数ヶ月前から修理依頼されていたyamahaの古い足踏みリードオルガン 調べたら昭和初期製造のものらしい。ヤマハはピアノ製造からスタートしたと思っていたのだが、実はリードオルガン製造から始まったんですね。
鍵盤も全部バラして綺麗にするところから始めました。
ストップが効かないところは繋ぎました。
切れていた足踏みの帯は糸で縫って繋いで補強
けんばん下のストップフェルトも汚れて詰まって薄くなっていたので新品フェルトを貼付
流石に古く放置されてあったようで中を開けて見ればかなりのコンディションでした、、、、、
鍵盤も全部バラして綺麗にするところから始めました。
音が出ない箇所も念入りに
リードを外してクリーニング
リードを外してクリーニング
中々出てくれないところがありましたが何とか発音可能に。
残念な事にトップAの2つあるうちのひとつだけ頑張っても音が出ませんでした、、
ストップが効かないところは繋ぎました。
切れていた足踏みの帯は糸で縫って繋いで補強
けんばん下のストップフェルトも汚れて詰まって薄くなっていたので新品フェルトを貼付
剥がれていたストップボタンも接着
全体を組み直し元通りにしてから可能な限り磨きました。
思うように綺麗に音が出ない部分、ビビる所もあったりして思うようにいかず大変でしたが何とか通常使用に耐える状態になりホッとしてます。
ハモンドオルガンとは真逆の発音の遅さも持ち味なんだろうと思います。
後は持ち主の方へお返しします。
喜んで頂けると嬉しいです。
リードオルガン、自身が小学校の頃は移行期でまだ教室にいくつかございました。さすがに新しめのものでしたが(それでも日本楽器名義でした)、電子を使わない空気による独特の味わいある出音は新鮮でした。音色バーはありませんでしたが、ニーレバーのようなものがついておりました。
ヤマハは源流が山葉風琴製造所というくらいですからオルガンが原点だったのでしょうね。
まだ学校にあったんですねー
電気タイプも出回っていた記憶があります。足横のはリード室の扉を開き音量が徐々に大きくさせるやつです。
このオルガン流石に年季が入っているので内部開けた途端、昭和の香り?がしました。リードを削ったりして調律も多少やってから先方に引き渡しました。
最近は知り合いからのオーディオ修理依頼が殺到しており頭を悩ませつつやっていました。