コルーニャ県の県都で、スペイン有数の港湾都市です。人口は約25万人を擁し、サンチャゴに比べると遥かに大きな町です。
この町は半島の上に形成されています。半島の端部は大西洋に面してT字型に広がっており、付け根に向けて細長い形状となっています。駅はその付け根部分に位置しています。観光スポットは大別して、旧市街のある半島東部及び、ヘラクレス塔が建つ半島西部の二つの地区になります。
先ず、ア・コルーニャ湾を望む東部地区の見どころを散策します。この地区の見どころのひとつは、「ガラスの街」と呼ばれる海沿いの街路です。それは、ビル街のガラス窓が明るく輝くマリーナ大通りの景観で、駅から歩いて約1時間の所です。
マリーナ大通りの「ガラスの街」"Glass City”along the Marina Avenue
このマリーナ大通り付近には、庭園やハーバーなどもあり、潮風を感じながら散策したり憩いのひとときを過ごすことが出来ます。
「ガラスの街」を背景にしたヨットハーバー Yacht Harbor with "Glass City”at background
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1.メンデス・ヌニェス庭園 Jardin de Mendez Nudez
2.休憩で立ち寄ったカフェ Building of Cafe Sheraton where I spent relaxing time
3.「ガラスの街」の一角 A quarter of "Glass City"(White glazed houses)
マリーナ大通りから旧市街に入ると、マリア・ピタ広場に出ます。
旧市街のショッピング通り Shopping street in Old City
この広場には、歴史を感じさせる壮麗な市庁舎(冒頭の写真参照)が建っています。しかし、実際の歴史は浅く、建造されたのは20世紀初頭だそうです。
さて、広場から又港に戻ると、海沿いのプロムナード、“マリティモ通り”が半島の東端に向けて延びています。ぞの突端の岬には、サン・アントン城があります。海からやって来る外敵から守るために、16世紀に要塞として建てられた比較的に小振りの城砦です。1589年に英軍のフランシス・ドレークが攻めてきたときには、その威力発揮したということです。
サン・アントン城 San Anton Castle
お城の内部には中庭があり、岸壁には灯台や砲門等が保存されています。
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4.中庭 Courtyard
5.海に向けられた砲台 Cannon directed to sea
6.海際に立つ灯台 Lighthouse at the edge facing the sea
お城の一部は考古学博物館となっており、先史時代の発掘品や中世のコルーニャを偲ばせる遺品などが展示されています。
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7. 8. 9. 考古学博物館の展示品 Exhibits Provincial Archaeological Museum in the castle
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