職場の翻訳チーム6人(コードネーム:DT)で、16日の水曜日に新年会ディナーをしてきました。
お店はEdition Koji Shimomura 六本木一丁目駅直結のティーキューブビル内に去年の7月にオープンしたフレンチレストランです。
ティーキューブは、実は職場があるビルのすぐ隣にあって、このお店が入る前のKootsはよくランチ時に利用していましたが、Editionになってからずいぶん敷居が高くなって、利用したのは今回が初めてでした。
高級感漂うエントランス
店内は、メインダイニング28席と定員6名の個室が1室。かなりこじんまりとしたお店ですが、元にあったKootsを知る身としては、こんなに広かったのというのが感想です。
白を基調としたテーブルセット。お水用のグラスはグレーとオレンジの2色です。
まずは食前のお飲み物をオーダー。アルコーラーの皆さんはシャンパン(@1,800円)で、ノンアルコーラーの私はオレンジジュース(@800円)でカンパイ 果肉が入ったフレッシュなジュースはとても美味しかったですが、800円はちと高いような。。。まあ高級店で飲むとどこもこれくらいの値段ですが・・・
この日のメニューは13,000円のお任せコース。予め苦手な食材を伝えておいたら、その食材を使わないでメニューを考えてくれました。ということで、メニューがなく、お料理もその場で説明を聞いただけなので正確な名前は不明ですので御了承ください
アミューズは、生ハムとケッパーのミニバーガーと、パルミジャーノチーズのおせんべい。見た目も斬新だし、味も美味しいです 一品目から、その後に出てくるお料理に期待を持たせてくれます。
自家製のパンは、手でつかむと落としそうなほどアツアツに温めてくれます。ちょっと酸味が効いて、もっちりとしてとても美味です 2.5個ほどたべてしまいました
バターはこんな風にかわいく丸まって出てきます。無塩ですが、上にお塩を振ってあります。これもまろやかで美味
次は冷たい前菜。牡蠣です。磯の風味が効いていてものすごく美味だそうです。・・・が、生の魚介類が苦手な私は別の品をオーダー(というか予約時に伝えてあったので事前に用意してくれてました)。
フォアグラとイチジクのテリーヌです。15年ものという濃厚なバルサミコ酢をソースにしていて、甘くて美味しい苺も添えられています テリーヌ自体も甘くて、フォアグラのこってり感も軽減されて(フォアグラ苦手な方もギリギリ許容範囲の味だったそうです)美味でした
次は温かい前菜。セップ茸とホタテのソテーです。これに、目の前でセップ茸のスープを注いでくれます。
セップ茸をはじめとする色々な茸と、絶妙な火入れで旨みが凝縮されたホタテのソテーがなんとも美味 スープも濃厚なお味でした。
メインの魚料理はカダイフを纏った的鯛のフリット。
カダイフというのは、トルコでお菓子に使われる麺だそうで、極細でパリパリの食感。これで、ふっくらと絶妙な火加減で調理された的鯛を包んでいます。ソースはブロッコリーで、鯛の下にはレモンのコンフィが敷かれています。上に散らしたブロッコリースプラウトも良いアクセントになっていて、超絶美味でした 今まで食べた魚料理の中で一番かも。。。とにかくこの独創性は☆5つです
メインのお肉は子羊。サーブする前に、塊のまま持ってきてくれました。お鍋の蓋を開けた瞬間真っ白な湯気が立ち上り、辺りに食欲をそそるいい匂いが立ち込めます
骨付きの肉塊が、こんなにお上品な盛り付けで再登場。こんなに真っ赤なお肉で、しかもラムなのに、全く臭みがなくてビックリ レアに近い状態なので、柔らかさもピカイチです。 脂身(左上の塊)はちょっと重かったですが、「仔牛だったっけ」と思ってしまうほど上品で臭みのないお料理でした。付け合せのお野菜も美味しかったです 肉も魚も感動的な料理が出てきたお店って、初めてかもしれません。
お次はデザート。まずは苺のピュレにホワイトチョコレートのアイスとハイビスカス風味のお塩を振った冷たいデザートから。
横から見るとこんな感じ。苺ミルクのように、つぶした苺が沢山入っています。アイスもバニラ味ではなくホワイトチョコなのがポイントですね。ハイビスカスのアクセントが効いてすっきりとした甘さです。6人全員がこの一皿に感動しました
続いても苺です。お店のウェブサイトを見たときから是非食べたいと思っていた再構築した苺のタルト。 苺の上に、サクサクのタルト生地を刻んだものやピスタチオを載せて、その上にヨーグルト風味のシャーベットが載っています。苺はキャラメリゼ(?カリカリのキャンディー状でした。)されています。 これもまた美味 小粒ながら上品な甘さの苺が主役で、どう見てもタルトではないのですが、サクサクのタルト生地と一緒に食べると確かにタルトです。カスタードクリームの代わりにヨーグルトのシャーベットが使われている分、とてもすっきりとした味で、フルコースのデザートにはちょうどいい一品でした。
因みにこの日はメンバーの一人キュリコさん(仮名)のお誕生日だったので、予約したときにお願いしておいたら、「Happy Birthday」のメッセージ入りの薄焼きクッキーを載せたタルトが登場しました
食後のお飲み物にはいつものようにカプチーノを・・・と思ったらあいにくカプチーノは出していないそうで、「カフェオレでしたら御用意できます」ということだったのでカフェオレをオーダー。大き目のカフェオレボウルのような可愛らしいカップで出てきます。
食後の小菓子も独創的な一品でした。上は、カボチャの種とピーナツクリームが、カレー粉をまぶしたサクサクのパイ(?)生地の上に載ったタルトで、下がアンディーブのムースです。デザートにカレー味というのは驚きでしたが、ちゃんとデザートになってました。下のアンディーブのムースは、ヘーゼルナッツのように香ばしいお味でした。最後の最後まで満足のいく一品
食事中と帰りには、下村シェフ自らが挨拶をしに来てくれました。私達の職場のビルからは、やはり近すぎて誰に会うのか分からない心配があるのか、あまり来店するお客がいないとのこと。職場から徒歩5分でこんなに美味しくて素敵なお食事をいただけるお店があるのに利用しないなんて勿体無い ということで、リピーター候補入り決定のお店です
気になる予算ですが、13,000円のお任せコースで、食前のジュース、食事中のお水、サービス料と消費税を合わせて一人16,000円ちょっとでした。これに食前酒と食事中にワイン2杯を飲んでいたアルコーラーの皆さんは20,000円ちょっとでした。やっぱり美味しいものは高い、ということですね
Edition Koji Shimomura
〒106-0032 東京都港区六本木3-1-1
六本木ティーキューブビル1階
※ルート:六本木一丁目駅を出て右手のエスカレーターで2階に上がり、直進してティーキューブビルに入り、一番奥のお店。
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