買ってからだいぶ時間がたってしまいましたが、#3776 センチュリーの富士五湖シリーズの4弾目、山中の中軟ニブを紹介します。
#3776 センチュリーはすでに4本も持っているので(旧ブライアー、ブルゴーニュ、日本橋三越限定のシャルトルブルー芭蕉、ニース)、いくらvalue for moneyな万年筆とはいえ、もう打ち止めのつもりでした。
しかし、結局予約までして買ってしまいました、山中の中軟。
理由は富士五湖のうち山中湖には少し縁があることと、中軟ニブに興味があったため。
今回中軟ニブは数が限られていたため、私が予約したお店では予約段階で中軟は完売になったようです。
山中は、山中湖の湖面のさざ波を模した波型の模様が軸全体を覆っています。
これは表面を削ったものではなく、凹みの部分を押し込んで作るという凝った方法が取られたそうです。
そのおかげで透明度が高く、鋭角に模様がカットされたニースに比べると明らかに手触りが柔らかいのが特徴です。
さて、肝心の中軟のペン先。まだインクを入れていないので試筆した時の印象ですが、通常の中字ニブに比べて格段に柔らかいということではなく、ペン先がしなっていくと、ペン先の弾力で押し戻されるのではなく、柔らかく受け止めてくれる、という感じです。
細軟は#3776のスタンダードモデルにラインアップされていますが、中軟はこの山中で限定数が出されただけ。
ニブの厚さが他のニブと異なるらしく、コストもかかるのでしょうが、とても扱いやすい柔らかさなので、プラチナさんには頑張ってスタンダードモデルでも選べるようにしてほしいですね。
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